2016年01月18日
電動ガン VFC HK416C Magnusチューン
ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日日中にTERUの方が、CELOCIUS AKM に関しましての記事をUPさせて頂いておりますので、気になっているお客様はAKMの記事もご覧ください。
さて、本日はVFC製HK416CのMagnusチューンのご紹介です。
それでは作業に入ります。
ハンドガードを外す為にフロントサイトを外します。
マイナスドライバーで軸部分のネジを外すとフロントサイトは外れます。
配線のT型コネクターをハンダで外します。
ハンドガードを固定しているボルトを外すとハンドガードが外れます。
続いてフレームロックピン(フロント)を外しアッパーとロアを分解します。
作業の邪魔になるのでストックは外しておきます。
今回はストックパイプは外さなくても大丈夫なのでそのままです。
モーターやグリップを取り外します。
ボルトストップ、マガジンキャッチ、トリガーロックピン、フレームロックピン(リア)を外します。
これでメカボが取り出せます。
メカボを開けます。
メカボのパーツを外しメカボ等を洗浄します。
軸受けは耐久性向上の為、ORGA SUS軸受け8mmを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らない場合や斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
ギアはセミの切れを重視し通常のピストンが使用可能なCORE製100:300強化ギアを使用します。
給弾不良対策の為セクターチップも組込みます。
続いてシム調整です。
シムはスパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
ビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、
そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗りましょう。
シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
ピストンは耐久性向上の為にJA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。
弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっており、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。
ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。
ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
先端の特殊形状が、チャンバー内に毎回同じ位置にBB弾をセットする事により弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
VFC製のタペットプレートは強度が弱く破損する事があるのでGUARDER ガーダー Ver.2 タペットプレートに変更致します。
GUARDERのタペットプレートは強化タイプですので耐久性があり、精度も良いです。
これでシリンダー周りを組み上げます。
メカボにカットオフレバーやセレクタープレートを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。
スプリングはMagnusスプリングを使用します。
VFCのスプリングガイドはベアリング部の厚さがあるのでスプリングに因っては引ききれない場合がございます。
その場合はベアリング部を取り外すか、別のスプリングガイドに交換される事をオススメ致します。
メカボを閉じます。
メカボをフレームに組んでグリップやモーターを組み込みます。
この状態で一旦端子をハンダ付けしテストドライブです。
モーター位置の調整もここで行います。
問題なく駆動しましたのでマガジンキャッチやボルトストップを組んでロア周りは完了です。
次にチャンバーを取り出してフロント周りのチューンです。
インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え弾道が安定します。
HOPは面HOPの電気なまず「辛口」を組込ます。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けます。
これに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
これでチャンバー周りを組んで初速調整です。
初速調整はバレル長で調整します。
今回は170mmで決定です。
チャンバーパッキンですが純正ではなく、他社のパッキンに交換した場合、初速が不安定になる事があります。
その場合は純正パッキンに戻してお試し下さい。
室内の作業が終わったらロングレンジ試射を行い弾道チェックで作業は終了です。
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