2019年02月16日

電動ガン VFC Avalon CALIBUR CQC Axisチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はVFC製電動ガンAvalon CALIBUR CQCのAxisチューンをご紹介します。

AvalonシリーズはVFCオリジナルモデルでVR16シリーズよりグレードの高いシリーズとなります。
内部構成、外装共にVFCならではの丁寧な造りでハイエンドモデルながらコストパフォーマンスに優れたシリーズです。

AVALON CALIBUR 本体

Avalonシリーズのロアレシーバーのマガジンハウジング部の刻印は深堀で「Avalon」と彫られており存在感を示しています。

それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を外しアッパーとロアを分解します。

アッパーとロアを分解

ストックを外しストックパイプも外します。

ストック取外し

グリップエンドを外してモーターを取り出してグリップも外します。

グリップエンド取外し

ロアレシーバー右側です。
右側のセレクターレバーとマガジンキャッチを外します。

セレクターレバー取外し

こちらが左側です。
ボルトストップとセレクターレバー、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外してメカボックスを取り出します。

メカボックス取出し

メカボックスはVer.2タイプでアンビ機能が付いています。
セレクターレバーと連結するギアの向きを覚えておきましょう。

アンビ機構 連結ギア

最近は定番となりつつあるQDスプリングガイド。
メカボックスを開けないでメインスプリングを交換出来るのは凄く便利ですね。

QDスプリングガイド

メカボックスを開けました。
トリガー下にFETが組込まれています。
基盤がメカボックス内部に収納されているのでスッキリします。
メカボックス内のパーツを外して洗浄します。

FET搭載

軸受けはORGA SUS420 8mm軸受けに変更します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
接着剤カスが硬い場合は小さなマイナスドライバー等でガリガリ削り落としましょう。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので「軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!」をご覧ください。

8mm軸受け

ギアはJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。

18:1強化ギア

続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますので「シム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!」をご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。

シム調整

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。

Magnusシリンダー

ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。

強化ピストン

ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。

でんでんむし

タペットプレートも強化タイプのGUARDER タペットプレート Ver.2用に変更します。

タペットプレート

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップには「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

シリンダー組込み

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分は勿論、プラスチックパーツにも使用可能です。

メカボックスパーツ組込み

メカボックスを閉じてAxisスプリング従来用を組込みます。

Axisスプリング

メカボックスをロアに組込みグリップを付けます。
最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターとスイッチ接点保護を手軽に可能にしたSBDの組込みを行います。
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
その他の外したパーツ類も組み込みテストドライブを行いロア周りのチューンは終了です。

サマリウムコバルトモーター

続いてチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを分解してインナーバレルとHOPアームを取り出します。

チャンバー分解

インナーバレルはAxisチューンとの相性が良いMagnusHDバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。

HDバレル

VFC製チャンバーでは二発給弾が起こりやすいので予め防止加工を施します。
ブログでも「二発給弾対策例」として以前に紹介しておりますので是非ご覧ください。

二発給弾防止加工

HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。

面HOP

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行います。
基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。





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