電動ガン RS製ドラグノフSVD Magnusチューン

ORGA AIRSOFT

2017年04月09日 12:30

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はリアルソード製ドラグノフ‘SVD Magnusチューンのご紹介です。

実銃としてのドラグノフSVDはセミオート専用で「ドラグノフ狙撃銃」と言い1960年代にソビエト連邦で開発されました。
最大有効射程は800メートル程度とされていますが、市街地戦での100~400m程度の速射性を優先した構造となっております。



リアルソードの電動ガンも実銃同様セミ―オート専用となっており、造りは非常にリアルです。



それでは作業に取り掛かります。
まずはハンドガードを外すのですが、RS製はこれが硬いんです。
レバーを内側に逃がしてから下におろします。



ハンドガードを止めているパーツを前に逃がすのですが、これが硬くて手では動かない事が多いです。
上部のハンドガードの隙間にマイナスドライバーを当ててハンマーで様子を見ながら叩いて外します。
ちなみにバッテリーはハンドガード内に収納ですので、バッテリーの交換の度にこの作業を繰り返します。



上部のカバーを外します。
セレクターレバーの後方にあるレバーを画像の位置に合わせ、カバーを上に持ち上げて取り外します。



次にそのレバーを画像の位置に合わせ引き抜けいてレバーを外します。



続いてセレクターレバーを画像の位置に合わせ引き抜いて外します。
コッキングレバーも外します。



上部のリアサイト後方にあるイモネジ2か所(アウターバレル固定用)を緩めます。



チャンバー両サイドのネジを緩めます。
通常はイモネジではなくナベネジだったと思います。
これでアウターバレルが前に引き抜けます。チャンバーも取り外します。



マガジンリリースレバー奥にあるメカボを固定しているネジを緩めます。



ネジを外しグリップ底板も外します。



これでメカボを取り出せます。
この銃のメカボはベースはVer.3ですが独自設計で専用となります。
ギアは4枚、シリンダーは大口径でピストンもロングサイズで独自サイズとなります。



トリガーの機構も独得で外部のギアで内部に伝達しスイッチを押します。



ギアが4枚ですのでセクターギアが逆回転をします。
従いましてモーターのプラス端子(赤)に配線のマイナス(黒)を、モーターのマイナス端子に配線のプラス(赤)を繋ぎます。
これを通常は通りに繋いでしまうとセクターギアが逆に回り動きません。



メカボはを開けます。
ご覧の通りギアが4枚です。
通常は3枚ですので1枚増えると駆動の伝達に時間が掛かりレスポンスは正直良くありません。
スプリングガイドは上下向きがありますのでご注意下さい。



内部パーツを外し洗浄します。
ORGA SUS420 7mm軸受けを使用します。
ギアが4枚ですので8個必要となります。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので宜しければご覧ください。




SVD用のステンレスシリンダーとステンレスノズルをオーナー様からご提供頂き交換します。



ピストン一式やシリンダーヘッド、タペットプレートはそのまま純正品を使用します。
各部洗浄しグリスをぬります。



ギアも純正品を洗浄しチェック後グリスアップを行います。



シム調整を行います。
4枚ですがやり方は普段と変わりません。
スパーが2枚という事です。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますのでご覧ください。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。
方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、
そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。



オーナー様のご希望でFETを組込みます。
実績抜群のNEOX製FETを使用します。
セミのレスポンス向上とスイッチ接点保護に貢献するパーツです。



FETの本体をどこにセットするかが問題です。
プラス配線をジョイント式にしてハンドガード内に納めるか悩みましたが
メカボの直先にスペースがあったのでそこにセット出来る様に配線の長さを調整しました。
従いまして配線のジョイントは無しで組込み出来ました。
その他、メカボ内パーツを組込みます。
スプリングはM120を選択しました。



モーターもセミのレスポンス向上の為サマリウムコバルトモーターを使用します。
ロングモーターをショートモーターに加工致します。
加工方法はブログに掲載しておりますのでこちらよりご覧いただけます。



モーターを取り付け、オーナー様よりご提供頂きましたロック解除パーツも組込みます。
これでテストドライブが行えます。
FETとサマコバを組込みでだいぶセミのレスポンスが向上しました^^



続いてチャンバー周りのチューンです。
HOP周りとインナーバレルをばらします。



インナーバレルは内径6.23mmのMagnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み窓に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します



DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
今回はインナーバレル長200mmで調整しました。

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。



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