電動ガン VFC KAC PDW 爆音チューン

ORGA AIRSOFT

2016年11月19日 19:55

ORGA AIRSOFT TAKAです。

ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。

本日はVFC製KAC PDW10インチ爆音チューンのご紹介です。
今回は爆音をご希望ですので通常のカスタムより強めのM130スプリングを組込みます。

実銃としてのKAC PDWはアメリカのナイツアーマメント社によって設計された実験的なPDW(Personal Defense Weapon)です。
コンパクトで、サブマシンガンと同程度の軽量さ、より長い射程(200-300m)を持つことを目的として開発され、主に実戦部隊でなく、後方や非戦闘地域での活動を担当する部隊や非戦闘員に支給されるための小火器です。



VFC製KAC PDW10インチは軽量で取り回しがしやすくM4マガジンが使用可能な為サバゲーユーザーには大変に人気があります。
またアンビセレクター・アンビマガジンキャッチ搭載で左利きの方にも扱い易い銃となっております。
より銃身の短い8インチタイプはこちらよりご覧に頂けます。



それでは作業に入ります。
コネクターを外しフレームロックピン(F)を抜いてアッパーとロアを分解します。



グリップエンドを外しモーターを取り出します。



PDWはミドルモーターを使用しております。
グリップも外します。



ボルトストップ・マガジンキャッチ・トリガーロックピン・左右のセレクターレバーを外します。



これでメカボが取り出せます。
アンビ機構のギア類があるので向き等忘れない様にして下さい。



メカボを開けます。



メカボ内パーツを外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けはORGA SUS420 8mm軸受けに交換します。
組込み方の詳細はこちらよりご覧に頂けます。



ギアはCORE製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で高耐久、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
セクターチップの組込み方のコツはこちらよりご覧ください。



続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。
方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。



配線を通電効率の良いテフロン配線に交換致します。



シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
詳細な組込み方法はこちらよりご覧ください。



ピストンも耐久性向上の為にJA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。
弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。



耐久性向上の為にGUARDER製強化タペットプレートVer.2用に変更します。



集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
ノズルを交換した際にはチェンバーに差し込み、チャンバー内でノズルが抵抗なく動くか確認が必要です。
詳しくはこちらよりご覧に頂けます。



シリンダー周りやギア周り等パーツをメカボに組みます。この時、摩擦が起きる部分はグリスアップが必要です。
スプリングは爆音仕様の為SHS製M130を使用しました。



メカボを閉じロアフレームにメカボを組込みます。



オーナー様ご提供品のG&P製BALLグリップを組込みました。
M4用のグリップなのでロングサイズモーターが使用出来ます。
モーターはサマリウムコバルトモーターを使用します。M130スプリングでもこのモーターでしたらLipo7.4vでストレスなく駆動します!
スイッチ接点保護の為SBDも組込みます。
これらを組込みテストドライブを行います。



次にフロント周りのチューンです。
インナーバレルとHOPをバラします。



インナーバレルはMagnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
必ずHOPアームに接着をしましょう。



チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
今回はインナーバレル長130mmで調整しました。



今回はより爆音をご希望との事でしたのでマッドブル NOVESKE KX3 Amplifier 逆ネジのハイダーに交換します。
こちらのハイダーは取り付けるだけで発射音が大きくなります!



KX3ハイダーを取付けて室内作業は完了となります。



ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。


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