電動ガン LCT G3 Magnusチューン

ORGA AIRSOFT

2020年02月08日 19:10

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は 電動ガン LCT G3 リアルウッドVerのMagnusチューンをご紹介致します。
この電動ガンは質感、剛性共に高品質な仕上がりとなっています。



それでは作業を開始します。
ストック基部の固定ピン2本を抜いてストックを後方にスライドさせて抜くのですがこれがかなり硬いです。
それだけガタがなく良い物であるという証です。



ストックを抜いたらマガジンリリースレバー部にあるフレームロックピンを抜いてロアレシーバーを後方にスライドさせながら分解します。



ここまでピン3本抜くだけで到達できる優れた構造。



グリップエンドを外し配線の立ち上がり方を確認します。
この機種は前後それぞれに立ち上がっております。
配線のコネクターを外しモーターを取り出してグリップも外します。



セレクターレバーを「S」の位置にするとすぐ脇にメカボックス固定ピンがあるのでそれをポンチで抜きます。
必ずセレクターレバー側から叩いてください。
フレームロックピン(R)も抜くとメカボックスが取り出せます。



メカボックスはVer.2タイプの標準的なG3系です。
軸受けは9mmのベアリング軸受けで分解後一旦メカボックスから取り外して洗浄後、接着をして流用致します。



スプリングガイドはQDタイプではないので開けてからスプリングを取り出すタイプです。
標準的なVer.2系のパーツ構成はでトリガーとセレクタープレートがG3用です。
内部のパーツを取外しそれぞれ洗浄します。



今回はオーナー様のご希望でFETを組込みます。
使用するのは「NEOX FET 270V耐圧」で一石ですが安定したFETです。
FETを組込む際は基盤の位置を確認しながら組み込みます。



ギアは「J-Armament製18:1強化ギア」と給弾不良対策として「セクターチップ」を使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
シム調整やグリスアップも行います。



ピストンは既存品がフルメタル歯でしたので流用します。



シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプの「Magnusシリンダーセット従来用」を組込ます。



ノズルは集弾性向上の為に「でんでんむしM4/G3用」を使用します。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップには「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材は「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材 」を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
スプリングは「ORGA MAGNUSスプリング 従来電動ガン用」を使用します。



メカボックスを閉じてロアレシーバーに組込みます。
最近はカスタムの定番となってきました「東京マルイサマリウムコバルトモーター」を組込みを行います。
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
FETを組込んだのでSBDは必要ございません。
これでテストドライブを行いロア周りは完了です。



続いてチャンバー周りのチューンです。
チャンバーは樹脂製のドラムHOPダイヤル式です。
インナーバレルとHOPアームを取り出します。



インナーバレルはMagnusチューンの定番「Magnusバレル」を使用します。
MagnusスプリングにMagnusシリンダーの組み合わせの場合はMagnusバレルで182mmが基準となります。
銃によって気密が異なりますので初速を計りながら低ければもう少し長い物を高ければ短い物を使用します。



HOPラバーは「ORGA DIMENSION フラットHOP」を使用しズレ防止の為接着を行います。
接着剤は瞬間接着剤でOKです。


チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
調整方法は先程ご説明した通りです。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。


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