2016年01月14日 12:10
ORGA AIRSOFT TAKAです。
ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。
本日は東京マルイ製SIG552のMagnusチューンのご紹介です。
それでは作業に入ります。
まずはフレームロックピンを抜きハンドガードを外します。
ピンを抜いたら下側のハンドガードを後方にずらします。
上側のハンドガードの後方を上方向に持ち上げながら外します。
ヒューズ部を外し配線を止めている結束バンドも切ります。
ストックを固定しているダミーのフレームロックピンのネジを左右外します。
ストックを折り曲げ後部のネジを外します。
マガジンの差込部のネジを2ヶ所外し、青矢印のプレートを外します。
このプレートを外すのが固くちょっと大変です^^;
これでフロントとロアが外せます。
配線に気をつけながら外して下さい。
グリップ底のネジを外しモーターとグリップを外します。
グリップを外すとストックを後方にずらします。
これでストック部が外れました。
両側のセレクターレバーの下側にイモネジがあるのでこれを緩めるとセレクターレバーが外せます。
左側のセレクターレバーに下にはクリック感用の小さなボールが入ってるので無くさない様にして下さい。
セレクターレバーを外したらメカボ固定用のパーツが出てくるのでこれも両側外します。
これでフレームからメカボを取り出します。
メカボはVer.3タイプですね。
各パーツを外し、ネジを外しメカボを開けます。
メカボ内のパーツを全て外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けは耐久性向上の為にORGA SUS軸受け6mmを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らない場合や斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
ギアも耐久性向上の為、CORE製強化ギア18:1に給弾不良対策としてセクターチップを組込ます。
このメカボはセクターチップを組むとタペットプレートのレールと干渉するので干渉部を削りました。
他のメカボでも稀に起こる現象ですのでシム調整を行いながらチェックします。
シムはスパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
ビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、
そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗りましょう。
シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせで!
JA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
ORGAでは定番となった耐久性とコストパフォーマンスに優れたJA製メタルTeethピストンを使用しております。
このピストンは14歯となっており、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます
ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばします。
シリンダー周りを組み上げます。
ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
メカボにギア周り、シリンダー周りを組込ます。
この時ギア軸部分、ピストンレールやタペット周りなど摩擦が生じる部分は必ずグリスアップをして下さい。
スプリングはMagnusスプリングを使用しました。
メカボを閉じてネジを締め周りのパーツも組込ます。
この時にノズル内に細長い棒状の物を差込み、ピストンが動く事を確認して下さい。
フレームにメカボを組んで周りも組み上げます。
配線を繋いでテストドライブを行います。
モーター位置の調整もこのタイミングで行います。
次はチャンバー周りです。
HOPダイヤルを前方向にずらしHOPアームのピンを抜けばHOPアームが外せます。
インナーバレルはHOPダイヤル下の固定パーツを外せば抜く事が出来ます。
インナーバレルはMagnusチューンの要、Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑えます。
それにより弾道が安定します。
HOPは面HOPの電気なまず「辛口」を組込ます。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けます。
面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
そのままでは大きいのでチャンバーの窓に合わせカットし、HOPアームに接着します。
MagnusバレルとHOPをチャンバーに組込ます。
これをアウターバレルに組んでフロントとロアを組んで初速測定です。
初速調整はバレル長で調整します。
基本的にバレル長が短いと初速は低く、長いと高くなります。
今回は170mmで決定です。
ロングレンジの試射を行い、弾道をチェックしカスタムは終了となります。