ORGA AIRSOFT TAKAです。
昨日のサバゲーはどうでしたか?天気も良く最高のサバゲー日和だったのではないでしょうか?
弊社の方も季節柄、電動ガンのカスタム依頼や修理などの依頼が冬場に比べると圧倒的に多くなって来ております。
特に、役2ヶ月ほど在庫を切らしておりました、ORGAカスタム定番のメタルピストンが大量に再入荷した事から、お待ち頂いておりましたカスタム作業に日々終われております。。
先日入荷しましたメタルピストンですが、取り急ぎ第1便として200個くらいしか無く、既に残80個程になってしまっておりますが、6月中旬過ぎには、3000個程入荷する予定ですので、暫く大丈夫そうです。
メタルピストンはこちら
さて、本日は、大変人気のある東京マルイ製次世代HK416DデブグルのMagnusチューンのご紹介です。
それでは作業に入ります。フレームロックピン(F)を外しアッパーとロアをばらします。
チャージングハンドルやブローバックシステムを外します。
バッファーリングをレンチを使って緩めます。
次世代M4系用レンチはこちらです。
配線カバーのネジを外しカバーを取ります。
端子のハンダを外し配線を外します。
バッファーリングとプレートから配線をかわし、バッファーチューブを取ります。
グリップエンドのネジを外しモーターを取り出し、グリップも外します。
矢印の歯車がアンビ機構に連結しています。
HK416はこの機構があるので電動ガンM4用グリップには変更出来ません。
かならず次世代HK416用のグリップを使用して下さい。
マガジンキャッチ・トリガーロックピンを外します。
セレクターレバーをSAFEとSEMIの中間にし、メカボの前側を上げボルトストップを外します。
続いてメカボ後方を持ち上げながら前方向にメカボを取り出します。
これでメカボが取り出せました。
次にメカボのカスタムに入ります。
メカボを開けます。
ここで使われているシリンダーは加速ポート付きシリンダーになります。
FULLシリンダーと加速ポート付きシリンダーの違いにつきましてはこちらでご説明しております。
メカボ内パーツを取り外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けは耐久性向上の為、
ORGA次世代用軸受けを使用致しました。
軸受けの組込み方のコツはこちらよりご覧頂けます。
続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。
方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、
そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。
今回はバッファーチューブ内に配線を通すのでそのままでは短い為テフロン配線に交換します。
テフロン配線はこちらです。
シリンダーはボアアップの
Magnsuシリンダーセット次世代用を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
ピストンは耐久性向上の為にSHS製次世代M4用メタル歯ピストンを使用します。このピストンは歯と本体の接着をお勧めします。
詳しくはこちらよりご覧下さい。
ノズルは集弾性向上の為に
でんでんむし次世代M4用を使用します。
先端の特殊形状が、チャンバー内に毎回同じ位置にBB弾をセットする事により
弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
メカボにカットオフレバーやセレクタープレートを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。そしてメカボを閉じます。
メカボをフレームに納めます。
続いてバッファーチューブの加工に入ります。
バッファーチューブの蓋を緩めます。ネジロックで固定されているのでヒートガン等で温めると簡単に回ります。
蓋を取るとウェイトが外せます。
真ん中のネジを外してバッファーチューブ後方の端子を外します。
配線を通す穴を開けます。ORGAではフライス盤を使って開けています。
円形でも配線を通すだけなので大丈夫なんですが、配線に負担が掛からない様に細長い穴を明け、角は面取りしておきます。
純正スプリングガイドはウエイトから出ているステーに差し込む様になっているので、ウェイトを外すとスプリングガイドが固定出来ません。そこで従来電動ガンVer.2用のスプリングガイドを使用します。
今回は
G&P製Ver2用スプリングガイドを使用しました。
バッファーチューブに干渉するので耳は切り落とします。
M5の皿ネジをでバッファーチューブ内からスプリングガイドを固定します。
これでスプリングガイドがしっかり固定出来ました。
スプリングは
Magnusスプリング次世代用を使用します。
バッファーチューブを組みこみます。
配線はこんな感じでバッファーチューブ内に通します。
長さを合わせ先端にミニコネを付けました。
これでバッファーチューブ内に
Lipo7.4vスティックタイプが入ります。
モーターはセミのレスポンスが抜群の
東京マルイサマリウムコバルトモーターを使用します。
スイッチ接点保護の為に
SBDも組込みます。
これらを組み込んでテストドライブです。
Magnusスプリングを組み込んでもサマリウムコバルトモーターのおかげでセミの切れは抜群です!
SBDも組み込んでるのでスイッチ接点の焼けも気になりません。
フロント周りのチューンに入ります。
チャンバーをバラします。
インナーバレルはMagnusチューンの定番
Magnusバレルを使用します。ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します
面HOPは
ORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ます。こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
バレルとHOPをチャンバーに組込みHOPを掛けていきHOPが水平に降りてきてるかチェックをします。HOPアームのの精度に因ってHOPが水平になってない場合があるのでお気をつけ下さい。
これらを組込みアッパーとロアを組んで初速チェックです。流速の場合はHOPを掛けていくと初速が上がるのでこれを考慮し初速を決めましょう。今回はバレル長190mmで調整しました。
ロングレンジ試射を行いカスタムは終了となります。
ORGA 電動ガンカスタムに関してORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。