ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日は東京マルイ製次世代HK417のMagnusチューンをご紹介します。
実銃としてのHK417はイラクやアフガニスタンにおいて、対テロリズム戦などでの7.62mmライフルの有用性が再評価されたことを受けて、ドイツのH&K社が5.56x45mm NATO弾を使用するHK416(HKM4)の口径拡大型(7.62x51mm弾使用)として開発されました。
ドイツ連邦軍など十数カ国の軍隊や警察組織の特殊部隊が用いる自動小銃もしくは選抜射手ライフル(マークスマンライフル)として採用されています。
それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を外しアッパーとロアを分解します。
ストックはレバー前側を下ろしながら引き抜きます。
この時に下ろし方が足りずに無理に引き抜くと端子が折れる事があるので注意して下さい。
今回はLipoバッテリーを使用する為にストックのLipoバッテリーストックin加工を行います。
変換コネクターを使ってもLipoバッテリーは使用出来ますが接点不良が起きたり、通電ロスを考えるとこの方法がベストだと思います。
今回は加工法を少し丁寧にご紹介します。
まずはヒューズを外します。
次にバッテリー端子を固定している3本のネジを外します。
次にストック内に組込まれているスティック状の端子を引き抜きます。
横からプラピンで固定してあるのでそれを抜きます。
スティック端子を取り出したら配線をハンダ付け出来る様に表面処理を削り落とします。
削ったっら、よりハンダ付けが強固になる様に溝を付けます。
普段はリューターを使いますが三角ヤスリや金属用弓鋸でも出来ます。
この様に表面を削った所に溝を付けます。
これによりハンダが取れにくくなります。
その部分に配線をハンダ付けします。
その際に80Wクラスのハイパワーハンダごてを使用すると楽に付けられます。
端子をケースに戻します。
この時にハンダ付けした面は下側にくるようにして下さい。
ストックに戻します。
バッテリー接点端子の改造です。
バラバラにして金属端子部は取りはずし樹脂のケース部だけ使います。
配線を通す部分を削ります。
ストックに組込みミニコネを取付てLipoバッテリーストックin加工は完了です。
次にロア周りのチューンを行います。
ストックパイプのコードカバーを外します。
バッファーリングを緩めます。
配線のハンダを外し、配線をバッファーリングとプレートからカワしてストックパイプを回して外します。
次にグリップを外します。
グリップエンドのネジを外します。
これでグリップエンドが外れます。
トリガーロックピンを抜けばメカボックスが取り出せます。
次世代M4.HK416と共通の
Ver.2タイプの次世代専用メカボックスです。
マルイのメカボックスを開けるにはトルクスのT10サイズが必要となります。
ORGAではWera製の物を使っています。
良い工具は長持ちでネジなども傷めにくいのでお勧めです。
メカボックスを開けます。
内部パーツも次世代M4やHK416とまったく同じです。
パーツ類を取り外し洗浄します。
少し価格が高いのですがやはり良いギアです。
シム調整を行いグリスアップを行います。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。
シリンダーはORGAチューンのど定番!
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
これらのパーツをメカボックスに組込みます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
メカボックスをロアレシーバーに組込みグリップ等を取付けます。
ストックパイプを取付けて配線を再度ハンダ付けします。
ストックも組込みます。
スイッチ接点保護を手軽に可能にした
SBDの組込みを行います。
モーターを組込んだらテストドライブを行いロア周りのチューンは完了です。
チャンバーを分解します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行います。
基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。