ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日は大人気機種、東京マルイ次世代HK416D Magnusチューンのご紹介です。
余りにも有名なHK416のお話を少し・・・。
HK416とはアメリカ陸軍が、H&K(ヘッケラー&コッホ)社にM4カービンの改修を依頼して開発された物で、M4カービンの独自改良版です。
銃身の長さに応じて複数のバリエーションが存在している他、本銃の発展型として7.62x51mm NATO弾仕様としたH&K HK417が開発されている。半自動射撃機能のみとした民間向け型も開発・販売されており、使用弾薬を.22LR(22口径ロングライフル弾)としたスポーターモデルもライセンスを所得した別会社により開発されて販売されています。
またドイツのH&K本社で生産されている他、H&Kのアメリカ現地法人であるH&K Defence USA社によっても生産・販売され、同社が生産、納入、販売しているものにはHK416Dの名称が付けられています。
それでは分解を開始致します。
フレームロックピンを外しアッパーとロアを分解します。
メカボに組込まれているチャージングハンドル等を外します。
ストックを外します。
バッファーリングを緩めます。
2本のネジを外し配線押さえを外します。
配線のハンダを外します。
バッファーリングとプレートから配線をかわします。
ネジを外しグリップエンドを外しモーターを取り出します。
グリップ奥にあるネジを外してグリップを外します。
グリップで押さえられているアンビ機構用のギアがるのでこれを外します。
マガジンキャッチとトリガロックピンを外します。
セレクターレバーをSAFEとSEMIの中間にします。
これでメカボの先端を持ち上げるとボルトストップが外せます。
続いてメカボ後部を持ちあげる様にして前側にずらしながらメカボを取り出します。
メカボを取り出したらボルトストップ機構を外します。
このネジを外すとスプリングが飛んでいくことがあるので注意です!
しかしもし無くしてしまっても大丈夫です!
このネジはトルクスですのでTX-10のトルクスドライバーを使います。
メカボを開け内部のパーツを外します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので
こちらからご覧ください。
軸受けの接着剤が乾くまでの間にシリンダー周りを組上げます。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はブログに掲載しておりますので
こちらよりご覧ください。
ピストンは耐久性向上の為
SHS製 強化ピストン 次世代電動ガン M4/HK416対応を使用します。
こちらのピストンは歯の接着をお勧めします。
タペットプレートは摩耗をしていたので新品に交換します。
でどこが摩耗するかと言いますと・・・詳しくは
こちらをご覧下さい。
東京マルイ 純正タペットプレート 次世代M4系/HK416系/HK417/SCAR系
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
ギアは純正ギアを使用します。
洗浄しギアの摩耗等が無い事を確認して使用します。
続いてシム調整を行います。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますので
こちらよりご覧ください。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
メカボを閉じたらタペットプレートスプリングを組込みます。
外から入れられるので楽ですね。
リコイルウェイトを外すとスプリングガイドが固定されなくなるので交換が必要です。
チャンバーの抜け防止のプレートを引き抜きます。
チャンバーが抜けたら分解します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに瞬間接着剤で接着します。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。