2016年12月11日 19:55
ORGA AIRSOFT TAKAです。
ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。
本日は東京マルイ 次世代HK417DのMagnusチューンのご紹介です。
実銃としてのHK417はイラクやアフガニスタンにおいて、対テロリズム戦などでの7.62mmライフルの有用性が再評価されたことを受けて、H&K社が5.56x45mm NATO弾を使用するHK416(HKM4)の口径拡大型として開発されたものです。
使用弾の他、ハンドガードの固定用ねじが一つから二つに増やされているのが特徴となっております。
HK417Dの「D」とはH&Kのアメリカ現地法人であるH&K Defence USA社によっても生産されたものに「D」の名称が付けられています。
それでは作業開始です。
フレームロックピンを外しアッパーとロアを分解します。
ストックを外しバッファーチューブの配線カバーを外しバッファーリングも緩めます。
ハンダ付けしてある配線端子と配線を外します。
バッファーリングとプレートから配線をかわしロアからバッファーチューブを外します。
グリップを外してメカボを取り出します。
メカボはHK416・M4系と同じですね。
従ってメカボ内部パーツも共通です。
メカボ内パーツを外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けは耐久性向上の為ORGA 軸受け6mm次世代用を使用します。
続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。
方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。
シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセット次世代用を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用しシリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
詳細な組込み方法はこちらよりご覧ください。
ピストンはSHS製次世代M4用メタル歯ピストンを使用します。
こちらのピストンはメタル歯を本体と接着してからのご使用をお勧め致します。
詳しい接着方法はこちらよりご覧に頂けます。
ノズルは集弾性向上の為にでんでんむし次世代M4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
シリンダー周りとギア等、メカボ内パーツを組み上げます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。
メカボを閉じロアに組込みます。
スプリングはMagnusスプリング次世代用を使用します。
バッファーチューブとグリップも組込みます。
次世代HK417はサマリウムコバルトモーターは標準搭載ですね。
これにスイッチ接点保護の為にSBDを組込みます。
SBDを取付けたモーターを組込みます。
ストックを加工しLipoバッテリーを使用出来る様に致します。
ヒューズを外し、端子部の固定ネジ3本を外して端子棒を取り出します。
端子棒にテフロン配線を直接ハンダ付けし配線の先にミニコネクターを付けます。
ストックをバッファーチューブに組込みます。
これでLipoバッテリーをストックに収納し、コネクターを繋げばテストドライブが出来、ロア周りのチューンは完了です。
チャンバーを取り出します。
HK417のチャンバーはHK416やM4系の物とは少し形が違います。
インナーバレルとHOP周りをバラします。
インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
HOPラバーはHOPアームに接着し、ずれない様にします。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
今回はバレル長182mmで調整しました。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となり、屋外でロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。
HK417に搭載する光学機器と言えばやはりスコープですよね!
各種スコープはこちらよりご覧下さい。