電動ガン クラシックアーミー MP5K カスタム

ORGA AIRSOFT

2016年12月25日 12:12

ORGA AIRSOFT TAKAです。

ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。

本日はクラシックアーミー製MP5Kのカスタムのご紹介です。

実銃としてのMP5KはH&K社がG3から改良をしたMP5シリーズの1つです。
「K」とはドイツ語で「短い」を意味する「kurz」の略で、その名の通り銃身を短縮化し秘匿携行に特化されたコンパクトモデルです。

今回の銃はインナーバレル長を確保する為にオーナー様がアダプターを購入され組込み、サイレンサーを取付けました。
ちなみにオーナー様の情報ではKM企画様のアダプターでいけたとの事です!
純正のインナーバレル長は110mmですが、サイレンサーを取付ける事により、通常カスタム時のインナーバレル長の物が使用出来ます。
外見もさることながら、性能も妥協せず追求したいというオーナー様の拘りが感じられます。



それではカスタムを開始します。
画像はありませんがフォアグリップを外しますとバッテリーを収納する場所がございます。
予めフォアグリップは外しておきます。
次にリア部のピンを二ヶ所外します。(これによりリアとアッパーが固定させています。)



フレームロックピンを抜きます。



グリップエンドのネジを外し、グリップエンドとモーターを取りだします。
これでロアフレームが外せます。



メカボを後方にずらしながら取り出します。
幅がタイトなので上手くかわしながら取り出して下さい。



メカボはVer.3でフロント配線です。
通常のVer.3との相違点はノズル、トリガー、セレクタープレート、グリップ固定用のパーツとなります。



CA製MP5Kはインナーバレル長が110mmと短い為、加速ポートの穴位置が通常の加速ポートより前にあります。
加速ポートの位置が前にあればあるほど初速が稼げますが、排出エアー量が少なくなる為、飛距離は期待出来ません。
加速ポートにつきましてはブログでもご説明しておりますのでこちらよりご覧下さい



メカボを開け内部パーツを取り出し各部洗浄を行います。
軸受けは耐久性向上の為ORGA SUS420 7mm軸受けを使用します。
軸受けの組込み方法はこちらよりご覧頂けます。



ギアはCORE製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で高耐久、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
セクターチップの組込み方のコツはこちらよりご覧ください。
シム調整とギアのグリスアップも行います。



シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
先程もお話し致しましたがシリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
詳細な組込み方法はこちらよりご覧ください。



ピストンも耐久性向上の為にJA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



ノズルは集弾性向上の為でんでんむしMP5K用を使用します。



これらのパーツをメカボに組込みます。
各部のグリスアップを忘れずに行いって下さい。
スプリングはSHS製M110を使用しました。



メカボを閉じます。



モーターは安定の東京マルイ製EG1000Lとスイッチ接点保護の為にSBDを組込みます。



次にチャンバー周りのカスタムに入ります。
インナーバレルとHOPをバラします。



インナーバレルはMagnusHDバレルを使用致します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
今回はそのままではチャンバーの窓に干渉したので前側をカットしました。
HOPの降りる量も少し足らなかったのでゴムシートで嵩増しを行いました。
詳しくはこちらよりご覧頂けます。




これらを組み込んで初速調整等を行います。
今回はHDバレルを161mmで調整致しました。
室内作業が終了後、屋外でのロングレンジ試射を行いカスタムは終了となります。




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