東京マルイ次世代HK416D Magnusチューン

ORGA AIRSOFT

2017年10月01日 13:10

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は東京マルイ次世代HK416D Magnusチューンのご紹介です。
今回のMagnusチューンの他にリコイルウェイトのオミットを行います。
バッファーチューブ内のリコイルウェイトを抜きますと次世代としての醍醐味である反動は無くなりますが銃がブレないので正確なシューティングが可能となります。
またピストンやギアへの負担も減り耐久性も向上します。
今回はその他にも普段はあまり触れない細かい部分のちょっとしたチューンのコツなどもご紹介します!



過去にも次世代HK416のチューンをご紹介しておりますので詳しい分解の方法はこちらよりご覧ください。



それではリコイルウェイトのオミット作業をご説明させて頂きます。



エンドキャップを外します。
ネジロックで固定されているのでヒートガン等で温めると簡単に回る様になります。



エンドキャップが外れると中からウェイトが出てきます。



ウェイトを外すと純正スプリングガイドは不安定になるので使用しません。
G&PスプリングガイドVer.2用のスプリングガイドの回転防止用の突起を削り落として使用します。



バッファーチューブの中側からM5皿ネジでスプリングガイドを固定します。
振動で緩まない様にネジロックも忘れずに!
エンドキャップを組めばリコイルウェイトのオミット作業は完了です。



次にメカボのチューンに入ります。
メカボを開けるのですがボルトストップ機構のスプリングを紛失し易いので注意して下さい。
紛失や破損した場合はORGAオリジナルのボルトストップ スプリングを販売しております。



メカボ内部のパーツを外してパーツクリーナーで洗浄します。
スイッチASSYも分解して洗浄・グリスアップを行います。
次世代M4系で多いトラブルはスイッチの横にある接点不良です。
スイッチを分解した際はそのトラブル防止で接点を調整します。
詳しい調整方法はこちらよりご覧頂けます。



軸受けは耐久性向上の為ORGA 6mm軸受け 次世代用を使用します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので宜しければご覧ください。



軸受けの接着剤が固まったらギアのシム調整を行います。
スパーの下シムの厚さによりますが下側のギア軸がメカボから飛び出る場合があります。
そこが飛び出るとセレクターレバーの内側のカムと干渉し、セレクターレバーが回しづらくなる場合があります。



そこで下側のギア軸を削って短くします。
これで軸が飛び出る事はありません。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますのでご覧ください。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではWAKO'Sのビスタックという粘度が高いグリスを使用しています。
粘度が高いのでギアの回転でグリスが飛ぶ事を極力抑え短期間でのグリス切れを防ぎます。
グリスアップの方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
分厚く塗布しますとギアの回転に負荷になる他、シリンダー内に入り込むとピストンヘッドの滑りが悪くなり初速低下に繋がります。



シリンダーはボアアップのMagnusシリンダーセット次世代用を組込ます。
シリンダーヘッドは純正品を使用し気密を保持するためにシールテープをシリンダーヘッドの周りに巻いて押し込みます。
詳しくはブログにて紹介しておりますのこちらよりでご覧下さい。



ピストンはSHS製次世代M4系用ピストンを使用します。
歯は必ず接着をしてから使用します。
ピストンにMagnusピストンヘッドの組込みのですが詳しい組込み方はこちらよりご覧下さい。



ノズルは集弾性向上の為にでんでんむし次世代M4系用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。



タペットプレートが摩耗していたのでマルイ純正次世代M4系用タペットプレートに交換します。
社外品も出ておりますがマルイ製の場合は純正品がトータルで考えると一番だと思います。
摩耗に関しましてはグリスを塗る事でだいぶ防げます。
ちなみにタペットプレートが摩耗しますと給弾不良の原因となります。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
シリンダー周りを含めギア等メカボ内の外したパーツを組込みます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。

 

メカボをロアに組込みグリップも取り付けます。
スプリングはMagnusスプリング次世代用を使用します。



モーターはセミの切れが抜群で最近のカスタムでは常識となりつつあるサマリウムコバルトモーターを使用します。



ストック周りを組みモーターも組込めばテストドライブが可能です。
Lipo7.4vでMagnusスプリング使用時でも気持ちイイトリガーフィーリングです!
これでロア周りのチューンは終了です。



次にフロント周りに取り掛かります。
インナーバレルやHOP周りを分解します。



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
次世代M4系のチャンバーには無加工で取付けが可能です。
念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定し弾道が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着して下さい。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。



チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
今回は182mmで調整しました。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となり、屋外でロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。


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