ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日はMAGPUL PDR-C Axisチューンのご紹介です。
この電動ガンは内部構造が特殊で非常にデリケートな銃なので調整には細心の注意が必要です。
それでは作業を開始します。
まずはパッドを外しアッパーとロアを固定しているピンを抜きます。
ピンは前・中・後と3か所ありますのですべて外すとアッパーとロアが外せます。
次にハイダーを外します。
メカボックスを固定している後部のネジを外します。
ここのネジを外すには細いドライバーが必要です。
次にマガジンハウジング内のメカボックス固定ネジも二か所外します。
アウターバレルを固定しているステーのネジを4本外しアウターバレルを取り外します。
メカボックスの横にあるトリガー連動のステーを外します。
逆側のマガジンキャッチ連動のステーも外します。
これでメカボックスが取り出せます。
QDスプリングガイドとメインスプリングを取り外します。
モーターにハンダ付けされているコードも外します。
メカボックスのネジを全て外しメカボックスを開けます。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
接着剤カスが硬い場合は小さなマイナスドライバー等でガリガリ削り落としましょう。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
次にオーナー様のご希望でFETを組み込みます。
マルイのモーターは本当に優秀です!
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りやモーターとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
これでメカボックスを閉じます。
モーターの配線をハンダ付けしてバッテリー側のコネクターも付けます。
これでメカボックスのチューンは終了です。
次にフロント周りのチューンです。
まずアウターバレルからインナーバレルを抜き出します。
固定ピンを外すと抜くことができます。
次にHOPダイヤル用テンションOリングを外します。
このOリングを外すとHOPダイヤルも外せてHOPアームが取り出せます。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
インナーバレル長は260mmで調整しました。
次に面HOPの加工に入ります。
DIMENSION HOPを接着し前後をHOPアームの幅に合わせカットします。
これでチャンバーにインナーバレルとHOPを組み込みアウターバレルに戻してロアレシーバーにメカボックスとアウターバレルを組み込みます。
メカボックス固定ネジ(後部)のネジが舐めやすいのであらかじめ六角レンチが使えるネジに変えておきます。
スペースがタイトでも六角レンチなら余裕でネジに届きます。
本日のご紹介は以上となります。