MAGPUL PDR-C Axisチューン

ORGA AIRSOFT

2019年03月24日 19:10

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はMAGPUL PDR-C Axisチューンのご紹介です。
この電動ガンは内部構造が特殊で非常にデリケートな銃なので調整には細心の注意が必要です。



それでは作業を開始します。
まずはパッドを外しアッパーとロアを固定しているピンを抜きます。



ピンは前・中・後と3か所ありますのですべて外すとアッパーとロアが外せます。



次にハイダーを外します。



メカボックスを固定している後部のネジを外します。
ここのネジを外すには細いドライバーが必要です。



次にマガジンハウジング内のメカボックス固定ネジも二か所外します。



アウターバレルを固定しているステーのネジを4本外しアウターバレルを取り外します。



メカボックスの横にあるトリガー連動のステーを外します。



逆側のマガジンキャッチ連動のステーも外します。



これでメカボックスが取り出せます。



QDスプリングガイドとメインスプリングを取り外します。



モーターにハンダ付けされているコードも外します。



メカボックスのネジを全て外しメカボックスを開けます。
メカボックス内パーツを全て外し洗浄します。



ORGA SUS420 8mm軸受けを組み込みます。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
接着剤カスが硬い場合は小さなマイナスドライバー等でガリガリ削り落としましょう。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します



ギアはJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
セクターチップの組込み方のコツはブログに掲載しておりますので「セクターチップの組込方法」よりご覧ください。



続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シム調整のコツはYouTubeにて動画をUPしておりますので「シム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!」をご覧ください。



次にオーナー様のご希望でFETを組み込みます。
FETは定番のNEOX製FETを使用ます。
基盤の位置を決めて配線の長さを調整します。



シリンダーはMagnusシリンダー従来用を使用します。



ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップには「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



モーターは東京マルイEG1000Sを組み込みます。
マルイのモーターは本当に優秀です!



メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りやモーターとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材は「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材 」を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。



これでメカボックスを閉じます。



モーターの配線をハンダ付けしてバッテリー側のコネクターも付けます。
スプリングはAxisスプリング従来用を使用します。
これでメカボックスのチューンは終了です。



次にフロント周りのチューンです。
まずアウターバレルからインナーバレルを抜き出します。
固定ピンを外すと抜くことができます。



次にHOPダイヤル用テンションOリングを外します。



このOリングを外すとHOPダイヤルも外せてHOPアームが取り出せます。



インナーバレルはAxisチューンとの相性が良いMagnusHDバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
インナーバレル長は260mmで調整しました。



次に面HOPの加工に入ります。
HOPアーム先端のR部を削り落としDIMENSION HOPが組み込める様に逆に窪みを作ります。



DIMENSION HOPを接着し前後をHOPアームの幅に合わせカットします。
これでチャンバーにインナーバレルとHOPを組み込みアウターバレルに戻してロアレシーバーにメカボックスとアウターバレルを組み込みます。



メカボックス固定ネジ(後部)のネジが舐めやすいのであらかじめ六角レンチが使えるネジに変えておきます。



スペースがタイトでも六角レンチなら余裕でネジに届きます。




本日のご紹介は以上となります。


関連記事