ARCTURUS E3 ARライフルMagnusチューン

ORGA AIRSOFT

2020年02月29日 19:10

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はARCTURUS E3 ARライフルMagnusチューンをご紹介します。
アークタウラス製電動ガンはマイクロスイッチが標準搭載の為トリガーレスポンスが良いのが特徴です。



それでは作業を開始します。
アッパーとロアを分解しストックを外します。



このMFTタイプのストックは外すのに少しコツがいります。
スライドさせるレバーを握るとピンが下に降りるのですが抜くには降りる量が足りないのでピンとレバーの間にマイナスドライバー等を差し込み力業でピンをもっと下げながら引き抜きます。



次にストックパイプの取り外しです。
アークタウラスのM4系ストックパイプは実銃・ガスブロやマルイ次世代などと同じ様にロアレシーバーにネジ込む方式ですので「ORGA 鋼鉄バッファーリング レンチ」を使いバッファーリングを緩めてストックパイプを回しながら取り外します。



反時計回りに回すと外れます。



次にスプリングガイドを固定しているネジを外します。



QDスプリングガイドなのでこの状態でメインスプリングが取り出せます。
初速調整の時にはかなり便利です!



グリップエンドを外すのですがネジの六角穴の規格がトルクスレンチのT8サイズです。
普通の六角レンチですと合いません。



グリップエンドを外したら配線の立ち上げ方を確認します。
このグリップは前側から2本立ち上がっています。
モーターとグリップを外します。



メカボックスを取り出す為にボルトストップ、マガジンキャッチ、左側のセレクターレバーを外します。



右側のセレクターレバー、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外しメカボックスを取り出します。



メカボックスはVer.2タイプですが専用となります。
アンビがあるのでセレクターレバーの下側にカムとギアが一体となったパーツあり向きも決まってるので要チェックです。



右側の連結ギアとセレクターレバー下のギアです。
これも向きをチェックしておき組む時に役立ててください。
連結ギアは細いポンチ等で軸を叩くと抜く事が出来ます。



メカボックスのネジを外すのですが上部の4本は後方2本がワッシャー付きで前2本がワッシャー無しです。



残りのネジを外しメカボックスを開けます。
マイクロスイッチとトリガーとカットオフレバーが専用品です。
あとのシリンダー周りやギア類は通常のVer.2用です。



メカボックス内パーツを全て取り外し洗浄し軸受けの組込みです。
軸受けは「ORGA SUS420 8mm軸受け」 を使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
接着剤カスが硬い場合は小さなマイナスドライバー等でガリガリ削り落としましょう。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。



ギアは「J-Armament製18:1強化ギア」と給弾不良対策として「セクターチップ」を使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。



続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。



純正ピストンはフルメタル歯なので流用します。



シリンダー周りを組み上げます。
シリンダーは飛距離アップの為ボアアップタイプの「Magnusシリンダーセット従来用」と使用しノズルも集弾性向上の為に「でんでんむしM4用」を使用します。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップには「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



今回はオーナー様のご希望によりFETを組込みます。
NEOX FET 270V耐圧」を使用し基盤の位置を確かめながら配線の長さを決めてスイッチにハンダ付けします。
基盤はストックパイプの中に収納します。



メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材は「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材 」を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。



メカボックス閉じて「Magnusスプリング従来用」を組込みます。



メカボックスをロアレシーバーに組込み各パーツも組み込みます。
グリップを付けて「東京マルイサマリウムコバルトモーター」を組込みます。
FETを付けたのでSBDは必要ありません。
これでテストドライブを行いマガジンキャッチやボルトストップ、ストックパイプ等も付ければロア周りは完成です。



続いてチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを分解してインナーバレルとHOPアームを取り出します。



インナーバレルはMagnusチューンの定番「Magnusバレル」を使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。



HOPラバーは「ORGA DIMENSION フラットHOP」を使用しズレ防止の為接着を行います。
接着剤は瞬間接着剤でOKです。


チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。


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