ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日は大人気のARCTURUS製電動ガンの
E3 ARライフルにMagnusチューンを施します。
それでは分解をしていきます。
フレームロックピン(F)を外しアッパーを前にスライドさせて外します。
アークタウラスのストックパイプは電動ガンで多い内部でネジ止めではなくガスブロや次世代M4系と同じバッファーリングで固定されているのでレンチを使って緩めます。
しっかりと厚みがありハンマーで叩いても曲がらず強度は十分です。
また手に馴染む形状で使いやすさを追求したレンチです。
バッファーリングを緩めてストックパイプを回すと外れます。
ARCTURUS M4系の特徴の一つであるレシーバーからメカボックスを外さなくてもスプリング交換が可能なところです!
これは非常に便利ですね。
スプリングガイド固定パーツを外してスプリングガイドを少し押し込みながら回すと外せます。
次にグリップエンドを外します。
グリップエンドを外したら配線の通し方を覚えておきましょう。
グリップにより配線の通し方が違う場合があります。
このグリップはプラスもマイナスもモーター前側から立ち上げています。
配線の確認を行ったらモーターとグリップを外します。
右側のセレクターレバーを外します。
そして左側のセレクターレバーやボルトストップ、マガジンキャッチ、トリガーロックピン、フレームロックピンを外します。
通常はこれでメカボックスが取り出せるのですが何かが引っ掛かり取り出せません。
よくよく見てみると右面(アンビ)のボルトキャッチパーツが引っ掛かっておりました。
イモネジを抜いてこのパーツも外します。
これでメカボックスが取り出せました。
パッと見はVFCのVer.2メカボックス(アンビ対応)に似ています。
アンビの構造やボルトキャッチの方式がVFCと粗同じです。
メカボックスを開けます。
内部は基本的にはVer.2タイプのパーツで構成されています。
VEr.2共通パーツではない部分はスイッチがマイクロスイッチで、それに連動するトリガーやカットオフレバーは専用品となり互換性はございません。
この様にカットオフレバーも専用品で特殊な形状です。
軸受けの接着剤が固まるのを待つ間にシリンダー周りを組み上げます。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
ノズルを交換した際はチャンバーとの相性を確認しましょう。
チャンバー内でノズルが抵抗なく動くかチェックします。
ノズルが太いとチャンバー内での動きが悪くなり不具合が発生します。
その場合はノズルの外周を少しだけ削ればOK!
チャンバーとの当たりをみながら慎重に行って下さい。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
軸受けの接着剤が固まったらシム調整です。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
オーナー様のご希望でFETを組込みます。
使用するのは定番の
NEOX製FETです。
FETの組込みの際に注意するのは基盤の位置です。
メカボックスに近すぎるとロアレシーバーと干渉しますし遠すぎるとストックパイプ内にバッテリーを収納する際に邪魔になります。
丁度良い所を探しながら位置を決めます。
FETの組込みが終わったらメカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です
メカボックスを閉じたら
ORGA MAGNUSスプリング 従来電動ガン用を入れます。
これでメカボックスのチューンは完成です。
こちらもオーナー様のご希望でグリップを
DEFACTOR MOE タイプ M4 グリップ BK 電動ガン用に変更します。
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
FETを組込んだのでSBDは必要ないですね。
ロアレシーバーにメカボックスや各パーツを組込んでテストドライブです。
この時点でモーター位置調整を行いセミ、フル等の動きに問題が無ければ完成です。
次にフロント周りのチューンです。
今回はハンドガードの交換もご希望でしたのでハンドガードを外します。
下部の2本のネジを外すとこのハンドガードは外せます。
ハイダーを外しガスブロックも外します。
バレルナットを取り外します。
チャンバーはドラム式HOPダイヤルですので操作性はGOOD!
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
面HopのHOPラバーは
ORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
チャージングハンドルも交換をご希望でしたので
DEFACTOR GEISSELEタイプ アンビチャージングハンドル BK 電動ガン用を組込みます。
操作性も良く存在感抜群のチャージングハンドルです。
ストックもオーナー様ご提供品に交換してとりあえずは完成です。
屋外でのロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。