2015年12月10日 19:02
ORGA AIRSOFT TAKAです。
ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。
本日は東京マルイ製次世代SCAR-HのMagnusチューンのご紹介です。
それでは作業を開始します。
サイドにあるフレーム固定ネジを左右外します。
こちらのネジも左右4ヶ所を外します。
上側のネジを外すとアッパーとロアが分解できます。
ストックを折り曲げると中にネジが2本あるのでそれを外します。
配線のジョイントがあるのでこちらを抜きます。
これでストック部が外れます。
グリップ底のネジを外し、モーターを取り出しグリップも外します。
メカボを固定しているピンを抜きます。
メカボを上方向にずらしながらメカボを取り出します。
ボルトストップも上にずらして外します。
後部の矢印のパーツ(SCAR-Lにはございません)も外れますのでを無くさない様に気をつけて下さい。
これでメカボが取り出せました。
リコイルウエイトは最初から取り外してありました。
メカボを開けます。
ベアリング付きスプリングガイドに変更済みでした。
このベアリング付きスプリングガイドですとベアリングの分厚みが出てMagnusスプリング次世代用ですと引ききれない可能性があるのでベアリングを外しました。
メカボ内のパーツを外しORGA SUS軸受けに変更します。
ライラクスの次世代用ギアが組まれておりましたのでギアはそのまま使用します。
スパーとベベルが7mmに変更されておりましたのでスパーとベベルは7mm軸受け、セクターは6mm軸受けを使用します。
シム調整を行います。
シムはスパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。
メカボを閉じて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
ビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、
そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗りましょう。
オーナー様のご希望で配線をテフロン配線に変更します。
SCARはストックの部分で配線がジョイントされているので、後ほどジョイントも付けます。
シリンダーはお馴染み、Magnusシリンダーセットで次世代用を使用します。
エアー量のアップが飛距離アップに繋がります。
ノズルはでんでんむし次世代M4・SCAR用を組み込みます。
集弾性向上に繋がるMagnusチューンのレギュラーパーツです。
先端の特殊形状が、チャンバー内に毎回同じ位置にBB弾をセットする事により弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
シリンダーに純正シリンダーヘッドを組込ます。
そのままでは気密漏れが起きるのでシリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカットします。
ピストンは初めからライラクスの強化ピストンが組まれていたのでそのまま流用しMagnusピストンヘッドを組みます。
シリンダー内とノズルの内部にグリスを塗ってシリンダー周りを組み上げます。
メカボにカットオフレバーやセレクタープレートを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。
スプリングガイドは先ほどお話をしましたがベアリングを外しております。
Magnusスプリング次世代用を使用します。
メカボを閉じてノズル周りのパーツも組みます。
メカボをフレームに組込み、グリップとモーターも取り付けます。
続いてストック部の配線もテフロン配線に交換します。
ストックをばらし配線を取り出します。
同じ長さでテフロン配線で作り直し、ジョイント・コネクターも付けて配線をストック内に戻します。
ストック部をフレームに付けて配線を接続しテストドライブです!
次にフロント周りに取り掛かります。
チャンバーを90度回転させればチャンバーが抜き出せます。
インナーバレルとHOP周りをバラします。
バレルはMganusバレルを使用します。
Magnusスプリングとの組み合わせだとHDバレル(内径6.13mm)より長く出来るMganusバレル(内径6.23mm)がオススメです。
長さは初速調整時に初速を見ながら決めていきます。
HOPもお馴染みの電気なまず「辛口」を使用します。
純正HOPより面HOPはBB弾と接している時間が長い分、BB弾の回転が安定し集弾性が向上します。
そのままでは大きいのでチャンバーの窓に合わせカットしHOP台に接着します。
チャンバーにバレルとHOPを組んだらHOPが水平に降りてきてるかチェックします。
全てを組んで初速チェックをし、ロングレンジ試射を行い弾道をチェックして完了です。
リコイルウエイトが外されていたので軽くなり取りまわしのし易い銃でした。