2016年02月26日 21:01
ORGA AIRSOFT TAKAです。
ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。
本日のご紹介するカスタムのベース銃はWEBショップにて販売をしておりますVFC Colt Mk18Mod1 Mil-BKです。非常に人気のある銃で入荷してもすぐに売れてしまいます。
それではMagnusチューンの模様をご紹介させて頂きます。フレームロックピン(F)を抜いてアッパーとロアを分解します。
グリップ底のネジを外します。
グリップエンドを外します。配線の取り回し方を覚えておきましょう。配線をモーターから外し、モーターとグリップを外しストックパイプも外します。
ボルトストップ、マガジンキャッチを外し、フレームロックピン(R)とトリガーロックピンもポンチを使って外します。
これでメカボが取り出せます。
メカボのネジを外しメカボを開けます。
メカボ内のパーツを外しパーツクリーナーで洗浄を行います。軸受けはORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。軸受けは奥まで水平に押し込み接着します
ギアはCORE 18:1 強化ギアに変更します。
CORE製のギアは強度・精度もあり価格も手頃でORGA一押しのギアです。給弾不良対策としてセクターチップも組込みます。
続いてシム調整を行います。
シムはスパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗りましょう。
今回はオーナー様のご要望で通電率の高いテフロン配線に交換します。
テフロンコードはWEBショップでも販売しております。
シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
ピストンも耐久性向上の為にJA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。
VFC純正のタペットプレートは耐久性に問題があるので強化タイプのGUARDER ガーダー Ver.2 タペットプレートに交換します。
ノズルは集弾性向上の為でんでんむしM4用を使用します。
これでシリンダー周りを組上げます。シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばします。
シリンダー周りを組み上げます。ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
全てのパーツをメカボに組み込みます。
今回はMagnusスプリングを使用しました。ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。
メカボを閉じたらロアに組込みます。グリップとストックや各パーツも組込みます
モーターは定番の東京マルイ製EG1000Lを使用します。
安定感抜群のモーターですね。
これでテストドライブです!モーター位置の調整も行いましょう。
次はフロント周りのカスタムです。バレルやHOPをバラします。
インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑えます。それにより回転が安定し弾道が安定します。
HOPは面HOPの電気なまず「辛口」を組込ます。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますが、これに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
そのままでは大きいのでチャンバーの開口部に合わせなまずをカットしHOPアームに接着します。接着をしないと使用しているうちになまずがずれる事があり、それにより弾道が乱れます。
フロント周りを組上げ、ロアとアッパーを組上げたら初速調整です。
初速調整はインナーバレル長で調整します。限度はありますがバレル長が長いと初速は高く、短いと低くなります。今回は182mmで仕上げました。
初速調整が終わったらセミとフルの給弾の具合もチェックします。
最後にロングレンジ試射を行い遠距離での弾道をチェックし終了となります。