ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日はVFC電動ガンSR16 CQBのMagnusチューンをご紹介させて頂きます。
SR16と言えばアメリカのナイツアーマメント社(Knight's Armament Co.)が製造した5.56mm口径のフルオート機能をつけた軍用自動小銃で本体の操作系を全て左右両利き用としています。
ですのでセレクターレバーをはじめマガジンキャッチ・ボルトストップなどがアンビ仕様となっています。
それではフレームロックピンを外して分解をしていきます。
ロアレシーバーに刻まれたナイツマークが光ります!
ストックを抜いてロアレシーバーを分解していきます。
まずはストックパイプ、グリップを外します。
右側のセレクターレバーを外します。
ボルトストップ、マガジンキャッチ、セレクターレバー(左)、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外します。
これでメカボックスが取り出せます。
メカボックスを開けます。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
ギアの材質はスチール製で高耐久、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
続いてシム調整を行います。
スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
ピストンも耐久性向上の為に
J-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
VFC製タペットプレートは破損しやすいので高耐久の
GUARDER タペットプレート Ver.2用に変更します。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
VFC製スプリングガイドは後部の厚みがあるのでMagnusスプリングを入れると引ききれない現象が起きます。
対処方法としてベアリング部を外して空いたスペースにジュラコンのリングをはめ込みスプリングの圧縮スペースを確保します。
白いリングの幅だけスプリングの圧縮スペースが確保出来ました。
5~6mmの話ですがこの差が大きいんです。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
これでメカボックスが組みあがりました。
アンビ機構の歯車の位置など間違えない様にセットします。
メカボックスをロアレシーバーに組込み諸パーツも組込みます。
モーターは東京マルイ EG1000 ハイトルクモーター ロングタイプを組込みます。テストドライブを行いモーター位置の調整も行います。
これでロア周りのチューンは完了です。
次にフロント周りのチューンです。
アッパーからチャンバーを取出し分解します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
ORGAバレルとの組み合わせの場合はVFCのドラム式チャンバーには無加工で組込み可能です。
念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
面HOPも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整を行いますが初速の調整はインナーバレル長で行います。
基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
今回はインナーバレル長182mmにて調整しました。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。