電動ガン 次世代M4A1 SOCOM Axisチューン

ORGA AIRSOFT

2016年04月14日 17:00

ORGA AIRSOFT TAKAです。

ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。

本日は東京マルイ製次世代M4A1 SOCOM カービンのAxisチューンのご紹介です。
M4A1 SOCOMはスタンダードな形でそのままでもシンプルでカッコいいですね。また様々なオプションパーツも出ており拡張性が高いのも特徴の一つです。


それでは作業を開始いたします。

いつもの様にフレームロックピンを外しアッパーとロアを分解します。



SOCOMは前配線ですのでバッファーチューブリングを緩めたら、そのままバッファーチューブを回して外せます。



続いてグリップエンドのネジを外し、グリップエンドを取りモーターを外します。グリップも外します。



マガジンキャッチとトリガーロックピンを外します。



セレクターレバーをSFAEとSEMIの中間にし、メカボの前側を持ち上げるとボルトストップが外せます。



メカボの後方を持ち上げながら前方向にずらすとメカボが取り出せます。



続いてメカボ内のカスタムです。



メカボを開けます。



軸受けは耐久性向上の為ORGA 6mm軸受け 次世代用を組込みます。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
画像入りで詳細に説明している記事がございますので宜しければこちらをご覧下さい。



フルでのサイクルダウンの為にダブルトルクタイプのプロメテウス製強化ギアに変更します。
本来はセミでのレスポンス向上が目的のギアですがサイクルダウンにも使えます。
ORGAでは純正トルクタイプのみの取り扱いですがご希望のお客様にはダブルトルクタイプのお取寄せも可能です。



シムはスパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。



次にギアのグリスアップです。ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。
方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。



シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセット次世代用を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
シリンダーヘッドの組込方法はこちらでも詳細に説明しておりますので宜しければご覧下さい。



ピストンも純正ピストンでは強度が弱いのでSHS製メタル歯ピストン次世代M4用を使用します。
ハイレートスプリングを使用時でそのまま使用しますと歯の部分が後方に飛び出す事があるので接着をお勧めします。
歯の部分を一旦外しパーツクリーナーで油分を落とし、本体と歯のレール部分に耐衝撃性の多用途接着剤で接着します。
詳しくはこちらよりご覧下さい




ノズルは集弾性向上の為にでんでんむし次世代M4用を使用します。
先端の特殊形状が、チャンバー内に毎回同じ位置にBB弾をセットする事により
弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。



シリンダー周りを組上げます。
今回は大丈夫でしたがタペットプレートが磨耗していますとノズルの後退量が減り給弾不良が起きます。その際はタペットプレートを交換しましょう。次世代M4系のタペットプレートはこちらよりご購入出来ます。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



メカボにカットオフレバーやセレクタープレートを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。



メカボを閉じ、ロアフレームに組込み各パーツを組んでいきます。
今回はAXISスプリング 次世代電動ガン用を使用しました。



モーターは東京マルイサマリウムコバルトモーターを使用します。トルクがEG1000の二倍ですのでセミの切れが抜群に良くなります。バッテリーの持ちも向上するので大変にお勧めのモーターです。現在カスタムを行っている半数以上がこのモーターを使用しています。但し、Lipo11.1vは強すぎる為7.4vでの使用をお勧め致します。



全てを組んだらテストドライブを行います。モーターの位置調整を行い、セミ・フルの動きをチェックします。



次はフロント周りのカスタムです。




チャンバーをバラしていきインナーバレルとHOP周りを取り出します。
インナーバレルはAxisスプリングと相性の良いMagnsuHDバレルを使用します。ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。多くのチャンバーにラバーのカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ます。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますが、これに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。



DIMENSION HOPをHOPアームに接着し、HDバレルと一緒にチャンバーに組込みます。
初速調整とロングレンジ試射で弾道チェックを行い作業は終了となります。


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