エアーガンとしてのXCRはアッパーとハンドガードが一体化した特徴のあるフォルム、またコンパクトで取り回しが容易、M4系マガジンが使える事から人気のある機種です。
昨年GRAYカラーの発売により一層人気に拍車が掛かりました!
今回はオーナー様にて数点ORGAのパーツを組込み済との事。
最終の調整とギア、ピストン交換のご依頼を頂きました。
それでは早速作業に入ります。
フレームロックピンを外しアッパーとロアを分解します。
配線がメカボの上側でコネクターでジョイントされていますので外します。
XCRはメカボックスが上下に分割しています。
シリンダー部分の上側をまず外します。
ノズル下部のストッパーを上方向に上げて外します。
硬い場合はマイナスドライバーなどを使うと楽に外せます。
そしてシリンダー部全体を前方向にスライドさせると外せます。
次に下側のギアボックスを外します。
ギアボックスを固定してる左右4個のネジを外し、セレクターレバーも取り外します。
グリップエンドを外し、モーター・やグリップを外します。
上から見るとギアボックス後部にネジが2本あるので外します。
これでギアボックスが取り出せます。
カットオフレバーのスプリングと固定ネジを外します。
これでカットオフレバーが外せます。
セレクタープレートはポロっと取れますが無くさない様にして下さい。
次に下側の2本のネジを外します。
これでモーターガイド部が外れます。
次に上部の2本のネジを外します。
これでトリガー部が外せます。
そしてギアボックスが開けられます。
この中はギアと逆転防止ラッチのみでシンプルです。
シリンダー部が別なのでやりやすいです!
ネジを締めないでシムを決めるとクリアランスが変わるのでギアが回らなくなります。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますので
こちらよりご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップです。
少量をギアの歯に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。
ギアボックスを閉じて諸パーツもく組込みます。
ギアボックスをロアに組込んで上部とサイドの固定ネジを締めます。
次にセレクタレバーを取付けるのですがここで注意が必要です。
そのまま組んでしまうとセレクターレバーを動かした時に固定用ネジも一緒に回ってしまい、気がついたら
セレクターレバーが無くなっていたなんて悲劇が起こります。
セレクターレバーを組込む際に固定ネジにネジロックを塗布します。
なるべく周りにはみ出さない様に塗って下さい。
はみ出すとセレクターレバーも固まって動かなくなりますので注意して下さい。
グリップも取り付けます。
モーターはミドルタイプですので交換をする際はご注意下さい。
今回は純正モーターを使用しスイッチ接点保護の為に
SBDを取付けたモーターを組込みます。
次にシリンダー周りの調整です。
後部のスプリングガイド固定ネジを外します。
ネジ3ヶ所とトップレール固定金具を外します。
ちなみにシリンダーは
MagnusシリンダーセットVer2~Ver6が組込んでありました。
これでシリンダー部が開きます。
一度シリンダーヘッドを外しシリンダー内の洗浄とグリスアップを行います。
そしてシリンダーヘッドを組み直します。
ピストンは耐久性向上の為に
J-Armament製14歯メタルTeethピストンに交換します。
シリンダー一式を組込みます。
スプリングも組込みます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
これでシリンダー周りを閉じてノズルの動きやピストンの動きをチェックします。
と・・・・なんか変。
ノズルがタペットプレートから外れるではありませんか!
これで不具合は解消されました。
どこに落とし穴があるか判らないので油断は禁物ですね。
これでシリンダー周りを組込めばロア周りの作業は終了です。
続いてフロント周りのチェックに入ります。
下部のネジを外すとアウターバレル一式が前に抜く事が出来ます。
アウターバレル基部に上下左右4ヶ所のネジがあるのでそれを外します。
そうしますとアウターバレルが外れます。
基部からチャンバー一式を前方向にスライドさせて抜き出します。