ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日は
VFC Knight's SR635 8.5inch 電動ガン Magnusチューンのご紹介です。
実銃としてのSR635はKAC PDWで使用する6x35mm弾(これにより名称をSR635となる)を使用した8インチショートバレルARシステムの軍用モデルです。
コスト削減を目標として、従来のSR-16やSR-15のロアを使い、635特有のアッパーを入れ替えるだけで使用できる様にしました。
それでは作業を開始致します。
フレームロックピン(F)を外しアッパーとロアを分解します。
ストックやストックパイプを外します。
グリップエンドのネジを外しグリップエンドを外しモーターを取り出します。
グリップも外します。
グリップがPDWタイプですのでモーターはミドルモーターです。
後程通常サイズのグリップに交換します。
右側のセレクターレバーを外します。
マガジンキャッチ、ボルトストップ、セレクタレバー(左側)、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外しメカボックスを取り出します。
SR系はアンビセレクターなのでメカボックスにその機構が組込まれています。
セレクタレバーを固定するカムにギアが施してありアンビ連結ギアとなっております。
カムの向きを覚えておくと組込みの際に便利です。
右側のギアの向きも覚えておきましょう。
QDスプリングガイドを六角レンチを使って外します。
メカボックスを開けます。
スイッチの下側にFET基盤が組込まれています。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。
シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプの
MagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
ピストンも耐久性向上の為に
J-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
続いてメカボックスを閉じてスプリングを入れます。
とその前にVFCのスプリングガイドは後方ベアリング部の厚みがありMagnusスプリング使用時はそのままでは引ききれません。
そこでスプリングガイドを分解しベアリングを取外し代わりのスペーサー(自作です)を組込みます。
これでMagnusスプリングが引ききれないという不具合を回避できます。
Magnusスプリング従来用を組込みます。
FET+サマリウムコバルトモーターの強力タッグでハイレートスプリング使用時もトリガーレスポンスを極限まで損なう事なく使用出来ます。
オーナー様のご希望でT型のミニコネに変更します。
通常コネクターは本体側はオスを使用します。
これでテストドライブを行いロア周りのチューンは終了です。
次はチャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行います。
基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。