ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日はG&G製電動ガンGC16 MPW9のMagnusチューンをご紹介致します。
最近G&G製電動ガンは性能面が格段に上がりETU(電子トリガー)+MOSFETの搭載やG2ギアボックス採用など人気を博しておりチューンのご依頼も増えて来ています。
気になる方はORGAにて販売中の「
G&G製電動ガン一覧」よりご覧ください。
こちらの銃はグリップやストックはオーナー様にて変えられている様です。
それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を抜いてアッパーとロアを分解します。
次にストックパイプを外すのですがストックパイプ固定ネジを外してもFET基盤があるのでそのままではストックパイプが抜けません。
FET基盤から小さい端子のコネクターを抜いてストックを後方にずらしていくとメイン配線のプラスとマイナスの平コネクターがあるのでそれを外します。
基盤・配線部分はストックパイプの中に残ります。
グリップエンドを外し配線の立ち上げ方を確認します。
組上げる時に同じようにしないと配線によりモーターの角度が変わり異音等の原因となります。
グリップを外したらマガジンキャッチ、ボルトストップ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外しメカボックスを取ります。
メカボックスは標準的なVer.2タイプです。
ETU以外は内部パーツも標準的なVer.2用となります。
スプリングガイドはQDタイプではございません。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
接着剤カスが硬い場合は小さなマイナスドライバー等でガリガリ削り落としましょう。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
ピストンは純正でフルメタルTeethですので洗浄し破損等のチェックをして流用します。
ピストンヘッドを外した所、ピストン前面にピストンヘッドの回転止めの突起がありました。
Magnusピストンヘッドには邪魔なので削り落として平らにします。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
ノズルは集弾性向上の為に「
でんでんむしM4用」を使用します。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです
シム調整とグリップアップも行います。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
FET搭載なのでSBDは必要ございません。
オーナー様のご希望でハンドガードの交換を行います。
ハンドガード下面のネジを外します。
これでハンドガードを前方向に抜けるのですが結構硬いです。
ハイダーを外しガスブロック下面のイモネジを外しガスブロックを抜きます。
バレルナットの形状が特殊で普通のレンチが合いません。
凸部利用しポンチを当てて頑張って回すか、凹部に合うURX4用レンチ的な物で回すしかありません。
チャンバーを分解してインナーバレルとHOPアームを取り出します。
インナーバレルはMagnusチューンの定番「
Magnusバレル」を使用します。
今回はHOPの降りる量が少なかったのでゴムシートを貼り付け嵩増しを行いました。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。