マグプルPTS MASADA Axisチューン

ORGA AIRSOFT

2015年08月28日 12:03

ORGA AIRSOFT TAKAです。

先に業務連絡
本日28(金)は諸用により15:00にて終了とさせて頂きます。
尚発送につきましても15:00までのご入金確認、若しくは代引きでのご注文分のみとさせて頂きます。
ご不便お掛け致しますが宜しくお願い致します。

さて、本日はMAGPUL PTS MASADAのAxisチューンのご紹介です。
MASADAはワンタッチでアウターバレルが外せる機構が売りの一つですがそれを可能とする為にHOP機構に問題があり集弾性が悪くなる症状が多発しております。
改善策として面HOPチューンにする事により集弾性は向上します。



それではチューンを開始します。
まずはロアとアッパーを分解します。
テイクダウンピン2ヶ所を抜きます。



これでロアとアッパーが分解出来ます。
次にストック固定ピンを抜きストックを上方向にずらして外します。



メカボ固定ネジ2ヶ所を外します。
固体によりネジが硬い場合があるので六角レンチを舐めさせない様に気をつけて下さい。



グリップエンドのネジを2ヶ所外すとグリップエンドが外せます。



大きい方のネジだけ外してもメカボは抜けますがグリップエンドを外した方が作業がし易いので外します。



メカボを上方向に引き抜きます。
この時にセレクターレバー内側のギア部分とメカボのモーターが干渉しやすいので気をつけて下さい。



これでメカボが取り出せます。



モーター端子のハンダを+-両方とも外します。



スプリングを抜く為に、後部のスプリングガイド固定ネジを外します。



スプリングガイドを六角レンチ6mmを使い、一旦スプリングガイドを押し込みながら90度回しながら外します。
この時スプリングガイドが飛ばない様に気をつけて下さい。



アンビ機構・モーターハウジング固定ネジ、メカボのネジを全て外します。



ネジ類を全て外したらメカボを開けます。
先にスプリングが外せるのでメカボにテンションが掛からず簡単に開ける事が出来ます。



メカボ内のパーツを取り外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けはORGA SUS420軸受8mmを使用します。
軸受けはしっかり接着しましょう。
ハケ塗りタイプの瞬間接着剤が使いやすいです!



ギアはCORE18:1強化ギアを使用し給弾不良対策としてセクターチップを組込ます。
CORE製のギアはコストパフォーマンスに優れ耐久性もあり、精度も良い万能なギアです。



続いてシム調整を行います。
必ずメカボのネジを数ヶ所締めてからクリアランスをみます。
ネジを締めないとクリアランスが変わるので注意して下さい。
シムが決まったら指でセクターを指で回し、抵抗無く回る事を確認して下さい。



ギアのグリスアップを行います。
ORGAではWAKO'Sビスタックを使用しております。
どんなグリスでも同じですが着け過ぎは禁物です。
歯の部分に薄く塗り延ばしましょう。



ボアアップタイプのMagnusシリンダーセットver2~ver6を使用します。
排出エアー量を増やす事により飛距離アップに繋がります。
シリンダーヘッドは純正品を使用しシリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
シリンダーからはみ出た部分はカッター等で切り落として下さい。



ピストンは耐久性向上の為JA製メタルティースピストンを使用します。



シリンダー内とノズル内に薄くグリスを塗り延ばします。
ORGAではWAKO'S耐熱シリコーングリスを使用しております。
シリンダー周りを組み上げます。



メカボにギア周り、シリンダー周りを組込ます。
ギア軸・ピストンレール・タペットプレートレール等、摩擦が生じる部分には必ずグリスアップを行いましょう。
タペットプレートのセクターチップと触れる部分もグリスを塗っておくとタペットプレートの磨耗を最小限にする事が出来ます。
これでメカボを閉じます。



モーターはお馴染み東京マルイ製EG1000Sを使用します。
モーターハウジングを開け向きを間違えない様にして既存モーターと交換します。
組込が終わりましたらメカボに取り付けます。



今回はAxisスプリングを使用します。



スプリングガイドを六角レンチ6mmを使用し押し込みセットし、スプリングガイド固定ネジも忘れずに締めましょう。
これでテストドライブが出来ますのでセミ、フルと切替ながら状態をみましょう。
モーター位置の調整も行いましょう。



メカボをロアに組込みます。
組込む際にもセレクターレバー内側のギアに、モーター部が引っ掛からない様に気をつけて下さい。
メカボの固定ネジ2ヶ所とグリップエンドを取り付けて再度テストドライブです。



次にフロント周りのチューンに取り掛かります。
2ヶ所の割りピンをポンチを使い抜きます。
左右4ヶ所のネジを外せばチャンバーブロックを外します。



チャンバーブロックからアウターバレルを抜きます。
矢印のイモネジを外します。



これでアウターバレルからインナーバレルを引き抜けます。
続いてインナーバレル周りのパーツを外します。



インナーバレルはAxisスプリングと相性の良いMagnusHDバレルを使用します。



アウターバレル内径が大きくインナーバレルが偏る場合はシールテープ等でインナーバレルの先端部を巻きます。
これでアウターバレル内でインナーバレルの芯出しが行えます。



チャンバーブロックのHOP調整ダイヤル裏側にネジを外しHOPアームを取り出します。



HOPアームにHOPラバーが組まれて外れない様になっており、この機構によりアウターバレルをワンタッチで外せる様になっております。
しかしこの部分が潰れたり、変形したりして弾道が悪くなる原因となっております。



そこでいつもの面HOPチューンを施す為電気なまずを使用します。



このままでは使用出来ないので細工カッターを使用しチャンバーの窓に合わせカットします。
HOPアームに接着し完了です。



フロント周りを組んでロアとフロントを組めば試射が出来ます。
初速調整はバレル長で調整します。
今回は303mmでG&G製0.25g使用84~85m/sでした。
ロングレンジの試射を行えばチューンは完了となります。


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