ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日は言わずと知れた人気機種MAGPUL MASADAのMagnusチューンのご紹介です。
MAGPUL社とは元々マガジン下部に取付けポーチからマガジンを迅速に引き抜ける様にしたパーツを開発し名を馳せました。
そのパーツ名「MAGPUL」をそのまま社名としております。
「MAGPUL」はこちらよりご覧頂けます。
その後MAGPUL社はポリマー製の外装品やアクセサリーを中心に多くのパーツを輩出しました。
そのMAGPUL社が2007年に作ったアサルトライフルが「MASADA」でイスラエルの要塞跡の「マサダ」を由来とします。
アサルトライフルですので
スコープや
ホロサイトに
ブースターの組み合わせもOK!
画像にある様な
サプレッサーもカッコいいですね。
それではチューン開始です。
ピンを抜きハンドガードを外します。
ストック固定用ピン(上)を抜きますとアッパー後部を持ち上げテイクダウンが出来ます。
フレームロックピン(F)を抜くとアッパーとロアが分解出来ます。
ストック固定用ピン(下)を外しストックを上にずらすとストックが外せます。
マガジンハウジング部の奥にメカボを固定しているネジ2か所を外します。
グリップエンドの二ヶ所のネジも外します。
これでメカボがロアから取り出せます。
モーター配線のハンダを外し、アンビ機構のギアを外し、メインスプリングもメカボを開ける前に取り出します。
モーターハウジングを外したらメカボのネジを外して開けます。
メカボ内パーツを外してメカボ内部や各パーツをパーツクリーナーで洗浄します。
耐久性向上の為に
ORGA SUS420 8mm軸受けを組込みます。
軸受けの固定方法をYouTubeに動画をUPしておりますので是非ご覧ください。
ギアは
CORE製18:1強化ギアに変更し給弾不良対策として
セクターチップも組込みます。
セクターチップの組込方をブログにてご紹介しておりますのでご覧ください。
次にシム調整です。
キツ過ぎてもゆる過ぎてもダメなデリケートな部分です。
シム調整のコツはYouTubeにて動画をUPしておりますのでご覧ください。
次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。
方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、
そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。
シリンダーはボアアップの
MagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
詳細な組込み方法はこちらよりご覧ください。
ピストンも耐久性向上の為に
JA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。
弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。
ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
配線を通電効率の良い
テフロンコードに変更致します。
今回トリガーを引いた時に発射のタイミングが遅れるという不具合がありました。
スイッチを開けm内部の接点部の調整し、接点復活スプレーでメンテを行い不具合は解消されました。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。
最近はカスタムの定番となってきました
東京マルイサマリウムコバルトモーターとスイッチ接点保護を手軽に可能にした
SBDの組込みを行います。
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
サマリウムコバルトモーターはロングタイプのみですのでショートタイプに加工を行いました。
加工の方法はこちらよりご覧頂けます。
メカボを閉じモーターハウジングを組込み
Magnsuスプリングを組込みます。
これでテストドライブが可能です。モーター位置の調整も行いましょう。
メカボをロアレシーバーに組込めばロア周りのカスタムは完了です。
次にフロント周りです。
ワンタッチレバーを回しアウターバレルを外します。
インナーバレルを固定しているイモネジを外してインナーバレルを取り出します。
インナーバレル周りのパーツも外します。
今回、純正チャンバーパッキン(赤色)が破れておりましたので交換します。
普段は万能なマルイ製パッキンですとノズルとの間で機密漏れが発生し初速が落ちます。
そこで
ARES製チャンバーパッキン(黄緑?)を使用した所バッチリでした!
インナーバレルはMagnusチューンの定番
Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します
インナーバレル周りのパーツを組みアウターバレルに組込みます。
次にチャンバーブロックを外します。
左右4ヶ所のネジを外し、2ヶ所の割ピンを抜けばチャンバーブロックが取り出せます。
HOPダイヤルの裏側の固定ネジを外してHOPダイヤル、HOPアームを外します。
面HOPは
ORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み窓に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
チャンバーブロックにアウターバレルを組んでからHOPを組込みます。
HOP組み込んでからアウターバレルを組込みますと面HOPがインナーバレルに当たり剥がれてしまいますので注意して下さい。
この状態でHOPを下し水平に降りてきているか、降りてくる量は適切か等チェックします。
今回はDIMENSION HOPの後方が当っていたのでカットし、降りる量が足りなかったのでゴムシートで嵩増しを行いました。
ゴムシートの貼り方はブログで紹介しておりますので一度ご覧ください。
これでアッパーとロアを組み初速調整です。
今回はインナーバレル長190mmで調整しました。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。