ARES SL-8 Magnus
こんにちは★ORGA teruです^^
先日からの作業のARES SL-8の作業UPです。
まずは、ロアを取り出します。
Ver3メカボックスですね。
今回のMagnusでは、Playerさんから「使えたら使って~」と DeepFireのチタニウムパーツが同梱されています。
メカボックスオープン。
まずは、全体のパーツを取り外し、洗浄します。
純正のメタル軸受け+ベアリング軸受けです。
精度と軸穴径の磨耗を確認した所、問題なし!でしたので、そのまま採用します。
軸受けは、必ず固定しましょう!
さて、ギアの選定です。
ORGAでは、元から入っているギア精度に問題が無ければ、そのまま利用しますが、問題があった場合は、ORGA在庫のギアと差し替えます。
以下は、Playerさん持込のDeepFire チタニウムギア。
ARES純正とDeepFireギアを「個々に」 & 「組み合わせ」にて、最良のセッティングを算出します。
個々に確認を行った結果、セクター+スパーはDeepFire
ベベルはORGA在庫の5枚ラッチのベベル の組み合わせとなりました。
組み合わせが決定したら、改めてシム調整を行います。
シムの確認は、必ず、メカボックスを閉じて ビス2~3点にて固定して行いましょう!
ビスを締めると、シムのクリアランスが変わってしまい「キツイ」場合が良くあります。
シム調整が終ったら、WAKOSでグリスアップします。
ピストンは、お馴染みのSuperCorePistonです!
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SuperCorePiston
現存するピストンの中で、一番良いと思います。
ピストンヘッドは、Magnusピストンヘッド従来用を採用。
Magnusシリンダー+Magnusピストンヘッドは、ロングシューティングの定番になりつつあります。
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Magnusピストンヘッド
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Magnusシリンダー
レール部分の潤滑は、Core501ケミカルを利用します。
全体を組み付けたら、内部チューンの終了です。
今回、DeepFireの
チタニウムピストンは不採用となりました。
理由は、以下の部分(ピストンの1枚目)の高さが特に高くなっており、セクターの胴体(歯がないRの部分)に当たってしまい、ピストンが前進することが出来ず、
ロックしてしてしまいます。
1枚目だけの問題であれば、グラインダーで高さを落としてあげれば問題ないですが、製造時の精度でしょうか・・・・・
全ての歯の高さが
NGです。
モーターはAIPのトルク40000が同梱でしたが・・・・・
MidiumモーターでしたTOT 使えません^^;
従って、トルクとキレを重視して、EG1000Sを採用。
今回のMagnusはPlayerさん意向にて、2石FETを導入。
本来、FETであれば製作してしまうんですが、石在庫が無く、SHOPさんで買ってきたヤツをSL8の格納に合わせて、再加工しました。
次は、HOPチューンとアウター加工です。
まずは、初速調整の為、あらかじめ Magnusバレルにフライスで加工を行います。
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Magnusバレル
※Magnusバレル・・・・あと数本ですTOT
今回のMagnusバレルは、235mm長にします。
235mmでは長すぎるのですが、なぜ?235mmにしたかというと・・・。
以下の様にSL8はチャンバーからハイダー口までが「空洞」だからです。
G3や一部MP5などのフロントへのバッテリー収納モデルの場合、このタイプですよね!
この状態で、150mmのバレル等を利用すると、確実にハイダー口に弾が当たってしまい、まともに撃てません。。。
150mmを入れるとこんな感じです。
バレル先端に40mmくらいの隙間があります。
しかも、バレルがグラグラです。
これを、235mmのバレルに差し替えると
以下の様に、ハイダー口まで、しっかり届きます。
この固定方法を用いて、旋盤でインナーバレル内を150mmまで掘り込んで行きます。
そうする事で、長いバレル長を保ったまま、ショートバレルを利用する効果と同じ効果を演出できます^^y
前から掘り込んで行き、以下の「指」の辺りまで、内径が7.6mmで掘り込まれています。
バレルの加工が終了したら、HOPチャンバー側のチューニングを行います。
最後に、SL8付属のアウターバレルを装着後の試射にて、アウター出口ギリギリの所で弾が当たっている様でしたので、アウター内径も広げます。
旋盤にアウターを装着して芯だしをした結果、アウター自体が若干曲がっていました^^;
旋盤で回転させながら、ゆっくり水平に戻してあります^^y