2015年05月29日 20:24
ORGA AIRSOFT TAKAです。
日中は暑い日が続きますが、夜は肌寒い日が続きますね。
今月は天気の良い日が続きましたので、サバゲーに行かれる方も多く、電動ガンの再調整や新調+カスタムなどの依頼が殺到しており毎日の様に電動ガンが届いております。
本日はG&G製GR14EBRのMagnusチューンのご紹介です。
昔の東京マルイ M14ベースでG&Pのコンバージョンキットなどで製作するEBRに比べると、圧倒的にコストが安くなりましたよね!
GR14EBRはシリンダーやギアがマルイ製M14と違い通常のVer.2等と同じ規格なのでカスタムをする際には使用出来るパーツが豊富です。但し、スイッチ周りやセレクター関係やマガジンは独自設計となりますのでこの辺りが破損するとG&Gからの取り寄せが必要となります。
ハンドガードカバーの両側にあるネジ6ヶ所を外します。
カバーを外すと配線が出てきます。
EBRはここにバッテリーを収納します。
トップレールのネジ6ヶ所を外しますとトップレールが外せます。
アウターバレル固定ネジ(両側2ヶ所)を外します。
トリガーガードを下方向に引きます。
固体によって硬い場合もありますのでご注意下さい。
これでトリガーガードASSYが外せます。
このトリガーASSYでメカボとロアが固定されています。
メカボをフレーム引き出します。
前方向にずらしながら上方向に引き抜きます。モーター部が引っ掛かりやすいので無理せず慎重に引き抜きましょう。
マガジン固定用爪のステーを前方向にずらして外します。アッパーとメカボを固定しているネジ(赤丸)2ヶ所を外します。
ボルトリリースレバーの軸をポンチなどで叩いて引き抜きます。
下にネジがあるのでこれも外します。
ボルトリリースレバーの内側にスプリングがついてますので無くさない様に気をつけて下さい。
アウターバレルを固定しているネジを外します。
これでアウターバレルが引き抜けます。
アッパーとメカボを外します。
セレクターレバーの内側とメカボのセレクター機構が噛み合わさっておりますので
方向に注意しながらメカボを外して下さい。
モーター周りの配線の通し方を覚えておきましょう。
これを間違えると組む際に配線を噛んで断線の恐れがあります。
ハンダを外します。
逆側のハンダも外します。
トリガー機構のスプリングも外します。
モーターハウジング押さえのネジ(4ヶ所)をはずして
モーターハウジング押さえを下方向にスライドさせて外します。モーターを下方向に回転させて後方向に引き抜くと外す事ができます。
モーターは東京マルイEG1000Sを使用します。
ハウジングのネジ(4ヶ所)を外すとハウジングを開ける事が出来ます。
ハウジングにEG1000Sを入れます。
この時+-の向きを間違えない様にして下さい。
メカボ上部のカバーを前方向にスライドさせて外します。
固体によって硬い場合がありますが、その時はカバー横の出っ張り部分をポンチ等で軽く叩いてずらしながらスライドさせて下さい。
トリガー機構のネジ(赤丸)2ヶ所を外してトリガー機構を外します。
メカボ本体のネジ(青丸)3ヶ所のネジを外します。
それぞれ長さが違いますので間違えない様に覚えておきましょう。
メカボを開けます。
給弾部のパーツは組む時に軽くメカボに接着すると楽にメカボを閉じる事が出来ます。
くれぐれもメカボを閉じやすくする為の作業ですのでがっつり接着しないで下さいね。
オーナー様のご希望により今回はNEOX製FETを組込ます。
スイッチをばらしFETの配線を端子にハンダ付けします。
メカボ洗浄してスイッチを組みなおしてメカボに戻します。そのままではモーター側の配線が足りなかったので、配線を延長しました。
耐久性を考慮しORGA SUS軸受けに変更します。
GR14はセクター部が8mmでスパーとベベル部が7mmとなります。
ギアはCORE18:1強化ギアに変更します。
給弾不良対策にセクターチップも組み込みます。
次にシム調整を行います。
基本概念としてキツ過ぎはNGです。
ギア同士やスパーの下が擦らない様にして下さい。
ギアのグリスアップです。
ORGAではWAKO'Sビスタックを使用しております。
少量を歯の部分に吹き付けて筆で薄く延ばします。付け過ぎると回転時に負荷となりますのでご注意下さい。
セクターチップを組んだ為、メカボのタペットプレートのレール部と干渉しておりました。干渉しない様に削ります。
シリンダーはMagnusシリンダーセットを使用します。
先程も触れましたがGR14はVer.2タイプを使用します。
JA製14歯メタルティースピストンを使用します。
強度と精度、コストパフォーマンスに優れたピストンです。
メカボを閉じのレールにはめてみた所スライドに負荷が掛かっていたのでレールのトップ幅と溝下の幅をそれぞれ切削し小さくしました。
もう一度ピストンのスライドに負荷があるかテストします。指でピストンを前後させて負荷が無ければOKです。
シリンダー周りを組みます。
シリンダー内部のグリスは限りなく薄く塗って下さい。
スプリングはSHS製M120を使用しました。
全てのパーツをメカボに組んでいきます。ギアの軸部分、タペットプレートのレール、ピストンレール等にもグリスアップを行います。
タペットプレートのセクターチップと摩擦が起きる部分にもグリスを塗るとタペットプレートの磨耗を防げます。
メカボを閉じてモーターを組みトリガーASSYを組むとテストドライブが出来ます。この状態でモーター位置の調整も行います。
次にアウターバレルからチャンバーを抜いてインナーバレルとHOPのカスタムを行います。
バレルはMagnusバレルを使用し今回は182mmからカットし160mmでセッティンしました。
HOPのカスタムはいつもの通り電気なまず「辛口」を使用し
チャンバーの窓の大きさに合わせてカットしHOPアームに接着します。
全てを組み込んで初速チェックと弾道チェックを行い作業は終了となります。