2016年08月01日 12:05
M14(Ver.7)のメカボはトリガーやセレクター・スイッチ類の機構が外側に付いているので見た目は煩雑ですが、慣れると扱い易いメカボです。外側のパーツ類を慎重に外ししていきます。
メカボを開けます。内部はギア類とシリンダー周りだけのシンプルな構造です。
メカボ内のパーツを外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けはORGA SUS軸受け6mmを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
軸受けの組込み方のコツはこちらよりご覧下さい。
ギアは耐久性向上の為にSHS製M14用強化ギアを使用します。給弾不良対策としてセクターチップも組込みます。
続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。
シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットM14用を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
組込み方のコツはこちらよりご覧ください。
ピストンも耐久性向上の為にJA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。
オーナー様のご要望でGUARDER ガーダー Ver.2 強化タペットプレートを組込みます。
ノズルはでんでんむしM14用を使用しスプリングはMagnusスプリングを組込みます。
メカボを閉じモーターも取り付けます。
オーナー様のご要望でNEOX製FETを取り付けます。
メカボ外回りのパーツを組込みます。
これでバッテリーを繋げばテストドライブが可能です。モーター位置調整も行います。