電動ガン 東京マルイM14SOCOM Magnusチューン

ORGA AIRSOFT

2016年08月01日 12:05

ORGA AIRSOFT TAKAです。

ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。

本日は根強い人気を誇る東京マルイ製M14SOCOM Magnusチューンのご紹介です。


独自のメカボやチャンバーを搭載し、高性能な銃に仕上がっており,この銃にMagnusチューンを施す事により飛距離・弾道共にパワーアップした銃となります。



それでは作業に入ります。
トリガーガードを下に引っ張って外しストックからレシーバーを取り出します。
この時にセレクターレバーをFULLにしておきましょう。メカボのパーツがストックに引っかかり破損する可能性がありますので。



チャージングハンドルのリコイル部を前方向にずらしながら外します。固定クリップを外しハンドガードも外しておきます。



前後二ヶ所のネジを外しコネクターを外します。



レシーバー下部を固定しているネジ3ヶ所(赤丸)と判りずらいですが青丸部にも小さいネジがあるので外しておきます。



ボルトストップのシャフトを細いポンチで抜きます。



ボルトストップを外すと下にレシーバー固定ネジがあるのでこれも外します。メカボックスロックシャフトもポンチで抜いておきます。
これでメカボを取り出せます。



これよりメカボのチューンに入ります。

M14(Ver.7)のメカボはトリガーやセレクター・スイッチ類の機構が外側に付いているので見た目は煩雑ですが、慣れると扱い易いメカボです。外側のパーツ類を慎重に外ししていきます。



メカボを開けます。内部はギア類とシリンダー周りだけのシンプルな構造です。



メカボ内のパーツを外しパーツクリーナーで洗浄します。



軸受けはORGA SUS軸受け6mmを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
軸受けの組込み方のコツはこちらよりご覧下さい。



ギアは耐久性向上の為にSHS製M14用強化ギアを使用します。給弾不良対策としてセクターチップも組込みます。



続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。



シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットM14用を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
組込み方のコツはこちらよりご覧ください。



ピストンも耐久性向上の為にJA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。



オーナー様のご要望でGUARDER ガーダー Ver.2 強化タペットプレートを組込みます。



ノズルはでんでんむしM14用を使用しスプリングはMagnusスプリングを組込みます。



メカボを閉じモーターも取り付けます。



オーナー様のご要望でNEOX製FETを取り付けます。



メカボ外回りのパーツを組込みます。
これでバッテリーを繋げばテストドライブが可能です。モーター位置調整も行います。



続いてチャンバー周りのチューンに入ります。

バレル基部のネジを4本外しチャンバーを抜き出します。



チャンバーを分解しインナーバレルとHOP部を取り出します。



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。多くのチャンバーにカット無しで使用出来るのですがM14のチャンバーは開口部が小さい為前後のカットが必要となります。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。




前後をカットしHOPを接着します。HOPの降りる量が足りないので0.5mmのゴムシートを貼付けました。
ゴムシートの貼り方のコツはこちらよりご覧ください。



これらをチャンバーに組込みます。



チャンバーをアウターバレルに組込み、レシーバーにメカボとアウターバレルを組込みます。
この状態でトリガーガードを取り付ければ試射が可能となります。



初速調整や弾の発射の状態をチェックし室内での作業は終了です。
ストックに組込みロングレンジ試射を行いチューン作業は終了となります。




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