東京マルイM14SOCOM(G&P製ストック) Axisチューン

ORGA AIRSOFT

2019年02月24日 19:10

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は東京マルイM14SOCOMのAxisチューンのご紹介です。
ピストルグリップが付いているので一目瞭然ですがG&P製のストックに換えられています。
後程ご紹介しますがこのストックに組む時はモーターハウジングをG&P製(付属品)に交換する必要があります。



ストックと本体の外し方はマルイ製ストックと同じです。
トリガーガードを下に引っぱり外します。
本体を前側にスライドさせればストックから引き抜けます。



M14の詳しい分解方法は過去記事の「東京マルイ M14 SOCOM Magnusチューン」に掲載してございます。
宜しければご参考にして下さい。
と言う訳でメカボックスを取り出した所からご紹介します。
モーターハウジングはG&P製DMRストックに付属している物を使用しています。
純正ハウジングではストックに入りません。



モーターハウジングを外しました。



開けてみるとロングモーターですがシャフトカバーが無くシャフトを2か所のベアリングで固定しています。



今回サマリウムコバルトモーターに変更するのでピニオンを一旦外してシャフトカバーを外し既存のベアリングを移植します。



これでベアリングを移植してモーターハウジングに組込みます。
スプリングを入れるのを忘れずに!



モーターハウジングを閉じてモーター交換は完了です。



次にメカボックス内のチューンを行います。
いつもの要領でメカボックスを開けます。



トリガーやスイッチ類が外側に付いてるので内部はシリンダー周りとギア周りのみでシンプルです。



パーツを外し洗浄したら軸受けを組込みます。
軸受けは耐久性向上の為ORGA SUS420 6mm軸受けを使用します。
組込み方の詳細はブログにも「電動ガンへの軸受け組込み時の注意点につきまして」として掲載しておりますので宜しければご覧下さい。



ギアはSHS M14用 強化ギアセットを使用しセクターチップも組込みます。



とここで最近のSHS製ギアのベベルギア(左)はピニオンとの角度が悪いのかギア音が大きいんです。
そこでJA製ベベルギア(右)と交換します。



軸受けの接着剤が乾くまでの間にシリンダー周りの組込みを行います。
ピストンも耐久性向上の為に定番となりましたJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。



タペットプレートはオーナー様のご希望で「GUARDER タペットプレート Ver.7(M14)用」に変更します。
純正品が弱い訳ではないですがより高耐久の商品です。



ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM14用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。



シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットM14用を組込ます。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップには「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



軸受けの接着剤が乾いたらシム調整です。
スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。



メカボ内のギア周りとシリンダー周りを組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材は「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材 」を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
スプリングはAxisスプリング従来用を使用します。



メカボックスを閉じてトリガーやスイッチ周りも組込みモーターも取り付けます。



次にチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームパーツを取り出します。



インナーバレルはAxisチューンとの相性が良いMagnusHDバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
M14はインナーバレルの横のスリット位置が通常の電動ガン用とは異なります。
M14にも対応出来る様にORGAで製造しているインナーバレルには横のスリットが2本づつ入っています。



HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
チャンバーのHOP窓に合わせHOPラバーをカットしてHOPアームパーツに接着します。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。



これらを組込みフレームを組上げて初速をチェックします。
Axisスプリング+Magnusシリンダーセットとの組み合わせの場合はMagnusHDバレルの260mm前後でのセッティングが良い場合が多いです。
銃ごとに気密も変わりますのであくまでご参考値としてお考え下さい。

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。



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