宜しければご参考にして下さい。
と言う訳でメカボックスを取り出した所からご紹介します。
モーターハウジングはG&P製DMRストックに付属している物を使用しています。
純正ハウジングではストックに入りません。
モーターハウジングを外しました。
開けてみるとロングモーターですがシャフトカバーが無くシャフトを2か所のベアリングで固定しています。
今回
サマリウムコバルトモーターに変更するのでピニオンを一旦外してシャフトカバーを外し既存のベアリングを移植します。
これでベアリングを移植してモーターハウジングに組込みます。
スプリングを入れるのを忘れずに!
モーターハウジングを閉じてモーター交換は完了です。
次にメカボックス内のチューンを行います。
いつもの要領でメカボックスを開けます。
トリガーやスイッチ類が外側に付いてるので内部はシリンダー周りとギア周りのみでシンプルです。
パーツを外し洗浄したら軸受けを組込みます。
純正品が弱い訳ではないですがより高耐久の商品です。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
軸受けの接着剤が乾いたらシム調整です。
スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
メカボ内のギア周りとシリンダー周りを組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
メカボックスを閉じてトリガーやスイッチ周りも組込みモーターも取り付けます。
次にチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームパーツを取り出します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
M14はインナーバレルの横のスリット位置が通常の電動ガン用とは異なります。
M14にも対応出来る様にORGAで製造しているインナーバレルには横のスリットが2本づつ入っています。
チャンバーのHOP窓に合わせHOPラバーをカットしてHOPアームパーツに接着します。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
これらを組込みフレームを組上げて初速をチェックします。
Axisスプリング+Magnusシリンダーセットとの組み合わせの場合はMagnusHDバレルの260mm前後でのセッティングが良い場合が多いです。
銃ごとに気密も変わりますのであくまでご参考値としてお考え下さい。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。