電動ガン 東京マルイM14 Magnusチューン

ORGA AIRSOFT

2017年03月19日 20:30

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は東京マルイ製M14SOCOM CQBのMagnusチューンのご紹介です。

実銃としてのM14はアメリカのスプリングフィールド造兵廠が開発した自動小銃です。
アメリカ軍での制式名は"United States Rifle, 7.62 mm, M14,"。
第二次世界大戦・朝鮮戦争で使われたM1ガーランドを発展させる形で開発され、ベトナム戦争時に投入されたものの様々な理由によりM16に取って変わられました。
しかし、有効射程が長く、長距離射撃に向くため、海兵隊や特殊部隊を中心に狙撃銃などとしてこれを使い続ける部隊もある様です。
様々な派生型が存在しSOCOMもその派生型の1種です。



M14SOCOMにはマウントベースが付いておりますので光学機器が載せられます!
スコープ一覧はこちらよりご覧ください。



それでは作業を開始します。
トリガーガードを下方向に下げて外します。
ストックを後方にずらしてストックとフレームを分解するのですが、この時にセレクターレバーはFULLに合わせておきます。
セミにしておくと分解の際にストックにパーツが引掛り破損する事がございます。



リコイルスプリングガイドを外します。
前にずらしてから横にずらすとスルスルと外れます。
ハンドガードも外しておきます。



コネクターという名称のパーツを外します。
前後のネジを外せば取り外せます。



レシーバーとメカボを固定しているピンをサイドよりピンポンチを使って外します。



ボルトストップのピンを抜いて外します。



ボルトストップの下にレシーバー固定ネジがあるのでこれも外しておきます。



レシーバーとメカボを固定しているマガジンハウジング部のネジを外します。



HOP調整ダイヤルの左右にあるネジを2本外します。



これでメカボが取り出せます。
M14は独自設計のVer.7メカボとなります。非常に精度も良く緻密に設計されたメカボです。



メカボ周りのスイッチやレバー類を取外し、モーターも取り外しメカボを開けます。
内部はシリンダー周りとギア周りだけです。



メカボ内を洗浄し、軸受けはORGA SUS420 6mm軸受けに変更します。
軸受けの接着方法をYouTubeで動画をUPしておりますので宜しければご覧ください。



ギアはSHS製M14用強化ギアに変更します。
ギアに7#と表示されているのはM14のメカボはVer.7だからです。
給弾不良対策としてセクターチップも組込みます。



シム調整を行います。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますのでご覧ください。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。
方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。



シリンダーはボアアップのMagnusシリンダーセットM14用を組込みます。
シリンダーヘッドの組込み方法はこちらよりご覧ください。



ピストンも耐久性向上の為にJA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。
弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。



ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM14用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
ノズルを交換した際はチャンバー内で抵抗なく動くか検証が必要です。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



メカボ内のギア周りとシリンダー周りを組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。
スプリングはMagnusスプリングを使用します。



セミのレスポンスを重視し東京マルイ製サマリウムコバルトモーターに替えます。
M14のモーターはショートタイプなのでサマリウムコバルトモーターをショートタイプに加工します。
加工の方法はこちらよりご覧頂けます



ショートタイプに加工しモーターをハウジングに組込みます。



安価で組込みも簡単スイッチ接点保護が出来るSBDも組込みます。



メカボを組み上げます。
M14はメカボだけでテストドライブが可能です。
モーター位置の調整も行います。



次にフロント周りのチューンに入ります。
アウターバレル基部のネジを4ヶ所外します。



これでインナーバレルが取り出せます。
チャンバーからインナーバレルとHOP周りを外します。



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み窓に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
ちなみにM14には前後のカットが必要になります。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなり、通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。



DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
M14はHOPアーム部の前後に合わせてカットが必要です。
HOPが降りる量も少ないので下にゴムシートを貼りつけました。
貼付け方のコツはこちらよりご覧頂けます。



インナーバレルとHOP周りをチャンバーに組込みます。



メカボとフロント周りをレシーバーに組込みトリガーガードを付ければこれで試射が出来ます。
初速調整を行い、セミ・フルでの弾の出方等もチェックします。



初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。

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