ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日はARES M60(MG-005)のチューンをご紹介させて頂きます。
実銃としてのM60はアメリカ合衆国の機関銃で1950年代後半からアメリカ軍の代表的な汎用機関銃として、ベトナム戦争を始めとして多くの実戦で使用されました。
またM60は初期の設計に由来する問題を改善しながら長期に亘って生産されたため、多数の派生型が存在します。
そのM60の派生型のM60E4がアメリカ海軍で採用されMk43Mod0という名称になりました。
下記の画像はARES M60(MG-005)ですが、ほぼ同じ形状のARES Mk43(MG-004)とはハンドガードや、ハイダー等のフロント周りがの少し違う感じかと・・・。重量もメーカー発表5100gですのでこの手の銃にしては軽量で重量バランスも良いので扱い易いです。
またバイポット付なのでどっしりと据え付けて後方支援を行うにはバッチリですね。
ちなみにですがフルオートのみでセミはございません。
次にレバーを右側にスライドさせながら上にあげればアウターバレルが抜けます。
次にトリガーグリップ周りを外します。
前後のピンを外すと簡単に外れます。
外したトリガーグリップ周りです。
これだけ見るとハンドガンみたいですね(笑)
トリガーを引くと矢印の部分が後方にスライドしスイッチを押す仕組みです。
本体下側のマイクロスイッチです。
この部分がトリガーの突起に押されて通電します。
次にメカボを取り出します。
メカボはレシーバーの両側1ヶ所づつのネジ固定となっております。
まずは左側の赤丸のネジを外します。
次に右側も赤丸のネジを外します。
レバーを引いて上部カバーを開けます。
これでメカボが取り出せます。
簡単に取り出せるので楽ですね。
モーター一体型のマシンガン系に多いタイプのメカボックスです。
スプリングガイドを少し押しながら上部レバーを上げるとスプリングガイドが飛び出してきます。
要するにメカボを開けずにスプリング交換が可能なQDタイプのスプリングガイドです!
メカボを開ける前にモーター端子にハンダ付けされている配線を外します。
通常の配線にBOXマガジン用配線もここから分岐させています。
次に逆転防止ラッチリリースレバーを外します。
内側にスプリングがあるので要注意!
上部スライドカバーと8か所のネジを外します。
メカボの固定ネジは場所により使われているネジの長さが違うので確認しながら外して下さいね。
また通常のメカボは右側が上になりますが、このメカボは左側が上になります。
従いましてにメカボ内パーツは右側に残ります。
普段見ているギアの感じが違うので違和感が・・・。
でも組バラシを行ってみるとベベルギアを組み込んだ後に逆転防止ラッチやモーターを入れられるのでこの方が作業はしやすいです。
メカボ内パーツを外し洗浄します。
軸受けは
ORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので
こちらからご覧ください。
ギアの材質はスチール製で高耐久、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
セクターチップの組込み方のコツは
こちらよりご覧ください。
次にシム調整です。
方法はいつも通りで行って頂いて構いません。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますので
こちらよりご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップです。
少量をギアの歯に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はブログに掲載しておりますので
こちらよりご覧ください。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。
弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、
高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、
通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。
ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
ノズル、タペットプレート、シリンダーヘッドは純正品を使用しました。
モーターは
EG1000Sを使用します。
安心のマルイ製モーターはやっぱりいいですね。
J-Armament製強化ギアとピニオンの相性もバッチリです。
メカボにギア周りとシリンダー周り、モーターも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
メカボを閉じたら配線をモーターにハンダ付けをします。
レシーバーにメカボを組込みトリガー部も組込みます。
これで再度テストドライブ。
次はフロント部分です。
アウターバレル基部の横のイモネジを外すとチャンバーが取り出せます。
インナーバレルを取出します。
今回は
MagnusHDバレルをチョイスしました。
HOPは面HOPには出来ないのでそのままで・・・。
チャンバー内の洗浄を行いインナーバレルやHOPを組込み、アウターバレルに再セット。
アウターバレルをレシーバーに組み込んだらBOXマガジンをセットし試射です。
初速の調整をしながらインナーバレルの長さを決めて室内作業は完了です。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし全て作業は完了となります。