ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日はG&P電動ガン ストーナー U.S. Navy MK23 MGのMagnusチューンの様子をご紹介させて頂きます。
実銃としてのストーナーMK23はアメリカのユージン・ストーナー氏が1960年代に開発したLMGで「ストーナー63」と呼ばれました。
「ストーナー63」のコマンド型をMark 23 Mod 0機関銃(Mark 23 Mod 0 machine gun)としてSEALsで採用されました。
バッテリーはストック内に収納、ストックパッドの小さな穴2ヶ所に六角レンチを差し込んで中にあるネジを回しパッドを外します。
ストック基部のピンを外すとストックが後方に外せます。
次にトップカバーを外します。
トップカバーのピンを外すと簡単に外せます。
トップカバー下のガイドも外します。
上から見てチャンバー脇のネジを1本外すとこのガイドも外せます。
続いてフロント部の分解です。
ハンドガード下部のピンを抜いて
両側にあるネジも外します。
先程抜いたピンの下にアウターバレル固定用ネジがあるのでそれも外します。
ハンドガード上部先端の両脇にマイナスドライバー等を差し込み引っ掛かりを外します。
これでフロント部が外せました。
グリップエンドのネジを外し、モーターを取出してグリップも外します。
ロアレシーバーの後部にメカボックスを固定してるネジがあるのでこれも外します。
これでメカボックスがロアレシーバーから取り出せました。
形状は標準的なVer.2メカボックスです。
これはBOXマガジンの電力供給用の端子で左右二ヶ所の接点がBOXマガジンの給弾口の端子と接触して通電する仕組みです。
この端子は前側からはめてあるだけなので簡単に外れます。
メカボックスを開けます。
内部も標準的なG&Pのメカボックスパーツ類です。
少しだけ違うのはトリガーが専用品となっているのとセィフティーアームが無いですね。
ストーナーはロアレシーバーのトリガーの前側にスライド式のレバーがありこれを後退させると物理的にトリガーと接触してトリガーが引けなくなる為にメカボックス部のセィフティーアームは必要ないんですね。
メカボックス内のパーツを外し洗浄します。
ギアの材質はスチール製で高耐久、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
ギアにセクターチップを組込んだらシム調整を行います。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
ピストンも耐久性向上の為に
J-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
メカボを閉じたらロアレシーバーに戻しグリップやモーターを組込んでテストドライブです。
これでロアレシーバー周りのチューンは完了デス!
次にフロント周りのチューンです。
チャンバーを回転させるとアウターバレルから引き抜けます。
これがストーナーのチャンバーとインナーバレルです。
少し見ずらいですが上から給弾されるチャンバーです。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
分解した純正インナーバレルです。
この銃の場合はインナーバレルに上側に専用の溝が掘ってあります。
Magnusバレルにも同じ様に上側に幅1mmの溝を掘ります。
これは何の為の溝かと言いますとインナーバレル固定クリップの内側に突起があり、この突起がハマる為の溝です。
これでインナーバレルの回転止めと回転方向の位置決めとなります。
通常のチャンバーは下からクリップで固定しますがこの銃は給弾同様上からクリップでインナーバレルを固定するのでこの様な仕様に。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
アウターバレルにこれらを組み込んでロアレシーバーと組み合わせて初速の調整です。
インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。