ORGA AIRSOFT TAKAです。
お客様よりJA製Ver.3ハイレスポンスメカボに内部パーツを組込んで欲しいとのご依頼があり今回はフロント配線のメカボで組上げました。
本製品はVer.3タイプですのでAK系の銃にご使用出来るメカボックスですがセレクター機構パーツやモーターハウジングは付属しておりませんのでご注意下さい。
特徴としましてはスイッチがマイクロスイッチ仕様になっており、それにより段違いのトリガーレスポンスを実現している点!
メカボを開けなくても後方よりスプリング交換が可能となっている点!
またメカボ本体にスイッチ、トリガー、カットオフレバー、セレクタープレート
、スプリングガイドが付属していますのでコストパーフォーマンスは抜群です!
※アフターパーツも取り揃えておりますので安心してご使用頂けます。
メカボを開けるとスイッチ部の構造がご覧になれます。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので宜しければ
こちらよりご覧ください。
ギアの材質はスチール製で高耐久、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますので
こちらよりご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップも行います。
ピストンはORGAチューンではお馴染みの
J-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ピストンヘッドも
J-Armament製メタルピストンヘッドを使用しネジロックで緩み止めを使用し組込みます。
シリンダーは
J-ARMAMENT アルミ FULLシリンダーを使用します。
お客様からのお問合せの多いFULLシリンダーと加速ポート付きシリンダーの違いにつきまして以前にブログにてご紹介しておりますので
こちらからご覧下さい。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
続いてタペットプレートは強化タイプで精度の良い
GUARDER製のVer.3用を使用します。
シリンダー内やノズル内など摩擦の発生する部分には必ずグリスアップを行って下さい。
ORGAではその部分にはシリコーングリスを使用しております。
グリスアップをしながらシリンダー周りを組上げます。
SHS製の逆転防止ラッチを使用します。
メカボ内にトリガーやギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。
メカボを閉じてピストンが無抵抗で前後するか(ノズル先端から細い棒を差し込みピストンヘッドを押してみます)、ノズルの動きは問題ないか(指でノズルを押してみます)をチェックします。
そうした所、ノズルの動きが渋い事に気が付きました!
原因を探っていくとタペットプレートの立ち上がりU字部の先端が長く、でんでんむしと干渉している事が発覚。
そこの干渉によりタペットプレートが下側に押さえつけられ動きが渋くなっていました。
そこで下画像の赤印部分を削り問題は解決です!
最近はメカボを閉じた状態でスプリングが取り出せるこのタイプが増えてきていますね。
非常に便利な機構で作業がしやすく助かります!
お客様よりご提供頂きましたモーターハウジングに
EG1000ショートを組込んで駆動確認を行い作業は終了です。