2020年02月08日
電動ガン LCT G3 Magnusチューン
本日は 電動ガン LCT G3 リアルウッドVerのMagnusチューンをご紹介致します。
それでは作業を開始します。
ストックを抜いたらマガジンリリースレバー部にあるフレームロックピンを抜いてロアレシーバーを後方にスライドさせながら分解します。
ここまでピン3本抜くだけで到達できる優れた構造。
グリップエンドを外し配線の立ち上がり方を確認します。
セレクターレバーを「S」の位置にするとすぐ脇にメカボックス固定ピンがあるのでそれをポンチで抜きます。
メカボックスはVer.2タイプの標準的なG3系です。
スプリングガイドはQDタイプではないので開けてからスプリングを取り出すタイプです。
今回はオーナー様のご希望でFETを組込みます。
ピストンは既存品がフルメタル歯でしたので流用します。
ノズルは集弾性向上の為に「でんでんむしM4/G3用」を使用します。
メカボックスを閉じてロアレシーバーに組込みます。
続いてチャンバー周りのチューンです。
2019年08月03日
ICS SIG552 Magnusチューン
本日はICS SIG552 Magnusチューンのご紹介です。
実銃としてのSIG SG552は、スイスのSIG社(現スイス・アームズ社)により開発された特殊部隊向けアサルトライフルです。
SIG SG550のコマンドカービンバージョンSIG SG551をさらにコンパクトにしたもので、ハンドガードと銃身が短くなっているタイプです。
室内近接戦闘(CQB)などの超短距離戦での場合はストックを折りたたんだ状態でも発射が可能で、銃全体を約3/5程度までコンパクトにすることができるのも特徴の一つです。
このモデルは、世界中の軍隊や警察の特殊部隊などの法執行機関によって使用されています。
それでは作業を始めます。
ハンドガード下部を後方にスライドさせると上部が上に外せハンドガードが取り外せます。
次にストックを外します。
右側の固定ネジも同じように外します。
グリップエンドのネジを外します。
グリップエンドを外しモーターを外す前に配線の通し方を確認します。
モーターはミドルタイプです。
リアサイト後部のボタンを押しながら
ストックを後方に引き抜くとストックが取り外せます。
これでアッパーレシーバーも取り外せます。
次に左右のセレクターレバーのイモネジを緩めてセレクターレバーを取り外します。
セレクターレバーの下側に基部パーツがあるのでこれも細いプラスドライバーで左右とも取り外します。
前側の配線抑えも取り外します。
これでメカボックスが取り出せます。
扇型のセレクターギアとアンビ用連結ギアの位置関係は組み上げる時に重要となるので印がある事を覚えておきましょう。
左側のセレクターギアは物理的にトリガーを引けなくするセィフティー機能も備えています。
メカボックスを開けました。
洗浄が終わったら軸受けを組込みます。
軸上の接着剤が固まるまでの間にシリンダー周りを組み上げていきます。
シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はブログに掲載しておりますので「オルガ Magnusシリンダー組込方法について」をご覧ください。
軸受けの接着剤が固まったらギアの組込みです。
シム調整を行います。
次にモーターを交換します。
ミドル化加工方法は以前にブログにてご紹介しておりますので「ロングモーターのショート・ミドル化加工」をご覧下さい。
SBDもスイッチ接点保護の為に組込みます。
メカボックスをロアレシーバーに組込みセレクターレバーやグリップ、ストックなどを組込んでテストドライブです。
次にチャンバー周りのチューンです。
2016年01月14日
電動ガン 東京マルイSIG552 Magnusチューン
ORGA AIRSOFT TAKAです。
ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。
本日は東京マルイ製SIG552のMagnusチューンのご紹介です。
それでは作業に入ります。
まずはフレームロックピンを抜きハンドガードを外します。
ピンを抜いたら下側のハンドガードを後方にずらします。
上側のハンドガードの後方を上方向に持ち上げながら外します。
ヒューズ部を外し配線を止めている結束バンドも切ります。
ストックを固定しているダミーのフレームロックピンのネジを左右外します。
ストックを折り曲げ後部のネジを外します。
マガジンの差込部のネジを2ヶ所外し、青矢印のプレートを外します。
このプレートを外すのが固くちょっと大変です^^;
これでフロントとロアが外せます。
配線に気をつけながら外して下さい。
グリップ底のネジを外しモーターとグリップを外します。
グリップを外すとストックを後方にずらします。
これでストック部が外れました。
両側のセレクターレバーの下側にイモネジがあるのでこれを緩めるとセレクターレバーが外せます。
左側のセレクターレバーに下にはクリック感用の小さなボールが入ってるので無くさない様にして下さい。
セレクターレバーを外したらメカボ固定用のパーツが出てくるのでこれも両側外します。
これでフレームからメカボを取り出します。
メカボはVer.3タイプですね。
各パーツを外し、ネジを外しメカボを開けます。
メカボ内のパーツを全て外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けは耐久性向上の為にORGA SUS軸受け6mmを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らない場合や斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
ギアも耐久性向上の為、CORE製強化ギア18:1に給弾不良対策としてセクターチップを組込ます。
このメカボはセクターチップを組むとタペットプレートのレールと干渉するので干渉部を削りました。
他のメカボでも稀に起こる現象ですのでシム調整を行いながらチェックします。
シムはスパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
ビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、
そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗りましょう。
シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせで!
JA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
ORGAでは定番となった耐久性とコストパフォーマンスに優れたJA製メタルTeethピストンを使用しております。
このピストンは14歯となっており、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます
ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばします。
シリンダー周りを組み上げます。
ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
メカボにギア周り、シリンダー周りを組込ます。
この時ギア軸部分、ピストンレールやタペット周りなど摩擦が生じる部分は必ずグリスアップをして下さい。
スプリングはMagnusスプリングを使用しました。
メカボを閉じてネジを締め周りのパーツも組込ます。
この時にノズル内に細長い棒状の物を差込み、ピストンが動く事を確認して下さい。
フレームにメカボを組んで周りも組み上げます。
配線を繋いでテストドライブを行います。
モーター位置の調整もこのタイミングで行います。
次はチャンバー周りです。
HOPダイヤルを前方向にずらしHOPアームのピンを抜けばHOPアームが外せます。
インナーバレルはHOPダイヤル下の固定パーツを外せば抜く事が出来ます。
インナーバレルはMagnusチューンの要、Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑えます。
それにより弾道が安定します。
HOPは面HOPの電気なまず「辛口」を組込ます。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けます。
面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
そのままでは大きいのでチャンバーの窓に合わせカットし、HOPアームに接着します。
MagnusバレルとHOPをチャンバーに組込ます。
これをアウターバレルに組んでフロントとロアを組んで初速測定です。
初速調整はバレル長で調整します。
基本的にバレル長が短いと初速は低く、長いと高くなります。
今回は170mmで決定です。
ロングレンジの試射を行い、弾道をチェックしカスタムは終了となります。
2013年01月22日
KingArms SIG556DMR

KingArms SIG556DMR Magnus
SIG556はもちろんメタルフレームで、剛性も大変良い仕様になっています。

メカボはVer3系です。

ギアの精度をチェックします。

今回は、セクターとスパーはOKだったので、ベベルのみ交換となります。

ギアの精査が終わったらし無調整を行います。

シリンダーは、もちろんMagnusシリンダーを採用します。
シリンダーは放出エア量Upを狙いMagnusシリンダー+Magnusピストンヘッドセットを採用。
ロングシューティングには、放出エア量は必須です。
詳細はMagnusシリンダー商品ページにも記載してありますので、ご覧ください。
Magnusシリンダー商品一覧

ピストンヘッドは、Magnusシリンダーに付帯している専用のピストンヘッドとなります。

ピストンは耐久性と静音性を考慮してSuperCorePistonへ変更します。
ORGA WebShop


組みあがったメカボックスをロアに組込み、テストドライブを行います。

残りはHOPチューンとなりますが、ご存知の通り、Magnusバレル + ナマズを利用してのチューンを行います。

今回は内径6.23mmのMagnusバレルを採用します。
2011年07月11日
SIG552 Magnus

SIG552 Magnus
どうも、ORGA TAKAです^^
以前に作業をしたSIG552のMagnusチューンです。
このSIG552は重量が軽くバランスが良い為とても扱い易いです。

まずアッパーを外しストックとグリップも外します。
これでセミフルの切り替えレバーを外せば、メカボが取り出せます。


メカボを取り出しました。
セレクターレバーが左右両方についてるのでアンビの機構がついてます。
セレクタープレートの上にに扇型の歯車がありますが
組み込む時にこの位置関係に注意して組み込みましょう。

メカボを開けます。
配線がメカボの中を通らないのでべベルギア周りがすっきり見えます。

各パーツを取り外しパーツクリーナーで全て洗浄します。

通電性を重視しテフロン配線に交換します。

ギアはSHSの18:1強化ギアを使用します。
ゲーム中にギアのトラブルって多いですよね。
強化ギアはそれを軽減してくれます。

軸受を6mmボールベアリングに変更します。
ギアの回り方がとてもスムーズになり
モーターのパワーを確実にピストンに伝えます。

ベアリングは接着剤で確実に固定しましょう。
ベアリングがガタついているとギア欠け等のトラブル原因になります。

シム調整です。
スパーギア下のシムは、ギアがメカボに擦らない程度になるべく薄いモノを使いましょう。

ギア部分のグリスUPはWAKOSのビスタックで決まりです^^
とても良いグリスです。
しかしつけ過ぎは厳禁ですよ。
なるべく薄く、しかし歯車部分全てにいきわたる様に筆で延ばします。

Magnusシリンダーを投入です!!!
内側にはWAKOSのケミカルを塗ります。

ピストンは耐久性の面からメタルピストンを使用します。

MagnusシリンダーにはMagnusピストンヘッドを使います。
シリンダー内のエアを確実に押し出します!

シリンダーにシリンダーヘッドをピストンにピストンヘッドを取り付けました。
フォルムがキレイです!

スプリングはやっぱりMagnus Springを使用します。
Magnusチューンにハイレートスプリングは必要不可欠です。

全てのパーツを組み込んでメカボを閉じます。
ブラックメカボは引き締まって見えてカッコイイですね。

グリップをつけるとこんな感じです。

次はHOP&バレルのチューンです。
バレルはもちろんMagnusバレルを使います。
試射を繰り返し適正な弾速になるバレル長を採用します。

チャンバーを分解しHOPラバーは「なまず」交換します。
面HOPは弾道が安定しHOPもきれいにかかります。
バレルに装着するパッキンも新品に交換します。
このパッキンが劣化すると弾速がばらついたり落ちたりします。

バレルを短くした事によりハイダーに弾が当たるので内側をリーマーで広げます。
弾がハイダー内側に当たらない事を確認しチューンは終了です。
チューン前とは比べものにならない程迫力のあるSIGとなりました^^v