2020年04月11日
電動ガン KRYTAC GPR-CC Axisチューン
本日はKRYATC製電動ガンGPR-CCのAxisチューンをご紹介します。
それでは作業を開始します。
ストックを外しグリップエンドを取り外します。
モーター配線の立ち上げ方を確認します。
右側のセレクターレバーとマガジンキャッチを外します。
ボルトストップ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外します。
これでメカボックスが取り出せます。
右側のギアの向きも確認しておきましょう。
次にダミーボルトを外します。
ボルトストップ連動パーツのネジを外し、取り外します。
スプリングはQDスプリングガイドですので先に取り出しておきます。
メカボックスを開けます。
軸受を組込み接着します。
接着剤が固まるまでの間にシリンダー周りを組み上げます。
KRYATACのメカボックスはスパーギアの部分の幅が狭く純正スパーギアでないと使えません。
スパーギアはシムフリータイプでスプリングが入っているのでそれを外し真鍮のブッシュ(使わないギアから外した物)をはめ込みシム調整が出来る仕様としました。
純正べべルギアですが若干ギア音が大きいのでJ-ARMAMENT製のベベルギヤを組込みます。
メカボックスを閉じたらダミーボルト周りも組込アンビ機構のギアも組み込ます。
次にチャンバー周りのチューンです。
2020年01月12日
電動ガン KRYTAC KRISS VECTOR チューン
本日はKRYTAC製 KRISS VECTORのチューンをご紹介致します。
それでは作業を始めます。
左右のネジを外し念のためハンドガードを外しておきます。
コッキングレバースプリングを外しておきます。
ネジ4本を外しボルトストップ部を取ります。
下部のスプリングガイドを固定しているピンを抜いてメカボックスを取り出します。
今回はオーナー様のご希望でLAYLAX製のカスタムマガジンキャッチ(ご提供品)を組込みます。
これを組込むと右手の人差し指でマガジンキャッチを操作出来、操作性が格段にアップします。
マガジンキャッチの交換はロアレシーバーのマガジンボタンの2本のネジを取り外しボタンも取ります。
内部を見ると棒バネでマガジンキャッチを固定しているので右側にラジオペンチ等でバネをずらしてマガジンキャッチを取ります。
純正マガジンキャッチの代わりにカスタムマガジンキャッチを差し込みマガジンキャッチボタンをネジ止めします。
上下のステーを取り外しコッキングレバーを取り外します。
右側のアウターバレル固定ネジも取り外すとアウターバレルやチャンバーも取り外せます。
スプリングガイドを固定しているネジを外してスプリングガイドを取り出します。
モーターを固定しているステーを取り外しモーターを取り出します。
メカボックスを固定している8本のネジを外しメカボックスを開けます。
メカボックスの内部パーツを外し洗浄しグリスアップを行います。
交換するパーツはエアー量を増やす為の加速シリンダーからフルシリンダーに、耐久性向上の為フルメタルTeethのピストンにします。
グリスアップしたギアやシリンダー周りを組込みメカボックスを閉じます。
モーターはトリガーレスポンス強化の為「東京マルイ製サマリウムコバルトモーター」を使用します。
サマリウムコバルトモーターはロングタイプなのでショート化加工を行います。
スプリングは数本試し結果M105を選択しました。
これらを組込みメカボックスにアウターバレルを取付けてロアレシーバーに組込みます。
2019年09月01日
KRYTAC TRIDENT ALPHA SDP チューン
本日はKRYTAC TRIDENT ALPHA SDP のチューンをご紹介します。
この銃はインナーバレル長が130mmと極端に短いので通常のMagnusチューンやAxisチューンなどのパッケージチューンは施せません。
インナーバレルを基準としてからシリンダーやスプリングをチョイスしました。
それでは作業を始めます。
ワイヤーストックのストック部を外します。
ストックパイプエンドを外します。
ストックパイプ奥にある固定ネジを外しストックパイプを取り外します。
グリップエンドを外してモーターを取り出し、グリップも外します。
レシーバー右側のセレクターレバーを外しマガジンキャッチも外します。
レシーバー左側のボルトストップ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を取り外します。
これでメカボックスが取り出せます。
ボルトストップを押すとダミーボルトがリリースされる為のパーツです。
今や主流となってきたQDタイプのスプリングガイド。
アンビ機構の連結ギアも取り外します。
メカボックス内部のパーツ類も基本的にVer.2用です。
スイッチも通常のVer.2タイプですので破損した場合は社外品でも代用がききます。
メカボックス内パーツを外し洗浄したら軸受けの組込みです。
シリンダーはインナーバレルの長さからFULLシリンダーでは厳しいと判断し既存シリンダーより加速ポートが後方にあるJ-ARMAMENT アルミ 加速ポート付シリンダーを使用します。
KRYTACのメカボックスはスパーギアの軸受け間が狭く通常のスパーギアは使用出来ませんのでギア類は変更せずに流用します。
軸受けの接着剤が固まったらシム調整を行います。
グリップも取り付けます。
次にフロント周りのチューンです。
HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
通常はインナーバレル長にて初速の調整を行いますが今回はインナーバレル長が130mmと短い為スプリングでの初速調整となりました。
2019年04月21日
KRYTAC WAR SPORT LVOA-S Axisチューン
本日はKRYTAC製電動ガンLVOA-SのAxisチューンをご紹介致します。
KRYTACとは先進的なメカニックデザインが採用されたKRISS VECTOR(クリスベクター)シリーズで有名な実銃メーカー、KRISS社グループのエアソフトガンブランドです。
それではチューン作業に入ります。
ストックを抜いてストックパイプも外します。
グリップエンドを外しモーターを取り出してグリップも外します。
右側のセレクターレバーとマガジンキャッチを外します。
ボルトストップは上に引き抜けば外せます。
これでメカボックスが取り出せます。
後部にはFETが組み込まれています。
ダミーボルトの上部のネジ4本とスプリングのネジを外してボルトストップを外します。
これがダミーボルトのストッパーです。
QDスプリングガイドを外します。
アンビ機構の連結ギアです。
あとはメカボックスネジを外してメカボックスを開けます。
軸受けも外してORGA 8mm軸受けを組込みます。
ギアは純正品を使用しますので洗浄しギアの状態をチェックします。
軸受けの接着剤が乾いたらシム調整です。
スプリングはAxisスプリング従来用を使用します。
メカボックスをロアに組込み他のパーツも組み込んでいきます。
2018年12月08日
KRYTAC KRISS VECTOR 電動ガン チューン
本日はKRYTAC KRISS VECTOR(クリスベクター) 電動ガンのチューンをご紹介させて頂きます。
実銃としてのクリスベクターは実銃メーカーであるKRISS USAとピカティニー造兵廠が次世代の45口径のSMGとして共同開発されました。
このKRISS USAのエアソフト部門であるKRYTAC社から発売されたのですから外観はまさに実銃そのものといった完璧な出来栄えで
それではチューン作業に入ります。
KRISS VECTORのチューンは以前にもご紹介をしておりますので詳細な分解方法は「電動ガン KRYTAC KRISS VECTOR SMGの分解と内部構造」よりご覧下さい。
アッパーレシーバー裏側に20Aヒューズとトリガーと連動している端子接続基盤が組込まれております。
取出しメカボックスの右側面です。
組込みの時の為にカバーの向きや配線の取り回し方を覚えておきましょう。
モーターはサマリウムコバルトモーターに変更済でした。
8ヶ所のネジを外しメカボックスを開けます。
この様にシリンダーは横ではなく斜めに配置されています。
一旦シリンダー周りやギアを取り外し洗浄します。
シリンダーは飛距離を稼ぐ為にFULLシリンダーに変更します。
ピストンは耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
シリンダー内やノズル内側にグリスアップを行いシリンダー周りを組上げます。
シリンダー周りやギアなどメカボックスに組込みます。
メカボックスを閉じてからメインスプリングを組込みます。
SHS製M100スプリングを使用します。
モーターを組込めばメカボックスは完成です。
次にチャンバー周りのチューンです。
2018年11月11日
KRYTAC TRIDENT ALPHA CRB Magnus・外装チューン
本日はKRYTAC TRIDENT ALPHA CRB Magnus・外装チューンをご紹介させて頂きます。
KRYTAC TRIDENT ALPHA CRBとはアメリカの銃火器メーカー「KRISS社」グループのエアソフトブランド「KRYTAC(クライタック)」が販売している電動ガンです。
取り回しに優れた10.5インチバレルの民間系オリジナルカービンモデルでデュアルスリングスイベルも標準搭載されています。
見た目のカッコよさだけでなくFET搭載でトリガーレスポンスは折り紙付き、箱出しでも十分にサバゲーを満喫できる性能も兼ね備えています。
それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を抜いてロアとアッパーを分解します。
今回はハンドガードを交換なので既存ハンドガードを外します。
続いてガスブロックとハイダーのネジを緩めてこれらも外します。
バレルナットをスパナで緩めて外します。
今回組込むハンドガードはMADBULL ダニエルディフェンス MK18RIS II 9.5inch BKです。
まずハンドガード基部をハメてからバレルナットを締めていきます。
ガスブロックは同じくダニエルディフェンスタイプのMadbull DDタイプ ロープロファイルガスブロックを使用します。
ガスチューブはG&P ガスチューブ M4用を使用しました。
アウターバレルにガスブロックを組込み、ハンドガード本体やハイダーも組込んでアッパーの外装チューンは完成です。
次にロア側のチューンです。
グリップエンドも前後のネジ2本を取って外します。
純正モーターはロングタイプ20Kモーターです。
マガジンキャッチ、ボルトストップ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外します。
右側のセレクターレバーも外します。
これでメカボを取り出せます。
Ver.2ですがダミーボルトがメカボに組込まれている独自設計です。
上部4本のネジを外し、スプリングのネジも外すとダミーボルトが外せます。
ボルトストップ機構(ダミーボルトのストッパー)のパーツもネジを外すと外せます。
アンビ機構の左右連結ギアもネジを取って外します。
メカボックスを開けます。
KRYTACのメカボックスはメカボックス内の幅が狭く通常のスパーギアは使用出来ません。
純正ギアの精度や強度も問題ないので洗浄を行いシム調整、グリスアップを行います。
もう一つの特徴はスパーギアはシムフリー仕様となっておりスプリングが入っています。
ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ピストンを交換した際はネジを数本締めた状態でメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。
ノズルを交換した際はチャンバー内で抵抗なく動くか検証が必要です。
メカボックスを閉じたらメインスプリングを組込みアンビ機構のギアなども組込みます。
今回はHOPの降りる量が足りなかったのでゴムシートを貼付けて嵩増しを行いました。
ハンドガード、グリップ、に加えDEFACTOR MAGPUL CTRタイプ ストック BKを組み込み印象がガラッと変わりました!!!
2018年05月27日
電動ガン KRYTAC KRISS VECTOR SMGチューン
本日はKRYTAC KRISS VECTORのチューンをご紹介致します。
近未来的なスタイルで人気を博しているクリスベクターですがもう少し飛距離が欲しい・・・。
なんて声をも耳にします。
内部の構造上、限られてくるのですが、可能な部分でチューンを行いサバゲーで気持ちよく使える1丁に仕上げます!
それでは作業を開始します。
これでアッパーとロアが分解出来ます。
4ヶ所のネジを外しボルトストップも外しておきます。
コッキングハンドルのスプリング固定しているネジを外します。
左面のネジを3ヶ所外します。
次に右面のネジも3ヶ所外します。
これでメカボが取り出せます。
スプリングガイドを固定してるネジを外すとスプリングガイド+スプリングが取り出せます。
アウターバレルを固定してる左側のネジ2か所を外します。
逆の右側も外します。
モーターを固定してるハウジングをネジを外して取ります。
モーターはショートタイプです。
とここで途中だったアウターバレルを引き抜きます。
次に8か所のネジを外してメカボを開けます。
メカボを開けました!
シリンダー周りやギア等を外して洗浄します。
まず飛距離アップの為に加速シリンダーからフルシリンダーに変更します。
ピストンはORGAチューンでは定番のJ-ARMAMENT メタルTeethピストン 14歯を使用します。
シリンダー内やギア周りはこのBREAKTROUGH BATTLE BORN ガングリスを使用します。
メカボ内のピストンレールやタペットプレート等には駆動抵抗の少ないBREAKTROUGH BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材を使用します。
洗浄&グリスアップを行いながらメカボ内パーツを組込みます。
メカボを閉じスプリングを組込みます。
モーターのショート化加工は以前にブログにてご紹介しているのでこちらからご覧ください。
加工をしたらモーターも組込みます。
次にチャンバー周りのチューンです。
インナーバレルはORGA LEX05バレル(内径6.05mm)に変更します。
長さは185mmを155mmにカットし使用します。
MagnusバレルやHDバレル同様サイドスリットがある為面HOPが容易に実現可能です。
面HOPラバーはHOPアームに接着しましょう。
これで弾道も集弾性能も向上します!
ロングレンジ試射を行い弾道をチェックして完了です。
2017年12月03日
電動ガン KRYTAC KRISS VECTOR チューン
本日は今話題のKRYTAC KRISS VECTOR(クリスベクター)SMG電動ガンのチューンの様子をご紹介させて頂きす。
この電動ガンはM4などのライフル系の電動ガンと比較しますとどうしても飛距離がネックとなります。
これだけインナーバレルが短いと致し方ない所はありますが、やはりサバゲーでの使用で不自由のない飛距離と弾道が欲しいですね。
そこでいつも行っているMagnusチューンやAxisチューン程ではありませんが、箱出しの電動ガンと同じかそれ以上の飛距離と弾道に仕上げたいと思います。
まずはアッパーを外します。
次にロアも外してメカボを取り出しました。
スプリングガイドの固定ネジを外してスプリングガイドとスプリングを外します。
モーターを固定しているステーを外し、配線端子も抜き取ります。
モーターはショートタイプのモーターです。
アウターバレルの固定ネジを外してアウターバレルとチャンバーを取り出しメカボネジを8か所外してメカボを開けます。
シリンダーは加速ポート付で内容量は約半分という感じです。
ギアやメカボ内をグリスアップを行います。
メカボを閉じてスプリングガイドもはめ込んでモーターを組んで・・・・。
おっと、モーターはサマリウムコバルトモーターを組込む予定でしたので再度モーターを取り出します。
東京マルイ製サマリウムコバルトモーター!
セミのレスポンスが格段に良くなるハイトルクモーターでバッテリーの燃費も向上します。
と言う訳でシャフトをカットしてショートタイプモーターに変身です!
モーター用スプリングは既存の物を使用しメカボに組込みます。
インナーバレルはORGA LEX05バレル(内径6.05mm)に変更します。
長さは185mmを155mmにカットし使用します。
MagnusバレルやHDバレル同様サイドスリットがある為面HOPが容易に実現可能です。
これで弾道も集弾性能も向上します!
次にチャンバー周りとアウターバレルをメカボに組込みロア、アッパーと組んでいき弾速測定を行います。
2017年11月19日
電動ガン KRYTAC KRISS VECTOR SMGの分解と内部構造
本日はKRYTAC KRISS VECTOR SMG電動ガンの分解作業の様子と内部構造についてご紹介致します。
クリスベクター本体の詳細データにつきましてはORGA WEB SHOPにて記載がございますのでこちらよりご覧下さい。
ご覧の通りのスタイルはCQB戦などの小スペースでのゲームにうってつけ!
MOSFET電子トリガースイッチ搭載でセミの切れは申し分なく1発/2発/連射と3種類の発射数をセレクターレバーで切り替え可能です。
それでは早速分解開始です!
アッパー上側の内面に電極端子(青矢印)がありこれでバッテリーから供給された電源をメカボの基盤に送っています。
こちらがメカボ側の電極になります。
アッパーと分解したロア部分です。
上部にモーターが顔を出しています。
ここの順番はどうでも良いのですがとりあえずコッキングレバーのスプリングを外します。
そしてボルトストップ?的なパーツも4本のネジを外し念の為外しておきます。
次に3ヶ所のネジを外しピンを抜きロアからメカボを取り出します。
ロアが外れても変り映えしませんがメカボを取り出しました。
加速シリンダーのポート穴からエアーをメカボで塞がない様に切り欠きが造られていてます。
次にスプリングガイドを外します。
メカボを開けずにスプリング交換が出来るのは楽ですね!
サイドにはカットオフレバーとその検知用スイッチがあります。
メカボの下側から覗くとベベルギアと逆転防止ラッチが見えます。
次にモーターを外します。
M4系で例えるとグリップのエンドプレートの役割です。
ハウジングを外し、配線を抜けばモーターを抜き出せます。
モーターはショートタイプでKRYTACスタンダードタイプの20Kモーターです。
次にアウターバレル基部の左右4本のネジを外します。
そうしますとアウターバレルを前方に抜く事が出来ます。
それと同時にチャンバー周りが取り出せます。
インナーバレル長は155mmでかなり短いですね。
チャンバーは長いHOPアームが特徴でHOPラバーはPTS MASADA同様アームにはめ込まれています。
コッキングハンドル取外します。
メカボを開けると内部はこんな感じになっています。
シリンダーは水平というイメージがあるのでよく考えないとメカボの上下が判らなくなるパーツの配置ですね。
シリンダーを斜めに配置する事からシリンダーヘッドの形状が異質です。
シリンダーは真鍮製で加速ポート付きでポート穴位置はシリンダーの半分位の位置です。
これは先程のインナーバレル長が短く初速を稼ぐ為にこの位置に
ピストンは14歯タイプで掛かり終わり4枚がメタルTheethとなっております。
ギアは強化タイプの18:1のギア比です。
ベベルギアは通常のタイプでラッチは4枚です。
セクターギアはタペットプレートを引く為のピンが東京マルイ次世代用ギアと似ている形状でセクターチップの役割も果たしています。
このラッチ部分でセクターギアのタペットプレートを引くピン部分と噛み合い逆転防止の役目を果たしている様です。
以上、クリスベクターの分解と内部構造の様子をご紹介させて頂きました。
2017年03月05日
KRYTAC TRIDENT ALPHA CRBハンドガード・アウターバレルの入替
本日はKRYTAC TRIDENT ALPHA CRBのハンドガードとアウターバレルの交換の様子をご紹介させて頂きます。
この銃は外装は見ての通りスタイリッシュで、FETを標準搭載されており内部パーツのクオリティーも高く全体的に良く出来ているという印象を受けます。

今回はオーナー様のご要望によりハンドガードを交換し、それに合わせアウターバレルも交換致します。
まずはフレームロックピンを外しアッパーとロアを分解します。
ハイダー下部に固定用イモネジがあるのでこれを緩めハイダーを外します。
アウターバレルのネジは逆ネジ(ccw)です。
ハンドガード下部のイモネジ2本を緩めるとハンドガードが外れます。
ガスブロック下部のイモネジ2本も緩めガスブロック・ガスチューブを外します。
TRIDENTのバレルナットはモンキースパナがあれば緩める事が出来ます。
専用レンチ等は必要ありません。
バレルナットを外したらアウターバレルも外れます。
純正アウターバレルは10.5インチだったので、11.5インチの電動ガン用アウターバレルに交換します。
今回は無加工でアウターバレルの交換が出来ました!
そしてこれがオーナー様が惚れ込んだハンドガードです!
G&P SAILENT ARMS Jailbreak ショートハンドガード 電動ガン用
後でご説明しますが先端部分が外れハイダーが現れるんです。
アウターバレルを差し込みバレルナットで締め込みます。
今回はバレルナット用のシムが必要でした。
このバレルナットは向きの調整が必要となります。
通常は締まればOKな場合が多いのですが、このハンドガードはバレルナットの向きでハンドガード向きも決まるのです。
シムの厚さで丁度バレルナットの上下が合う様に調整します。
次にガスブロック・ガスチューブを組み込みます。
ガスチューブのアッパーレシーバーに差し込む部分がバレルナットと干渉してしまうので下側半分程度(バレルナットの長さ分)を削りました。
これでハンドガードを差し込むのですがピンを抜いてレバーを下に下げておきます。
この状態でハンドガードを組込み、奥まで組み込んだらレバーを戻しピンも戻します。
先程も少し触れましたがハンドガードの先端部が外れます!
11.5インチのアウターバレルに交換したのもこうして外した時に丁度ハイダー部が出る様にしたかったからです。
その時の気分でハイダーを出してサプレッサーを付ける事も可能。
先端部を被せて使ってもオシャレですね!
先端部の外し方は下側にあるピンレバーを後方にスライドさせながら先端部を回転させて外します。
以上、今回はTRIDENT のハンドガード・アウターバレルの交換の方法をご説明致しました。
ハンドガードの組込みは組み込むハンドガードに因って多少の違いはありますが基本的には同じです。
シムもアウターバレルとの組み合わせにより必要な場合と必要のない場合がございます。
本日はここまでとなります。
2016年11月05日
電動ガン KRYTAC TRIDENT LMG ENHANCED Magnusチューン
ORGA AIRSOFT TAKAです。
ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。
今回はKRYTAC TRIDENT LMG ENHANCEDのMagnusチューンのご紹介です。
この銃は実銃としては存在しておりませんがM4をベースとした分隊支援火器タイプで銃自体も軽量化されており取り扱いがしやすいLMGです。
付属のBOXマガジンでは電動給弾式で装弾数4000発という圧倒的な制圧力を持ち、通常のM4用マガジンも使用可能です。
その他KRYTAC製電動ガンのラインナップはこちらよりご覧に頂けます。
それでは作業に取り掛かります。
フレームロックン(F)を外しアッパーとロアを分解します。
ストックチューブ内のネジを外しストックチューブを外します。
グリップエンドのネジを外し、モーターとグリップも外します。
右側のセレクターレバーを外します。
マガジンキャッチ・トリガーロックピン・フレームロックピン(R)も外します。
メカボを取り出せます。
KRYTACの特徴でもあります、FETがメカボ後部に組み込まれております。
メカボ後部よりスプリングを取り出せます。
メカボを開けなくてもスプリングの交換が可能なのは最近の流行りでメンテナンスはしやすく、メカボを開閉時もスプリングのテンションが掛かっていないので楽ですね。
KRYTACのスパーギアは硬めのスプリングテンションが掛かっておりシムフリーとなっております。
また通常のスパーギアは高さが違う為使用出来ません。
ギア類は変更せずそのまま使用します。
メカボ内のパーツを外し洗浄をします。
軸受けはORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
詳しい組込み方のコツはこちらよりご覧ください。
続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。
シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
詳細な組込み方法はこちらよりご覧ください。
ピストンも耐久性向上の為にJA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。
弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。
ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
ノズルを交換した際にはその径がチャンバーと合っているかチェックが必要です。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。
メカボを閉じスプリングを組込みます。
今回はMagnusスプリングを使用しました。
モーターはハイトルクタイプの東京マルイ製サマリウムコバルトモーターを使用します。
モーターを組込んだらテストドライブを行いロア周りのチューンは終了です。
続いてフロント周りのチューンです。
チャンバーを分解し、インナーバレルとHOPを取り出します。
インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み窓に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。