2020年04月11日

電動ガン KRYTAC GPR-CC Axisチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はKRYATC製電動ガンGPR-CCのAxisチューンをご紹介します。

KRYTAC GPR-CC

それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を抜いてアッパーレシーバーとロアレシーバーを分解します。

アッパーとロアの分解

ストックを外しグリップエンドを取り外します。

ストック取り外し

モーター配線の立ち上げ方を確認します。
プラスとマイナスの両方の配線がグリップ後方から立ち上がっています。
確認をしたらモーターを取り出しグリップも外します。

グリップ内配線の確認

右側のセレクターレバーとマガジンキャッチを外します。

セレクター マガジンキャッチ取り外し

ボルトストップ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外します。

ボルトストップ トリガーロックピン フレームロックピン

これでメカボックスが取り出せます。
ここでワンポイントです!
セレクターギアの向きを確認しておきますと組む時に同じ向きになる様すれば困りません。

メカボックス取り出し

右側のギアの向きも確認しておきましょう。
同じく組む時に間違いがなくなりますので。
確認したらアンビ機構のギアを外します。

アンビ機構

次にダミーボルトを外します。
メカボックスにダミーボルトが組み込まれているのはKRYTACの特徴ですね。
先端のスプリング固定ネジを外し上部2か所のプレートを押さえているネジを外せば取り外せます。

ダミーボルト取り外し

ボルトストップ連動パーツのネジを外し、取り外します。

ボルトストップ機構

スプリングはQDスプリングガイドですので先に取り出しておきます。
メカボックスのネジを外します。

QDタイプスプリングガイド

メカボックスを開けます。
後部にFETが組み込まれています。
各パーツを外し洗浄します。

メカボックス内部

軸受を組込み接着します。
軸受は「ORGA SUS420 8mm軸受け」 を使用します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので「軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!」をご覧ください。

8mm軸受

接着剤が固まるまでの間にシリンダー周りを組み上げます。
を使用しシリンダーヘッドとタペットプレートは流用します。


シリンダー周りパーツ

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップには「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

シリンダー周り組込

KRYATACのメカボックスはスパーギアの部分の幅が狭く純正スパーギアでないと使えません。
ですのでセクターギアとスパーギアは純正ギアを使用します。

純正ギア

スパーギアはシムフリータイプでスプリングが入っているのでそれを外し真鍮のブッシュ(使わないギアから外した物)をはめ込みシム調整が出来る仕様としました。

シム調整仕様

純正べべルギアですが若干ギア音が大きいのでJ-ARMAMENT製のベベルギヤを組込みます。

ギア音対策 JA製べべルギア

続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますので「シム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!」をご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。

シム調整

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。

メカボックス内パーツ組込み

メカボックスを閉じたらダミーボルト周りも組込アンビ機構のギアも組み込ます。
スプリングは「ORGA AXISスプリング 従来電動ガン用」を使用します。
メカボックスが組みあがったらロアレシーバーに組込みます。

Axisスプリング

グリップなどレシーバー周りのパーツを取り付けます。
モーターですが最近のカスタムの定番となってきました「東京マルイサマリウムコバルトモーター」を組込みます。
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
バッテリーはLipo7.4vが推奨となります。
モーターを組み込んだらテストドライブを行います。

サマリウムコバルトモーター

次にチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。

チャンバー分解

インナーバレルはAxisチューンとの相性が良い「MagnusHDバレル」を使用します。

MagnusHDバレル

HOPラバーは「ORGA DIMENSION フラットHOP」を使用しズレ防止の為接着を行います。
接着剤は瞬間接着剤でOKです。

面HOP

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
今回は260mmを使用しました。

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。

  


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2020年01月12日

電動ガン KRYTAC KRISS VECTOR チューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はKRYTAC製 KRISS VECTORのチューンをご紹介致します。
このクリスベクターは「LIMITED EDTION」でハンドガードとストックが違うタイプで全世界3000台限定生産のレア物です。
今回はこのレア物クリスベクターの飛距離・集弾性UPのチューンを行います。

クリスベクター

それでは作業を始めます。
3本のピンを抜くと簡単にロアとアッパーが分解出来ます。

レシーバー分解

左右のネジを外し念のためハンドガードを外しておきます。

ハンドガード取り外し

コッキングレバースプリングを外しておきます。

コッキングレバー スプリング

ネジ4本を外しボルトストップ部を取ります。
メカボックスを固定している左右6ヶ所のネジを外します。

メカボックス取り出し

下部のスプリングガイドを固定しているピンを抜いてメカボックスを取り出します。

スプリングガイド固定ネジ

今回はオーナー様のご希望でLAYLAX製のカスタムマガジンキャッチ(ご提供品)を組込みます。
これを組込むと右手の人差し指でマガジンキャッチを操作出来、操作性が格段にアップします。

LAYLAX カスタムマガジンキャッチ

マガジンキャッチの交換はロアレシーバーのマガジンボタンの2本のネジを取り外しボタンも取ります。

マガジンキャッチ取り外し

内部を見ると棒バネでマガジンキャッチを固定しているので右側にラジオペンチ等でバネをずらしてマガジンキャッチを取ります。

棒バネ取り外し

純正マガジンキャッチの代わりにカスタムマガジンキャッチを差し込みマガジンキャッチボタンをネジ止めします。
内側の棒バネを掛けたらとりあえずは組込み完了。
メカボックスを組み込む際に同梱されているレバー抑えを取り付ければ完了です。

マガジンキャッチ取り外し

上下のステーを取り外しコッキングレバーを取り外します。
左側のアウターバレル固定ネジも外します。

アウターバレル取り外し

右側のアウターバレル固定ネジも取り外すとアウターバレルやチャンバーも取り外せます。

アウターバレル取り外し

スプリングガイドを固定しているネジを外してスプリングガイドを取り出します。

スプリングガイド固定ネジ

モーターを固定しているステーを取り外しモーターを取り出します。

モーター取り外し

メカボックスを固定している8本のネジを外しメカボックスを開けます。

メカボックス分解

メカボックスの内部パーツを外し洗浄しグリスアップを行います。

メカボックス内部パーツ

交換するパーツはエアー量を増やす為の加速シリンダーからフルシリンダーに、耐久性向上の為フルメタルTeethのピストンにします。

FULLシリンダー メタルTeethピストン

グリスアップしたギアやシリンダー周りを組込みメカボックスを閉じます。

 シリンダー ピストン組込み

モーターはトリガーレスポンス強化の為「東京マルイ製サマリウムコバルトモーター」を使用します。

サマリウムコバルトモーター

サマリウムコバルトモーターはロングタイプなのでショート化加工を行います。
ショート化の方法はブログにて「ロングモーターのショート・ミドル化加工」として公開しておりますのでご覧ください。

ショートモーター化

スプリングは数本試し結果M105を選択しました。

M105スプリング

チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。

チャンバー分解

インナーバレルは「ORGA LEX05バレル 内径6.05mm 電動ガン用」を使用します。
今回長さは225mmにて調整しました。

ORGA LEX05バレル 内径6.05mm 電動ガン用

HOPラバーは「ORGA DIMENSION フラットHOP」を使用しズレ防止の為接着を行います。
接着剤は瞬間接着剤でOKです。

面HOP

これらを組込みメカボックスにアウターバレルを取付けてロアレシーバーに組込みます。
アッパーレシーバーとロアレシーバーを組み上げてテストドライブを行い初速を調整します。
クリスベクターは全て組上げないと駆動出来ないので初速調整は手間がかかります。
初速調整が終わったら屋外のロングレンジ試射を行い作業は終了です。
  


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2019年09月01日

KRYTAC TRIDENT ALPHA SDP チューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はKRYTAC TRIDENT ALPHA SDP のチューンをご紹介します。
この銃はインナーバレル長が130mmと極端に短いので通常のMagnusチューンやAxisチューンなどのパッケージチューンは施せません。
インナーバレルを基準としてからシリンダーやスプリングをチョイスしました。

SDP本体

それでは作業を始めます。
フレームロックピン(F)を外してアッパーとロアを分解します。

レシーバー分解

ワイヤーストックのストック部を外します。
下部にあるネジを外すとストック部が外せます。

ストック取り外し

ストックパイプエンドを外します。

ストックパイプエンド取り外し

ストックパイプ奥にある固定ネジを外しストックパイプを取り外します。

ストックパイプ取り外し

グリップエンドを外してモーターを取り出し、グリップも外します。

グリップエンド

レシーバー右側のセレクターレバーを外しマガジンキャッチも外します。

セレクターレバー取り外し

レシーバー左側のボルトストップ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を取り外します。

トリガーロックピン

これでメカボックスが取り出せます。
メカボックスはVer.2タイプですがKRYTACは専用メカボックスとなります。
これだけ短いインナーバレルですので当然加速ポート付きシリンダーですが穴位置はシリンダーの半分くらいの位置にあります。
このエアー量ですと飛距離はあまり期待出来ませんね。

メカボックス

次はダミーボルトの取り外しです。
スプリングの固定ネジを外して上部の4ヶ所のネジを外しすとダミーボルトが外せます。
ダミーボルトがメカボックスに組み込まれているのもKRYTACの特徴ですね。
これと連動しているチャージングハンドルもKRYTACは専用品となります。

ダミーボルト取り外し

ボルトストップを押すとダミーボルトがリリースされる為のパーツです。
これも外します。

ボルトストップ機構

今や主流となってきたQDタイプのスプリングガイド。
メカボックスを開けなくてもスプリングを取り出せるのは本当に作業が楽です!

スプリング取り出し

アンビ機構の連結ギアも取り外します。
あとはメカボックスのネジを外してメカボックスを開けます。

アンビ用ギアアンビ

メカボックス内部のパーツ類も基本的にVer.2用です。
ギア後方にFET基盤が収納されています。

メカボックス内部

スイッチも通常のVer.2タイプですので破損した場合は社外品でも代用がききます。

スイッチ

メカボックス内パーツを外し洗浄したら軸受けの組込みです。
ORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けの組込み方法の詳細はブログにも「電動ガンへの軸受け組込み時の注意点につきまして」として掲載しておりますのご覧下さい。

8mm軸受け

軸受けの接着剤が固まるまでの間にシリンダー周りのチューンを行います。
ピストンは耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ピストンヘッドはJ-ARMAMENT メタルピストンヘッド使います。
ピストンヘッドの固定ネジは緩み防止の為ネジロックを使用します。

強化ピストン

ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。

でんでんむし

シリンダーはインナーバレルの長さからFULLシリンダーでは厳しいと判断し既存シリンダーより加速ポートが後方にあるJ-ARMAMENT アルミ 加速ポート付シリンダーを使用します。
少しでもエアー排出量を多くする事で飛距離が出る様にする為です。

加速ポート付きシリンダー

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップには「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

シリンダー組み上げ

KRYTACのメカボックスはスパーギアの軸受け間が狭く通常のスパーギアは使用出来ませんのでギア類は変更せずに流用します。
但し、純正スパーギアはシムフリータイプなのでスプリングを取り外し真鍮管を利用しブッシュを作りシム調整を出来る様にしました。

スパーギア シム調整仕様

軸受けの接着剤が固まったらシム調整を行います。
シム調整のコツはYouTubeにて動画をUPしておりますので「シム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!」をご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。

シム調整

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。


メカボックスを閉じてダミーボルト等も組込みます。
メインスプリングはSHS スプリング M110を使用しました。
アンビ連結ギアなども組込みロアレシーバーに組込みます。

M110スプリング

グリップも取り付けます。
最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターの組込みを行います。
ハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
その他のパーツ類を組込み動作確認を行いロア周りのチューンは終了です。

サマリウムコバルトモーター

次にフロント周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。

チャンバー分解

インナーバレルはMagnusHDバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
今回はインナーバレル長が130mm以下と限定があるので130mmにカットして使用します。

MagnusHDバレル

HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。

面HOP

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。

チャンバー周り組上げ

通常はインナーバレル長にて初速の調整を行いますが今回はインナーバレル長が130mmと短い為スプリングでの初速調整となりました。
SHS M110そのままでは初速が高すぎたので1.5巻きカットして初速を合わせました。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。

  


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2019年04月21日

KRYTAC WAR SPORT LVOA-S Axisチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はKRYTAC製電動ガンLVOA-SのAxisチューンをご紹介致します。
KRYTACとは先進的なメカニックデザインが採用されたKRISS VECTOR(クリスベクター)シリーズで有名な実銃メーカー、KRISS社グループのエアソフトガンブランドです。
またLVOAは「Low-Visibility Operations Application(低視認性射撃用)」の頭文字をとった略称となり、LVOA-Sは実際にクリス・コスタ氏の使用しているモデルを更に短くしたモデルとなります。

LVOA

それではチューン作業に入ります。
フレームロックピン(F)を抜いてアッパーとロアを分解致します。

レシーバー分解

ストックを抜いてストックパイプも外します。

ストック

グリップエンドを外しモーターを取り出してグリップも外します。

グリップ

右側のセレクターレバーとマガジンキャッチを外します。

セレクターレバー取り外し

ボルトストップは上に引き抜けば外せます。
トリガーロックピンとフレームロックピン(R)を抜きます。

トリガーロックピン

これでメカボックスが取り出せます。

メカボックス取り出し

後部にはFETが組み込まれています。
ダミーボルトがメカボックスと一体になっているのも特徴ですね。

メカボックス右側

ダミーボルトの上部のネジ4本とスプリングのネジを外してボルトストップを外します。
ストッパーが噛んでいる場合はストッパーを逆側から押して緩めます。

ダミーボルト

これがダミーボルトのストッパーです。
ネジを外しストッパーも外します。

ダミーボルトストッパー

QDスプリングガイドを外します。


QDスプリングガイド

アンビ機構の連結ギアです。
これもネジを外して取り外します。

アンビ用ギア

あとはメカボックスネジを外してメカボックスを開けます。
メカボックス内部パーツを外し洗浄します。

メカボックス内部

軸受けも外してORGA 8mm軸受けを組込みます。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
接着剤カスが硬い場合は小さなマイナスドライバー等でガリガリ削り落としましょう。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
接着剤は瞬間接着剤は経年劣化や衝撃で外れやすいので衝撃に強い超強力接着剤がおすすめです。
組込み方の詳細はブログにも「電動ガンへの軸受け組込み時の注意点につきまして」として掲載しておりますのでご覧下さい。

軸受け

ギアは純正品を使用しますので洗浄しギアの状態をチェックします。
KRYTACのメカボックスはスパーギア部の軸受け間が他のメカボックスより狭いので他社製のギアは使えない事が多いです。

純正ギア

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はブログに掲載しておりますので「オルガ Magnusシリンダー組込方法について」をご覧ください。

Magnusシリンダー

ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。
弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、
高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、
通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。
ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。

強化ピストン

ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
ノズルを交換した際はチャンバー内で抵抗なく動くか検証が必要です、検証方法は「ファイヤフライ でんでんむしの組込時の注意箇所につきまして」ご覧下さい。

でんでんむし

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップには「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

シリンダー組み上げ

軸受けの接着剤が乾いたらシム調整です。
スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
続いてギアのグリスアップです。
グリスは「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。

シム調整

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。

メカボックス内部組上げ

スプリングはAxisスプリング従来用を使用します。
最近はメカボックスを閉じた状態でスプリングの抜き差しが可能なQDタイプが主流となって非常に楽になりましたね~。

Magnusスプリング

メカボックスをロアに組込み他のパーツも組み込んでいきます。
モーターはEG1000Lを組込みます。

EG1000モーター

これで駆動テストを行いロア周りのチューンは終了です。

ロアレシーバー周り

次にフロント周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。

チャンバー周り

インナーバレルはAxisチューンとの相性が良いMagnusHDバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。

MagnusHDバレル

HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。

面HOP

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
Axisスプリング+MagnusシリンダーにHDバレルの組み合わせの場合はインナーバレル長は260mmを基準に考えて頂ければ丁度良い初速になるかと思います。
しかし銃ごとに機密が違うのであくまで参考値としてお考え下さい。

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。

  


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2018年12月08日

KRYTAC KRISS VECTOR 電動ガン チューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日はKRYTAC KRISS VECTORクリスベクター) 電動ガンのチューンをご紹介させて頂きます。

実銃としてのクリスベクターは実銃メーカーであるKRISS USAとピカティニー造兵廠が次世代の45口径のSMGとして共同開発されました。
高威力の45口径はフルオート時の跳ね上がりが大きくSMGでは制御のし辛さがネックとなっておりました。
しかしクリス スーパーVという反動吸収システムを組込む事で銃の反動が真後ろに集中し、上部への反動が極力抑えこむ事に成功致しました。

このKRISS USAのエアソフト部門であるKRYTAC社から発売されたのですから外観はまさに実銃そのものといった完璧な出来栄えで
その外観に見合った飛距離や集弾性が欲しいとの声にお応えして内部チューンを施します。

KRISS VECTOR本体

それではチューン作業に入ります。
アッパーレシーバーとロアーレシーバーの分解は実銃と同じく3ヶ所のピンを抜くだけ。

分解開始 

KRISS VECTORのチューンは以前にもご紹介をしておりますので詳細な分解方法は電動ガン KRYTAC KRISS VECTOR SMGの分解と内部構造」よりご覧下さい。

アッパーレシーバー裏側に20Aヒューズとトリガーと連動している端子接続基盤が組込まれております。

ヒューズとトリガー接点基盤

取出しメカボックスの右側面です。
カットオフレバーが外側に付いておりセクターギアが1回転する度に検知スイッチを1回押す仕組みとなっております。
これによりセミ―オート、2バースト、フルオートと制御しています。
モーターを取り出す為にモーター押さえを外します。

カットオフレバー

組込みの時の為にカバーの向きや配線の取り回し方を覚えておきましょう。

モーター取出し

モーターはサマリウムコバルトモーターに変更済でした。

サマリウムコバルトモーター

8ヶ所のネジを外しメカボックスを開けます。
しかしネジが多いですね・・・。

メカボックス分解

この様にシリンダーは横ではなく斜めに配置されています。
それに合わせギアやモーターも独特の配置となっています。
インナーバレルが短い為真ん中辺りに加速ポートが付いてるシリンダーです。
右最上部に配置されいる基盤がFET内蔵の専用基盤でこの基盤が先程のアッパーにあった基盤接続端子と繋がります。

メカボックス内部

一旦シリンダー周りやギアを取り外し洗浄します。
このギアは強化タイプの18:1ギアです。
スパーが通常のものより薄く出来ているのでギアの交換は行わない方が無難です。
いつもの様にシム調整を行いグリスアップも行います。

シム調整

シリンダーは飛距離を稼ぐ為にFULLシリンダーに変更します。
今回はJ-ARMAMENT アルミ FULLシリンダーを使用します。

JA製アルミFULLシリンダー

ピストンは耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。

強化ピストン

シリンダー内やノズル内側にグリスアップを行いシリンダー周りを組上げます。

シリンダー周り組込み

シリンダー周りやギアなどメカボックスに組込みます。

メカボックス内部パーツ組込み

メカボックスを閉じてからメインスプリングを組込みます。
SHS製M100スプリングを使用します。
スプリングの強さの指標である「M~~~」という表記ですが
これは統一規格ではなく各メーカーが勝手につけています。
ですので同じ「M100」スプリングでも強さはバラバラですのでご注意ください。

メインスプリング組込み

モーターを組込めばメカボックスは完成です。

モーター組込み

次にチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。

チャンバー分解

インナーバレルは「ORGA LEX05バレル」を使用し、今回は純正バレルと同長の155mmにカットして使用します。

LEX05バレル

面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用しHOPアームに接着します。

面HOP仕様

チャンバー周りを組みアウターバレルに差し込みメカボックスと組み合わせます。
分解とは逆の工程で全て組込み、初速や弾道をチェックしチューンは終了となります。

  


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2018年11月11日

KRYTAC TRIDENT ALPHA CRB Magnus・外装チューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はKRYTAC TRIDENT ALPHA CRB Magnus・外装チューンをご紹介させて頂きます。

KRYTAC TRIDENT ALPHA CRBとはアメリカの銃火器メーカー「KRISS社」グループのエアソフトブランド「KRYTAC(クライタック)」が販売している電動ガンです。
取り回しに優れた10.5インチバレルの民間系オリジナルカービンモデルでデュアルスリングスイベルも標準搭載されています。
見た目のカッコよさだけでなくFET搭載でトリガーレスポンスは折り紙付き、箱出しでも十分にサバゲーを満喫できる性能も兼ね備えています。

CRB本体

それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を抜いてロアとアッパーを分解します。

アッパーとロアを分解

今回はハンドガードを交換なので既存ハンドガードを外します。
ハンドガード下面に2か所のイモネジがあるのでそれを外せばハンドガードは外れます。

ハンドガード取外し

続いてガスブロックとハイダーのネジを緩めてこれらも外します。

ガスブロック取外し

バレルナットをスパナで緩めて外します。

バレルナット取外し

今回組込むハンドガードはMADBULL ダニエルディフェンス MK18RIS II 9.5inch BKです。
言わずと知れた大人気のハンドガードです。

MADBULL ダニエルディフェンス MK18RIS II 9.5inch BK

まずハンドガード基部をハメてからバレルナットを締めていきます。

ハンドガード組込み

ガスブロックは同じくダニエルディフェンスタイプのMadbull DDタイプ ロープロファイルガスブロックを使用します。

Madbull DDタイプ ロープロファイルガスブロック

ガスチューブはG&P ガスチューブ M4用を使用しました。
長さを合わせガスチューブはカットしました。
ガスブロックとガスチューブを組み合わせます。

G&P ガスチューブ M4用

アウターバレルにガスブロックを組込み、ハンドガード本体やハイダーも組込んでアッパーの外装チューンは完成です。

フロントチューン

次にロア側のチューンです。
ストックパイプを外します。

ロアレシーバー分解

グリップエンドも前後のネジ2本を取って外します。

グリップ取外し

純正モーターはロングタイプ20Kモーターです。
グリップも外します。

モーター取出し

マガジンキャッチ、ボルトストップ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外します。

メカボックス取出し

右側のセレクターレバーも外します。

セレクターレバー取外し

これでメカボを取り出せます。
Ver.2ですがダミーボルトがメカボに組込まれている独自設計です。
外形的には一般的なVer.2メカボックスと同じですが、ダミーボルトやアンビ機構等が違う為互換性はございません。

Ver.2タイプメカボックス

上部4本のネジを外し、スプリングのネジも外すとダミーボルトが外せます。
アンビセレクターレバーを取り付ける部分のギアもハマっているだけですが外します。

ダミーボルト取外し

ボルトストップ機構(ダミーボルトのストッパー)のパーツもネジを外すと外せます。

ボルトストップパーツ

アンビ機構の左右連結ギアもネジを取って外します。
メインスプリングはQDタイプなのでメカボックスを開ける前に抜き取ります。

QDスプリングガイド

メカボックスを開けます。
後部にある基盤がFETです。
昨今FETは標準搭載が増えKingArms、VFCなどメカボックス内部にFET基盤を入れている事が多く各メーカー工夫を凝らしています。
メカボックス内にある事で配線がスッキリして良いですね!

内臓FET

各パーツを外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けは耐久性を考慮してORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので「軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!」をご覧ください。

軸受け

KRYTACのメカボックスはメカボックス内の幅が狭く通常のスパーギアは使用出来ません。
純正ギアの精度や強度も問題ないので洗浄を行いシム調整、グリスアップを行います。
ギアのグリスアップは「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用します。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。

純正ギア

もう一つの特徴はスパーギアはシムフリー仕様となっておりスプリングが入っています。
スプリングが強いのでギアが暴れる心配はございません。

シムフリー スパーギア

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダーヘッドは純正品を使用します。
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はブログに掲載しておりますので「オルガ Magnusシリンダー組込方法について」をご覧ください。

Magnusシリンダー

ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。

強化ピストン

ピストンを交換した際はネジを数本締めた状態でメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。

ピストン動作チェック

ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。

でんでんむし

ノズルを交換した際はチャンバー内で抵抗なく動くか検証が必要です。
詳細な検証方法は「ファイヤフライ でんでんむしの組込時の注意箇所につきまして」ご覧下さい。

ノズル動作チェック

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップにはBREAKTROUGH BATTLE BORN ガングリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
シリンダー周りやギアなどメカボックス内パーツを組込みます。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材 を塗ります。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。

メカボックス組込み

メカボックスを閉じたらメインスプリングを組込みアンビ機構のギアなども組込みます。
今回はSHS製M120スプリングを組込みました。
メカボックスが完了したらロアレシーバーに組込みます。



M120スプリング

グリップはDEFACTOR MOE タイプ M4 グリップ BK 電動ガン用を使用します。
モーターの角度も良くコストパフォーマンスに優れたグリップです。

DEFACTOR MOE タイプ M4 グリップ BK 電動ガン用

グリップを組込みサマリウムコバルトモーターも使用します。
このモーターならハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
モーターを組込んだらテストドライブを行いロア周りのチューンは完了です。

サマリウムコバルトモーター

続いてチャンバーを分解します。

チャンバー分解

インナーバレルはMagnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。

Magnusバレル

面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。

面HOP

今回はHOPの降りる量が足りなかったのでゴムシートを貼付けて嵩増しを行いました。

HOP降量増の嵩増し

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行います。
基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。

チャンバー組込み

ハンドガード、グリップ、に加えDEFACTOR MAGPUL CTRタイプ ストック BKを組み込み印象がガラッと変わりました!!!

完成!

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。



  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 12:15Comments(0)KRYTAC

2018年05月27日

電動ガン KRYTAC KRISS VECTOR SMGチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はKRYTAC KRISS VECTORのチューンをご紹介致します。
近未来的なスタイルで人気を博しているクリスベクターですがもう少し飛距離が欲しい・・・。
なんて声をも耳にします。
内部の構造上、限られてくるのですが、可能な部分でチューンを行いサバゲーで気持ちよく使える1丁に仕上げます!

クリスベクター

それでは作業を開始します。
早速分解をして行きます。
まず3ヶ所のピンを抜きます。

分解

これでアッパーとロアが分解出来ます。

ロア

4ヶ所のネジを外しボルトストップも外しておきます。

ボルトストップ

コッキングハンドルのスプリング固定しているネジを外します。

チャージングハンドル

左面のネジを3ヶ所外します。

メカボ取出し

次に右面のネジも3ヶ所外します。
下側にあるネジも外しピンを抜きます。

メカボ取出し

これでメカボが取り出せます。

メカボ取出し

スプリングガイドを固定してるネジを外すとスプリングガイド+スプリングが取り出せます。

スプリングガイド

アウターバレルを固定してる左側のネジ2か所を外します。

アウターバレル

逆の右側も外します。

アウターバレル

モーターを固定してるハウジングをネジを外して取ります。

モーター取出し

モーターはショートタイプです。



とここで途中だったアウターバレルを引き抜きます。
固い場合は赤矢印部分のネジを緩めるとスムーズに抜けます。

アウターバレル

次に8か所のネジを外してメカボを開けます。

メカボックス開封

メカボを開けました!
シリンダーが斜めに配置された特殊な構造です。
シリンダー周りやギア等を外して洗浄します。

メカボックス内部パーツ

まず飛距離アップの為に加速シリンダーからフルシリンダーに変更します。
J-ARMAMENT アルミ FULLシリンダーを使用します。

シリンダー

ピストンはORGAチューンでは定番のJ-ARMAMENT メタルTeethピストン 14歯を使用します。

ピストン

シリンダー内やギア周りはこのBREAKTROUGH BATTLE BORN ガングリスを使用します。

ガングリス

メカボ内のピストンレールやタペットプレート等には駆動抵抗の少ないBREAKTROUGH BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材を使用します。

ガンオイル

洗浄&グリスアップを行いながらメカボ内パーツを組込みます。

メカボックス内部パーツ組込み

メカボを閉じスプリングを組込みます。
スプリングはSHS スプリング M100を使用しました。

スプリング

モーターはサマリウムコバルトモーターを使用します!
ロングタイプですのでショートタイプに加工します。

サマリウムコバルトモーター

モーターのショート化加工は以前にブログにてご紹介しているのでこちらからご覧ください。
加工をしたらモーターも組込みます。

サマリウムコバルトモーター

次にチャンバー周りのチューンです。
インナーバレルとHOP周りを分解します。

チャンバー分解

インナーバレルはORGA LEX05バレル(内径6.05mm)に変更します。
長さは185mmを155mmにカットし使用します。
MagnusバレルやHDバレル同様サイドスリットがある為面HOPが容易に実現可能です。

インナーバレル

チャンバーにインナーバレルを組込み、HOPラバーはこちらも定番のDIMESION 面HOPラバーを使用します。
面HOPラバーはHOPアームに接着しましょう。
接着しないと使っているうちにラバーが曲がってしまう可能性があります。
これで弾道も集弾性能も向上します!

面HOP

次にチャンバー周りとアウターバレルをメカボに組込みロア、アッパーと組んでいき弾速測定を行います。



ロングレンジ試射を行い弾道をチェックして完了です。
これで他の電動ガンと対等に渡り合える銃に変身しました!


  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:30Comments(0)KRYTAC

2017年12月03日

電動ガン KRYTAC KRISS VECTOR チューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は今話題のKRYTAC KRISS VECTOR(クリスベクター)SMG電動ガンのチューンの様子をご紹介させて頂きす。
この電動ガンはM4などのライフル系の電動ガンと比較しますとどうしても飛距離がネックとなります。
これだけインナーバレルが短いと致し方ない所はありますが、やはりサバゲーでの使用で不自由のない飛距離と弾道が欲しいですね。
そこでいつも行っているMagnusチューンやAxisチューン程ではありませんが、箱出しの電動ガンと同じかそれ以上の飛距離と弾道に仕上げたいと思います。
ちなみに付属マガジンは95連ですのでサバゲーで使用するには最低2~3本は必要ですね。
スペアマガジンが必要な方はこちらからどうぞ!



先日ブログにてこの銃の分解方法をご紹介致しましたので詳しい分解方法と内部構造をご覧になりたい方はこちらよりご覧下さい。
と言う訳で本日は詳しい分解方法は省略させて頂きます。
まずはアッパーを外します。



次にロアも外してメカボを取り出しました。
アウターバレルがメカボに固定してあるのでメカボっぽく見えないですね。



スプリングガイドの固定ネジを外してスプリングガイドとスプリングを外します。



モーターを固定しているステーを外し、配線端子も抜き取ります。



モーターはショートタイプのモーターです。



アウターバレルの固定ネジを外してアウターバレルとチャンバーを取り出しメカボネジを8か所外してメカボを開けます。
一旦メカボ内部のパーツを外し洗浄を行います。
軸受けとギアはそのまま流用します。
ギアはスパーギアの厚みの問題でうかつに他社製ギアを使用しますと不具合の原因となる場合がございます。
ちなみにタペットプレートは専用形状となり横からノズルを挟む形となる為でんでんむしノズルの使用は出来ません。
詳しくは先程同様、分解方法と内部構造をご覧下さい。



シリンダーは加速ポート付で内容量は約半分という感じです。
これですとエアー量が少ないので弾は途中で失速し飛距離が稼げません。



と言う訳でシリンダーはJ-ARMAMENT アルミ FULLシリンダーに交換します。



ピストンは耐久性向上の為J-ARMAMENT メタルTeethピストン 14歯に変更します。
このピストンはORGAのチューンでは定番のピストンで耐久性、形状、寸法精度など理想に近いピストンです。



ギアやメカボ内をグリスアップを行います。
ピストン交換を行いノズル部やシリンダー内にもグリスアップを行います。
メカボ内パーツをメカボに組み込みます。



今回はSHS製スプリングM100を使用しました。
不等ピッチスプリングはピッチの狭い方がスプリングガイド側になります。



メカボを閉じてスプリングガイドもはめ込んでモーターを組んで・・・・。
おっと、モーターはサマリウムコバルトモーターを組込む予定でしたので再度モーターを取り出します。



東京マルイ製サマリウムコバルトモーター!
セミのレスポンスが格段に良くなるハイトルクモーターでバッテリーの燃費も向上します。
しかしこのモーターは次世代HK417用に開発された為かロングタイプしか存在しません。
クリスベクターはショートタイプのモーターですのでそのままでは使えません。



と言う訳でシャフトをカットしてショートタイプモーターに変身です!
モーター用スプリングは既存の物を使用しメカボに組込みます。
ロングタイプからショートタイプへの詳しい加工方法はこちらよりご覧頂けます。



次にチャンバー周りのチューンです。

 

インナーバレルはORGA LEX05バレル(内径6.05mm)に変更します。
長さは185mmを155mmにカットし使用します。
MagnusバレルやHDバレル同様サイドスリットがある為面HOPが容易に実現可能です。



チャンバーにインナーバレルを組込み、HOPラバーはこちらも定番のDIMESION 面HOPラバーを使用します。
面HOPラバーはHOPアームに接着しましょう。
接着しないと使っているうちにラバーが曲がってしまう可能性があります。
これで弾道も集弾性能も向上します!



次にチャンバー周りとアウターバレルをメカボに組込みロア、アッパーと組んでいき弾速測定を行います。
その後、屋外にてロングレンジ試射を行い弾道や集弾性をチェックして作業は終了となります。

  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:50Comments(0)KRYTAC

2017年11月19日

電動ガン KRYTAC KRISS VECTOR SMGの分解と内部構造

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はKRYTAC KRISS VECTOR SMG電動ガンの分解作業の様子と内部構造についてご紹介致します。
この銃は外見だけでなく内部も今までにない構造の電動ガンです。



クリスベクター本体の詳細データにつきましてはORGA WEB SHOPにて記載がございますのでこちらよりご覧下さい。
ご覧の通りのスタイルはCQB戦などの小スペースでのゲームにうってつけ!
小柄な方や女性でも扱い易い全長665mmでウェイトバランスも良いので構えていてしっくりきます。
MOSFET電子トリガースイッチ搭載でセミの切れは申し分なく1発/2発/連射と3種類の発射数をセレクターレバーで切り替え可能です。
マガジンは95連の専用マガジンですのでゲーム投入時は数本は必要ですね。
バッテリーはグリップ内に収納しNEOX Lipoバッテリー7.4v 15C/35C 950mAhが丁度入ります。



それでは早速分解開始です!
まず3本のピンを抜き取りアッパーとロアを分解します。



アッパー上側の内面に電極端子(青矢印)がありこれでバッテリーから供給された電源をメカボの基盤に送っています。
ちなみにヒューズ(赤矢印)もここに内蔵されています。



こちらがメカボ側の電極になります。
通電不良の原因となりますので両方の電極には注意して下さい。



アッパーと分解したロア部分です。
上部にモーターが顔を出しています。



ここの順番はどうでも良いのですがとりあえずコッキングレバーのスプリングを外します。



そしてボルトストップ?的なパーツも4本のネジを外し念の為外しておきます。



次に3ヶ所のネジを外しピンを抜きロアからメカボを取り出します。




ロアが外れても変り映えしませんがメカボを取り出しました。
メカボとアウターバレル・チャンバー周りが一体となっています。



加速シリンダーのポート穴からエアーをメカボで塞がない様に切り欠きが造られていてます。



次にスプリングガイドを外します。
スプリングガイドと一体のエンドパーツの固定ネジを外します。


これでスプリングガイドとスプリングが外せました。
メカボを開けずにスプリング交換が出来るのは楽ですね!



サイドにはカットオフレバーとその検知用スイッチがあります。
セクターギアが一回転するとカットオフレバーが降りてスイッチのレバーを押しギアが1回転したと認識する構造です。



メカボの下側から覗くとベベルギアと逆転防止ラッチが見えます。
セレクターをSAFEにすると逆転防止ラッチのアームが押されラッチが解除する機構です。



次にモーターを外します。
固定用のハウジングの2か所のネジを外します。
M4系で例えるとグリップのエンドプレートの役割です。



ハウジングを外し、配線を抜けばモーターを抜き出せます。



モーターはショートタイプでKRYTACスタンダードタイプの20Kモーターです。



次にアウターバレル基部の左右4本のネジを外します。



そうしますとアウターバレルを前方に抜く事が出来ます。



それと同時にチャンバー周りが取り出せます。
今流行りのドラム式HOPダイヤルで樹脂製のチャンバーです。
チャンバー周りも分解します。



インナーバレル長は155mmでかなり短いですね。
MP5K同様、このインナーバレルの短さがカスタムをする際にはネックとなる場合がございます。



チャンバーは長いHOPアームが特徴でHOPラバーはPTS MASADA同様アームにはめ込まれています。



コッキングハンドル取外します。
上下の固定プレートのネジ4本を外しチャージングハンドルを取外します。



そしていよいよ合計8ヶ所のネジを外しメカボを開けます。
ちなみに軸受けはメタル製ブッシュタイプの8mmです。



メカボを開けると内部はこんな感じになっています。
センターに斜めにシリンダー周りがありその右上にギア周り、右上に基盤が配置させています。
シリンダーは水平というイメージがあるのでよく考えないとメカボの上下が判らなくなるパーツの配置ですね。



シリンダーを斜めに配置する事からシリンダーヘッドの形状が異質です。
ちなみにタペットプレートも専用形状となり横からノズルを挟む形となる為でんでんむしノズルの使用は出来ません。
ノズル自体は通常のM4用ノズルですので変更も可能です。
シリンダーは真鍮製で加速ポート付きでポート穴位置はシリンダーの半分位の位置です。
これは先程のインナーバレル長が短く初速を稼ぐ為にこの位置に



ピストンは14歯タイプで掛かり終わり4枚がメタルTheethとなっております。
ピストンヘッドは樹脂製の後方吸気タイプです。



ギアは強化タイプの18:1のギア比です。



ベベルギアは通常のタイプでラッチは4枚です。

 

のスパーギアはKRYTAC特有スプリングによりシム調整フリータイプです。
しかもこのギアはベベルギアと噛み合うギアの厚さが通常のスパーギアより少し薄く出来ております。
通常の厚みがあるスパーギアを使うとセクターギアと干渉しますのでご注意下さい。



セクターギアはタペットプレートを引く為のピンが東京マルイ次世代用ギアと似ている形状でセクターチップの役割も果たしています。



このラッチ部分でセクターギアのタペットプレートを引くピン部分と噛み合い逆転防止の役目を果たしている様です。

 

以上、クリスベクターの分解と内部構造の様子をご紹介させて頂きました。


  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:50Comments(0)KRYTAC

2017年03月05日

KRYTAC TRIDENT ALPHA CRBハンドガード・アウターバレルの入替

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はKRYTAC TRIDENT ALPHA CRBのハンドガードとアウターバレルの交換の様子をご紹介させて頂きます。
この銃は外装は見ての通りスタイリッシュで、FETを標準搭載されており内部パーツのクオリティーも高く全体的に良く出来ているという印象を受けます。



今回はオーナー様のご要望によりハンドガードを交換し、それに合わせアウターバレルも交換致します。
まずはフレームロックピンを外しアッパーとロアを分解します。



ハイダー下部に固定用イモネジがあるのでこれを緩めハイダーを外します。
アウターバレルのネジは逆ネジ(ccw)です。



ハンドガード下部のイモネジ2本を緩めるとハンドガードが外れます。



ガスブロック下部のイモネジ2本も緩めガスブロック・ガスチューブを外します。



TRIDENTのバレルナットはモンキースパナがあれば緩める事が出来ます。
専用レンチ等は必要ありません。
バレルナットを外したらアウターバレルも外れます。



純正アウターバレルは10.5インチだったので、11.5インチの電動ガン用アウターバレルに交換します。
今回は無加工でアウターバレルの交換が出来ました!



そしてこれがオーナー様が惚れ込んだハンドガードです!
G&P SAILENT ARMS Jailbreak ショートハンドガード 電動ガン用
後でご説明しますが先端部分が外れハイダーが現れるんです。



アウターバレルを差し込みバレルナットで締め込みます。
今回はバレルナット用のシムが必要でした。
このバレルナットは向きの調整が必要となります。
通常は締まればOKな場合が多いのですが、このハンドガードはバレルナットの向きでハンドガード向きも決まるのです。
シムの厚さで丁度バレルナットの上下が合う様に調整します。



次にガスブロック・ガスチューブを組み込みます。
ガスチューブのアッパーレシーバーに差し込む部分がバレルナットと干渉してしまうので下側半分程度(バレルナットの長さ分)を削りました。



これでハンドガードを差し込むのですがピンを抜いてレバーを下に下げておきます。



この状態でハンドガードを組込み、奥まで組み込んだらレバーを戻しピンも戻します。



先程も少し触れましたがハンドガードの先端部が外れます!
11.5インチのアウターバレルに交換したのもこうして外した時に丁度ハイダー部が出る様にしたかったからです。



その時の気分でハイダーを出してサプレッサーを付ける事も可能。
先端部を被せて使ってもオシャレですね!



先端部の外し方は下側にあるピンレバーを後方にスライドさせながら先端部を回転させて外します。



以上、今回はTRIDENT のハンドガード・アウターバレルの交換の方法をご説明致しました。

ハンドガードの組込みは組み込むハンドガードに因って多少の違いはありますが基本的には同じです。
シムもアウターバレルとの組み合わせにより必要な場合と必要のない場合がございます。

本日はここまでとなります。


  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 12:40Comments(2)KRYTAC

2016年11月05日

電動ガン KRYTAC TRIDENT LMG ENHANCED Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。

今回はKRYTAC TRIDENT LMG ENHANCEDのMagnusチューンのご紹介です。
この銃は実銃としては存在しておりませんがM4をベースとした分隊支援火器タイプで銃自体も軽量化されており取り扱いがしやすいLMGです。
付属のBOXマガジンでは電動給弾式で装弾数4000発という圧倒的な制圧力を持ち、通常のM4用マガジンも使用可能です。

その他KRYTAC製電動ガンのラインナップはこちらよりご覧に頂けます



それでは作業に取り掛かります。
フレームロックン(F)を外しアッパーとロアを分解します。



ストックチューブ内のネジを外しストックチューブを外します。



グリップエンドのネジを外し、モーターとグリップも外します。



右側のセレクターレバーを外します。



マガジンキャッチ・トリガーロックピン・フレームロックピン(R)も外します。



メカボを取り出せます。
KRYTACの特徴でもあります、FETがメカボ後部に組み込まれております。



メカボ後部よりスプリングを取り出せます。
メカボを開けなくてもスプリングの交換が可能なのは最近の流行りでメンテナンスはしやすく、メカボを開閉時もスプリングのテンションが掛かっていないので楽ですね。



KRYTACのスパーギアは硬めのスプリングテンションが掛かっておりシムフリーとなっております。
また通常のスパーギアは高さが違う為使用出来ません。
ギア類は変更せずそのまま使用します。



メカボ内のパーツを外し洗浄をします。
軸受けはORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
詳しい組込み方のコツはこちらよりご覧ください。



続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。



シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
詳細な組込み方法はこちらよりご覧ください。




ピストンも耐久性向上の為にJA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。
弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。



ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
ノズルを交換した際にはその径がチャンバーと合っているかチェックが必要です。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。



メカボを閉じスプリングを組込みます。
今回はMagnusスプリングを使用しました。



モーターはハイトルクタイプの東京マルイ製サマリウムコバルトモーターを使用します。
モーターを組込んだらテストドライブを行いロア周りのチューンは終了です。



続いてフロント周りのチューンです。
チャンバーを分解し、インナーバレルとHOPを取り出します。



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み窓に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。



DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。



これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。


  


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