2019年07月06日

MAGPUL PTS MASADA CQB Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はMAGPUL PTS MASADA CQB電動ガン のMagnusチューンのご紹介です。
MASADAは元々人気があるエアーガンですが最近では手に入らなくなり貴重性も増してきています。

MASADA

ハンドガードのサイドに取り付けられたレールパネルですが内側で干渉がありハンドガードが入りにくくなっていました。

レール

ハンドガードを外し確認してみると干渉している所はこの部分でした。

干渉部確認

そこでレールパネルの受け側を削って解消します。

レール受け側

一旦レールパネルを取り外し受け側の干渉部を削って不具合を解消しました。

干渉部分切削

それではチューン作業に入ります。
分解するのでテイクダウンピンやストック固定ピンをまとめて抜いちゃいます。
ストックは上にずらしながらロアレシーバーから外します。
固い場合はプラスチックハンマーなどでコンコンと軽く叩いていけばOK!

レシーバー分解

マガジンハウジング奥のメカボックスを固定してるネジを2本外します。

メカボックス固定ネジ

グリップエンドのネジも2本外します。

グリップエンド

これでメカボックスがロアレシーバーから取り出せます。

メカボックス取り出し

メカボックスを取り出しました。
MASADAのメカボックスは専用品となります。

メカボックス

QDスプリングガイドなのでメカボックスを開けずにメインスプリングが取り出せます。
スプリングガイド固定ネジを外します。

スプリング取り出し

スプリングガイドを少し押し込みながら90度回せば抜けます。

QDスプリングガイド

次にハンダを溶かしモーター配線を外します。
モーターハウジングを外してメカボックスを開けます。

配線取り外し

メカボックス内部です。
今では珍しくないですがMASADAは発売いち早くマイクロスイッチを採用していました。
内部パーツを外し洗浄します。

メカボックス内部

今回はオーナー様のご希望によりFETを組込みます。
FETって何?という方にはブログにてご説明していますので「FETとは・・・」とう記事をご覧ください。
FETはNEOX製FETを使用します。
そのままでは配線が足りないので少し手を加えます。
まず基盤のカバー(伸縮チューブを)切り外します。

FET

これで配線がフリーになります。
基盤から出ている白配線(マイナス)配線を長め(モーターまで届く長さ)のテフロン配線に変更します。
赤の線の位置を調整(モーターまで届くように)して伸縮チューブで固定します。

配線分解

基盤の位置をスイッチ部から140mm以上になる様にしてオレンジの信号線をスイッチにハンダ付けします。

FET基盤位置

軸受けはORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
接着剤カスが硬い場合は小さなマイナスドライバー等でガリガリ削り落としましょう。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので「軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!」をご覧ください。

軸受け

ギアは定番のJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。

強化ギア

軸受けの接着剤が固まったらシム調整を行います。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますので「シム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!」をご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。

シム調整

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はブログに掲載しておりますので「オルガ Magnusシリンダー組込方法について」をご覧ください。

Magnusシリンダー

ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。

強化ピストン

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップには「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

シリンダー組み上げ

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。

メカボックス組み上げ

メカボックスを閉じてMagnusスプリング従来用を組込みます。

Magnusスプリング

最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターを組込みます。
ハイトルク(EG1000の二倍のトルク)のサマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
ちなみにSBDはFETを組込んだので必要ございません。
SBDって何?という方は以前にブログで「SBDって・・・」という記事で説明していますのでご覧ください。

サマリウムコバルトモーター

MASADAはショートモーターなのでサマリウムコバルトモーター(ロング)をショートにしないと組込めません。
方法はブログにて「ロングモーターのショート・ミドル化加工」と称しご説明していますのでご覧ください。

ショート化

モーターを組んだらメカボックスのチューンは完成です。
この状態でテストドライブを行います。

テストドライブ

メカボックスをロアレシーバーに組み込んでロア周りはOK!

メカボックス組込み

次にフロント周りのチューンです。
まずはチャンバーブロックを外します。
左右のネジ4本とスプリングピンを2本を抜きます。

チャンバーブロック取り外し

これでアッパーからチャンバーブロックが取り外せます。
HOP部分を分解します。
HOPダイヤル裏側のネジを外します。

HOPダイヤル取り外し

HOPアームを引き抜きます。

HOPアーム取り外し

アウターバレルのハンドルを回してチャンバーブロックからアウターバレルを取り外します。
インナーバレルを固定しているイモネジを外しアウターバレルからインナーバレルを引き抜きます。

インナーバレル取り出し

チャンバーパッキン周りのパーツを外します。

チャンバーパーツ取り外し

インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。

Magnusバレル

Magnusバレルは182mmをチョイス!
分解とは逆の順番で組込んでいきます。

インナーバレル組込み

次にHOPです。
既存のHOPラバーをHOPアームから外します。

HOPラバー取り外し

面HOPラバーはHOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。

面HOP接着

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。
  


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2019年03月16日

MAGPUL PTS MASADA FET組込み

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は以前にMagnusチューンを施したMAGPUL PTS MASADAへFET組込みを行います。
トリガーレスポンスを向上したいとのオーナー様の意向でチューンを行います。
以前施したMagnusチューンの記事は「MAGPUL PTS MASADA Magnusチューン」からご覧下さい。

MASADA

FETは毎度おなじみのNEOX製FETを使用しますがこのままでは配線が足らないので配線の付け替えを行います。

FET

アウターバレル基部より前に基盤が来る様にしないといけないので
イメージとしてはこの辺りになる様に配線を交換し調整します。

FET位置

それでは分解を行います。
テイクダウン方法はアッパー後部のテイクダウンピンを外します。

テイクダウン

これでテイクダウンが出来、次にフロント側のピンを外しアッパーレシーバーを取り外します。

フレームロックピン(F)

次にストック固定ピンを外しストックを上にずらしながら外します。
ストックが硬い場合はプラスチックハンマーなどで軽く叩きながら外して下さい。

ストック取外し

グリップエンドのネジも2ヶ所外してグリップエンドを取り外します。

グリップエンド取外し

マガジンハウジング内のメカボックス固定ネジを2本外すとメカボックスが取り出せます。

メカボックス固定ネジ取外し

メカボックスを開けてスイッチ周りを取り出します。
もちろん内部のオーバーホールも行いました。

メカボックス

先程のFETの配線変更も行いこれを取り出したスイッチと繋ぎます。

FET配線変更

だいたいの目安ですがメカボックスのスイッチ部から110mm程度以上の所に基盤が来る様に調整します。

FET基盤までの長さ

モーターもトリガーレスポンス&バッテリー燃費向上、モーターの発熱低減の為サマリウムコバルトモーターを使います。
MASADAはショートモーターなのでサマリウムコバルトモーターをショート化しなければ使えません。
以前のブログにて「ロングモーターのショート・ミドル化加工」として記事を載せているので是非ご確認ください。

サマリウムコバルトモーター

モーターを組込んで配線を繋いだらロアーレシーバーに組込み駆動をチェックします。

作業完了

アッパーレシーバーと組み合わせFET基盤がどこかに干渉していないかチェックをして終了となります。


  


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2018年10月20日

MAGPUL PTS MASADA CQB チューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はMAGPUL PTS MASADA CQB チューンのご紹介です。

PTSはアメリカの銃器パーツメーカーであるMAGPUL社のエアソフトガン用パーツの管理部門として誕生し、今ではプロフェッショナルトレーニング&シミュレーション社(PTS社)として独立しておりMAGPUL社のライセンス管理は行っておりません。

そんなPTSの人気電動ガンであるMASADAのチューン作業をご紹介させて頂きます。

MASADA

それでは作業を開始します。
ハンドガード固定ピンを抜いてハンドガードを外します。

ハンドガード取外し

次にテイクダウンピンを抜きます。

テイクダウンピン

これでテイクダウンが出来、前側のフレームロックピンを抜くとアッパーとロアが分解出来ます。

テイクダウン

そしてストックを固定してるピンを抜いてストック上にずらしながら外します。

ストック取外し

グリップエンドのネジを2本外しグリップエンドも外します。

グリップエンド

マガジンハウジングの奥にメカボを固定してるネジがあるので2本共外します。

メカボックス固定ネジ取外し

これでメカボックスがロアから外せます。
配線のハンダを外します。
配線固定用の透明の伸縮チューブは下にスライドさせれば抜けるので組上げる時に再利用が可能です。
モーターハウジングのネジ2本を外しモーターハウジングを取り外します。

モーター取出し

QDスプリングガイドなのでメカボックスを開けずにスプリングが取り出せます。

スプリング取外し

アンビ機構のギアやメカボネジを外してメカボックスを開けます。
全てのパーツを外して洗浄します。

メカボックス

軸受けはORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので「軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!」をご覧ください。

軸受け

今回はオーナー様のご希望でFETを組込みます。
ORGAでは毎度使用している安価で信頼性の高いNEOX製FETを使用します。
MASADAの場合は基盤の設置位置の問題で配線の敷き直しが必要です。
メカボックスから160mmの所に基盤がくる様に配線の長さを調整します。
あまり短いと組上げる時にアッパーとロアに基盤が挟まってしまいますので注意して下さい。

FET

ギアはJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
セクターチップの組込み方のコツはブログに掲載しておりますので「セクターチップの組込方法」よりご覧ください。

強化ギア

続いてシム調整を行います。
スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。

シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますので「シム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!」をご覧ください。

シム調整

ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。

強化ピストン

ピストンヘッドは後方吸気式のJ-ARMAMENT メタルピストンヘッドを使用します。

ピストンヘッド

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアのグリスアップは「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用します。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分にも必ず潤滑材を塗りましょう。
この部分の潤滑材も新しい「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材 」を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。

メカボックス組込み

メカボックスを閉じてスプリングを組込みます。

スプルリング組込み

モーターは東京マルイ製EG1000ショートを組込みます。

EG1000Sモーター

メカボックスにモーターを取付けたらテストドライブが可能です。

メカボックス組上げ

メカボックスをロアレシーバーに組込みます。
この際にセレクター部のちょっとしたコツが必要で間違うとセレクターが思う様に動作しなくなります。
その詳細は過去のブログ「電動ガン MAGPUL PTS MASADA CQB オーバーホール」に載せておりますのでご確認ください。
これでロア側のチューンは終了です。

ロアレシーバーに組込み

次にフロント周りのチューンです。
チャンバーブロック固定ネジ(両側4本)を外しスプリングピンもポンチで抜きます。

チャンバーブロック取外し

これでチャンバーブロックごとアッパーから取り出せます。
ハンドルを回してチャンバーブロックとアウターバレルを分解します。

アウターバレル取外し

次にインナーバレルをアウターバレルから抜き取ります。
固定用イモネジを抜きます。

インナーバレル取外し

インナーバレルが取り出せたら諸パーツを外します。

インナーバレル取外し

インナーバレルをMagnusHDバレルに変更します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。

MagnusHDバレル

次にHOPのチューンです。
HOPダイヤルの反対側のネジを外しHOPアームを取り出します。

HOP取出し

これにORGA DIMENSION フラットHOPをチャンバーのサイズに前後をカットし接着します。

DIMENSION HOP

これらを組込みアッパーを完成しロアと組み合わせ初速調整を行います。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。



  


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2018年02月04日

MAGPUL PTS MASADA Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はMAGPUL PTS MASADA ACR Magnusチューンのご紹介です。

PTS MASADAはこのACRの他ショートサイズのCQBや、ストリームラインバージョンもありカラーもBKとDEなど幅広いラインナップを揃えております。
発売当時より根強い人気を誇り、たくさんの問合せやチューンのご依頼も頂いてる銃です。
外装は勿論ですが内部構造の設計や各パーツの製品精度も優れておりチューンを施す事でより素晴らしい銃にステップアップします!



それでは作業に入ります。
こちらの銃はご覧の通りハンドガードが交換されておりました。
純正ハンドガードよりタクティカルな仕上がりになりますね。
まずはハンドガードを外します。



続いてテイクダウンピンを抜きます。

テイクダウンピン

テイクダウンを行いフレームロックピン(F)を抜いてアッパーを分離させます。



ストックを固定しているピンを抜いてストックを上方向にずらして外します。



マガジンを差込む部分の奥にメカボを固定しているネジが2本あるのでこれを外します。



グリップエンドに2本ネジがあるのでこれも外しグリップエンドも外しておきます。



これでロアからメカボが取り出せます。



モーター端子にハンダ付けしてある両方の配線を外します。



モーターハウジング固定ネジを2本外すとハウジングごとモーターが外せます。



アンビ用ギアを外しておき、スプリングガイドを固定しているボルトを外します。



スプリングガイドに6mmのロックレンチを差し込み少し押しながら90度回すとスプリングガイドとメインスプリングが取り出せます。



8か所のメカボネジを外すとメカボが開けられます。
メインスプリングを先に抜いているのでテンションが掛かっておらず開けるのが楽です!



内部も少しパーツ変更されていますね。
でも状態は綺麗です。



メカボ内パーツを外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けはORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。



ギアはJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で高耐久、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
セクターチップの組込み方のコツはブログに掲載しておりますのでこちらよりご覧ください。



続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
くれぐれもキツクなり過ぎてギアが回り難くなる事避けて下さい。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。
方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。
その他、シリンダー内にこのグリスが入り込むとピストンヘッドの滑りが悪くなり初速低下に繋がりますので要注意。



シリンダーはボアアップのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
シリンダーヘッドの組込み方法もブログにて掲載しておりますのでこちらよりご覧ください。



ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。
弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、
高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、
通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。
ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。



メカボを閉じてMagnusスプリング従来電動ガン用を組込みます。
スプリングガイド固定ボルトも締めておきます。
アンビ機構用ギアも取り付けます。



モーターを東京マルイEG1000ショートに変更します。
ハウジングを開ける前にプラスマイナスの向きだけ確認しておきましょう!



モーターを取付けて配線をハンダ付けしたらテストドライブです。
モーター位置調整も済ませておきましょう!
テストドライブが済んだらロアに組込みます。
ロアへの組込み方法のコツは以前のブログにてご紹介しておりますのでこちらよりご覧下さい。



とここで忘れ物!
なんとでんでんむしPTS MASADA用を組込むのを忘れておりました^^;
もう一度分解してでんでんむしを組込みました。。。



次にフロント周りのチューンを行います。チャンバーブロックを固定している左右4本のネジと2本のスプリングピンを外して・・・。
と思ったら2本ともスプリングピンが入っていませんでした^^;
とりあえずチャンバーブロックの固定には影響ないのでネジだけ外してチャンバーブロックごとアッパーから外します。



アウターバレルロックレバーを回してチャンバーブロックからアウターバレルを外します。



アウターバレルの基部にインナーバレルを固定しているイモネジがあるのでそれを外します。



するとインナーバレルが出てくるのでチャンバーパッキン等を外し分解します。
インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



チャンバーパッキンが社外製に変えられておりました。
本当は純正チャンバーパッキンが一番良いのですが在庫が無いのでARES製チャンバーパッキンで代用します。



これでインナーバレル周りを組上げます。



次にHOPをチューンします。
MASADAのウィークポイントであるHOPは面HOPにする事で解消出来ます。
しかし面HOPにしますとワンタッチでアウターバレルの抜き差しが出来なくなりますのでご注意下さい。
アウターバレルを抜く際は先に面HOPを外さないとポロっと外れてしまいます。



HOPアームを外し既存のHOPラバーを外しORGA DIMENSION フラットHOPを接着します。
必要に応じて大きさはカットして下さい。



HOPを組込みの際には必ずアウターバレルをチャンバーブロックに組込んでから行って下さい。
またHOPを組込んだら水平に降りてきてるか、HOPの降りる量は適正かチェックします。
HOPの降りる量ですが、どの程度が適正か判断がつかない場合はロングレンジ試射で判断するしかないです。
もしHOPの降りる量が足りない場合は0.5mmのゴムシートを貼って嵩増しして対処します。
この対処方法は以前にブログで紹介しておりますのでこちらよりご覧下さい。



チャンバーブロックをアッパーに組込み、全てを組直し初速のチェックです。
初速調整はインナーバレルの長さで調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。


  


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2017年12月17日

電動ガン MAGPUL PTS MASADA CQB オーバーホール

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はMAGPUL PTS MASADA CQB オーバーホールの様子をご紹介致します。
それと問い合わせが多いメカボのロアへの組込み方を少し詳しくご紹介させて頂きます。

PTS MASADAはユーザーからの人気も高くチューンや調整等のご依頼も数多く頂いております。
内部構造の特徴と致しまして最近ではマイクロスイッチを使ったメカボが多くなって来ましたがMASADAは発売当初からこのスタイルでした。
マイクロスイッチを使用する事でセミの切れを良くする効果がございます。
トリガー構造とマイクロスイッチを搭載する事で外見はVer.2に似ていますが独自設計のメカボとなっております。
ORGAではMASADA純正メカボックスを販売しておりますがタイミングによっては在庫切れの場合も・・・。



ハンドガード内にバッテリーを収納出来アッパーとロアの分解やアウターバレルの分解等も特殊な工具を必要とせず簡単に行える事もPTS MASADAの特徴ですね。



以前にもMASADAのMagnusチューンの様子をご紹介しておりますので本日はメカボを取り出した所から・・・。
メカボやチャンバーの詳しい取り出し方はこちらよりご覧に頂けます。



まずはスプリングを取り出します。
メカボ後部のスプリングガイド固定ネジを外します。



次にスプリングガイドに六角レンチを差し込み少し押しながら回すとスプリングガイドが外れます。
メカボを開けずにスプリングが取り出せるのはスプリング交換やメンテナンスには便利な機構ですね。
最近はこのスタイルのメカボが増えてきています。



スプリングを抜いたらセレクタレバーと連動しているギアを外します。
右側ギアのネジを外してギアを分解します。



次はモーター部の取外しです。
ハンダで止めてあるので両側の配線をモーター端子から外します。
モーターの透明のビニールカバーですが、切ってしまう事は簡単ですが下側に丁寧にずらしていくと抜き取る事が出来ます。
これだと再利用ができます!



そしてモーターハウジングのネジを外してモーターハウジングをメカボから外します。



モーターをEG1000にご変更希望でしたのでモーター交換を行います。
MASADAのモーターはショートタイプを使用します。



スイッチ接点保護効果でスイッチの寿命を延ばすSBDも組込みます。



モーターハウジングのネジを2ヶ所外します。
この時にモーターのプラス/マイナスの向きを覚えておいて下さいね。



ハウジングを開けたらモーター位置調整のイモネジとモーターの間にプレートが入ってるので無くさない様にモーターを取します。
スプリングの向きも注意して下さい。



SBDを組み込んだEG1000Sを向きを確認しながらハウジングに納めモーターの交換は終了です。



次はメカボ内のオーバーホール作業に入ります。
8ヶ所のネジを外しメカボを開けます。



メカボ内のパーツを一旦全て外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けがメカボから外れていたので接着して組込み直しです。
接着剤は衝撃に強い強力接着剤を使用します。
組込み方の詳細はブログにも掲載しておりますので宜しければこちらよりご覧下さい。



細かい洗浄やグリスアップの様子は省略しますがシリンダー周りやギア類は洗浄時に各パーツの状態を観察します。
ギア類はグリアップ前にシム調整も忘れずに行います。
シム調整のコツはYouTubeにて動画をUPしておりますのでこちらよりご覧ください。



各部グリスアップを行いながらパーツを組込んでいきメカボを閉じます。
モーターハウジングや配線をハンダ付けし透明のモーターカバーもスルスルと元通りに。
スプリング・スプリングガイド入れて固定ネジを締めてセレクターと連動しているギアを組めばメカボの完成です。
このMASADAはこの状態でテストドライブが出来るので一旦動かしてみましょう。



そしてメカボをロアに組込むのですが、ここでコツがいるんです。
そのまま無造作に組込むとセレクターがおかしな事になりかねません。
セレクターレバーが回らなかったりSAFEにしたらFULLで動いたりと・・・。
方法は色々あるかと思いますが私が行っている方法をご紹介します。
メカボをこの程度ロアに組み込んだら両側のセレクターレバーは「SEMI」の位置に、セレクタープレートを動かしているギア(アンビギアと連動)を指で回しながらカットオフレバーにセレクタープレートが触れるか触れないか程度の位置をキープしながらメカボをロアに押し込みます。



この状態でセレクターレバーをSAFEしてみて下さい。
ちゃんとセレクタープレートが前進する事を確認して下さい。
ここでセレクタープレート逆に後ろ側に動いたら、メカボを少しだけ持ち上げセレクタープレートを動かしているギアを動かしていき再度調整し直して下さい。



次にセレクターレバーをFULLに合わせてセレクタープレートがカットオフレバーを押しているかチェックして下さい。
OKだったらメカボをロアに止めているネジ等を締めて完了です。



チャンバー周りは今回は省略致しますが全て分解し必要に応じて洗浄、グリスアップを行ってアッパーとロアを組み初速や弾道チェックをして作業は完了となります。


  


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2017年07月02日

A&K MASADA Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はA&K製MASADAのMagnusチューンのご紹介です。
先日はPTS製MASADAの記事をご紹介いたしましたが今回はA&K製のMASADAです。
先日のPTS製MASADAの記事をご覧になりたい方はこちらよりご覧に頂けます。



では早速作業に取り掛かります。
ハンドガードを外し、ヒューズ部のコネクターを外しておきます。



ストックを固定しているピンを二本抜きます。
下側のピンはここで抜かなくてもいいんですがついでに抜いときます。



これでテイクダウンが可能となります。
フレームロックピン(F)を抜くとアッパーとロアが分解出来ます。



ストックを折り曲げ後部のネジを外します。



これでストックを上側に抜けく事が出来ます。



グリップエンドのネジを外しモーターを取り出します。



モーターはロングタイプですね。
オーナー様がSBDを取付けておりました。
グリップ奥のメカボを固定してるネジも外しておきます。



マガジンキャッチを外し、左側のセレクターレバーを外します。
右側のセレクターレバーをSAFEより下に回して、左側のセレクターレバーの受けも下に回します。



これでメカボのアンビ機構のギアとセレクターレバーの内側のギアが外れメカボが取り出せます。



メカボはVer.2メカボです。



ノズルはかなり長めですね。
上がMASADAで下が通常M4系のノズルです



メカボ内パーツを外し洗浄します。
軸受けはORGA SUS420 6mm軸受けを使用します。



メカボ内パーツのチューン状態は下記の通りです。
J-Armament製18:1強化ギア
セクターチップ
MagnusシリンダーセットVer2~Ver6
J-Armament製14歯メタルTeethピストン
Magnusスプリング 従来電動ガン用



メカボを閉じロアーレシーバーに組込み、セレクターレバーやマガジンキャッチを取付けます。
モーターは東京マルイ製EG1000Lモーターを使用し、SBDをこちらに移植しました。



モーターを組込みグリップエンドを付け
これでテストドライブを行いロアー周りのチューンは終了です。



続いてフロント周りのチューンです。
アウターバレル根元のレバーを回しアウターバレルを引き抜きます。



PTS製MASADAと違いチャンバーも一緒に抜けるので調整はしやすいですね。



アウターバレルの両側にあるネジを2か所外すとチャンバーごと外せます。



インナーバレルとHOP周りを外します。
インナーバレルはMagnusバレルに替え、HOPは面HOPのORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
今回はHOPの降りる量が少なったのでゴムシートを貼って嵩上げをしました。
貼り方のコツはこちらよりご覧に頂けます。



これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
今回は195mmで調整を行いました。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。


  


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2017年06月24日

MAGPUL PTS MASADA Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はMAGPUL PTS MASADA CQBのMagnusチューンのご紹介です。

MASADAのチューンは過去にもブログに掲載してありますので詳しい分解方法等はこちらよりご参照下さい。



メカボを取り出します。
モーター配線のハンダを外しメカボを開けます。



MASADAのメカボックス単体も入荷出来た時だけですがこちらよりご購入頂けます
破損した方は勿論ですが、予備にご購入頂いておけば安心ですね。



オーナー様のご希望でFETを組込みます。
NEOX製FETは安価で安定感抜群です。



メカボ内チューンの内容は下記の通りです。
ORGA SUS420軸受8mm
J-Armament製18:1強化ギア
セクターチップ
ORGA Magnusシリンダー & ピストンヘッド セット for Ver2-Ver6
J-Armament製14歯メタルTeethピストン



モーターは東京マルイ製EG1000Sを使用しスプリングはORGA Magnusスプリング従来電動ガン用を組み込みます。
これで配線を繋げてテストドライブです。
続けてロアに組み込んでセミ・フルと詳細なモーター位置の調整を行います。



次にフロント周りのチューンです。
内容は内径6.23mmのワイドボアインナーバレルのMagnusバレルを使用します。
HOPは面HOPのORGA DIMENSION HOPを接着し使用します。



これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
今回は205mmでの調整となりました。

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。


  


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2017年02月25日

電動ガン MAGPUL MASADA CQB Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は言わずと知れた人気機種MAGPUL MASADAのMagnusチューンのご紹介です。

MAGPUL社とは元々マガジン下部に取付けポーチからマガジンを迅速に引き抜ける様にしたパーツを開発し名を馳せました。
そのパーツ名「MAGPUL」をそのまま社名としております。
「MAGPUL」はこちらよりご覧頂けます。
その後MAGPUL社はポリマー製の外装品やアクセサリーを中心に多くのパーツを輩出しました。
そのMAGPUL社が2007年に作ったアサルトライフルが「MASADA」でイスラエルの要塞跡の「マサダ」を由来とします。

アサルトライフルですのでスコープホロサイトブースターの組み合わせもOK!
画像にある様なサプレッサーもカッコいいですね。



それではチューン開始です。
ピンを抜きハンドガードを外します。



ストック固定用ピン(上)を抜きますとアッパー後部を持ち上げテイクダウンが出来ます。



フレームロックピン(F)を抜くとアッパーとロアが分解出来ます。



ストック固定用ピン(下)を外しストックを上にずらすとストックが外せます。



マガジンハウジング部の奥にメカボを固定しているネジ2か所を外します。



グリップエンドの二ヶ所のネジも外します。



これでメカボがロアから取り出せます。
モーター配線のハンダを外し、アンビ機構のギアを外し、メインスプリングもメカボを開ける前に取り出します。



モーターハウジングを外したらメカボのネジを外して開けます。



メカボ内パーツを外してメカボ内部や各パーツをパーツクリーナーで洗浄します。
耐久性向上の為にORGA SUS420 8mm軸受けを組込みます。
軸受けの固定方法をYouTubeに動画をUPしておりますので是非ご覧ください。



ギアはCORE製18:1強化ギアに変更し給弾不良対策としてセクターチップも組込みます。
セクターチップの組込方をブログにてご紹介しておりますのでご覧ください。



次にシム調整です。
キツ過ぎてもゆる過ぎてもダメなデリケートな部分です。
シム調整のコツはYouTubeにて動画をUPしておりますのでご覧ください。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。
方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、
そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。



シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
詳細な組込み方法はこちらよりご覧ください。



ピストンも耐久性向上の為にJA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。
弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。
ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



配線を通電効率の良いテフロンコードに変更致します。
今回トリガーを引いた時に発射のタイミングが遅れるという不具合がありました。
スイッチを開けm内部の接点部の調整し、接点復活スプレーでメンテを行い不具合は解消されました。



メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。



最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターとスイッチ接点保護を手軽に可能にしたSBDの組込みを行います。
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。



サマリウムコバルトモーターはロングタイプのみですのでショートタイプに加工を行いました。
加工の方法はこちらよりご覧頂けます。



メカボを閉じモーターハウジングを組込みMagnsuスプリングを組込みます。
これでテストドライブが可能です。モーター位置の調整も行いましょう。
メカボをロアレシーバーに組込めばロア周りのカスタムは完了です。



次にフロント周りです。
ワンタッチレバーを回しアウターバレルを外します。
インナーバレルを固定しているイモネジを外してインナーバレルを取り出します。



インナーバレル周りのパーツも外します。



今回、純正チャンバーパッキン(赤色)が破れておりましたので交換します。
普段は万能なマルイ製パッキンですとノズルとの間で機密漏れが発生し初速が落ちます。
そこでARES製チャンバーパッキン(黄緑?)を使用した所バッチリでした!



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します
インナーバレル周りのパーツを組みアウターバレルに組込みます。



次にチャンバーブロックを外します。
左右4ヶ所のネジを外し、2ヶ所の割ピンを抜けばチャンバーブロックが取り出せます。



HOPダイヤルの裏側の固定ネジを外してHOPダイヤル、HOPアームを外します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み窓に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。



DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。



チャンバーブロックにアウターバレルを組んでからHOPを組込みます。
HOP組み込んでからアウターバレルを組込みますと面HOPがインナーバレルに当たり剥がれてしまいますので注意して下さい。
この状態でHOPを下し水平に降りてきているか、降りてくる量は適切か等チェックします。
今回はDIMENSION HOPの後方が当っていたのでカットし、降りる量が足りなかったのでゴムシートで嵩増しを行いました。
ゴムシートの貼り方はブログで紹介しておりますので一度ご覧ください。



これでアッパーとロアを組み初速調整です。
今回はインナーバレル長190mmで調整しました。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。



  


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2016年04月23日

MAGPUL PTS MASADA 電動ガン Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。

また、本日は15:00にて営業終了となりますので、予めご了承お願い致します。

本日は大人気の電動ガン MAGPUL PTS MASADAのMagnusチューンのご紹介です。

MASADAは大変に良い造りなのですが、唯一HOPが弱点ですね。ワンタッチでアウターバレルが外せるのが売りですがその機構の為にHOPの効きが悪くなる症状が起きてます。これは面HOPを組込む事で解消出来るのですがワンタッチでアウターバレルの取り外しは出来なくなります。



それでは作業を開始致します。固定ピンを抜きハンドガードを外します。



リア側フレームロックピンを外します。



これでテイクダウンが出来ます。フロント側フレームロックピンを外してアッパーとロアを分解します。



ストック固定ピンを抜いてストックを上方向にずらして外します。



ネジを2本外しグリップエンドを外します。



マガジンを差し込む奥にメカボを固定しているネジが2本あるのでこれも外します。これでメカボを取り出せます。



これよりメカボのカスタムです。

形状はVer.2に似ていますがMASADAは専用メカボですので通常のVer.2メカボは組込めません。
メカボ後部よりスプリングを取り出し、モーター配線のハンダも取りメカボを開けます。



PDRもそうですがMASADAもマイクロスイッチ搭載です。メカボ内のパーツを外しパーツクリーナーで洗浄します。



軸受けはORGA SUS軸受け8mmを組込みます。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。



ギアはCORE製18:1強化ギアセットに、給弾不良対策としましてセクターチップを組込みます。



続いてシムを行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シムセットはこちらよりご購入出来ます。



ったらギアのグリスアップです。ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。



ピストンも耐久性向上の為にJA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。



シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



メカボにギア周りとシリンダー周りも組込ます。ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。



メカボを閉じメカボ後部よりスプリングを入れます。スプリングはMagnusスプリングを使用致します。



モーターを東京マルイ製サマリウムコバルトモーターを使用致します。ハイレートスプリングを組み込みますとセミのレスポンスが落ちますがこのモーターでしたらその悩みも解消出来ます。
MASADAのモーターはショートタイプですがサマリウムコバルトモーターはロングしか出ていないのでショートタイプに加工します。



ピニオン交換ツール
でピニオンを外します。これがあるとピニオンギアが磨耗した時にモーターごと交換しなくてもピニオンギアだけ交換すれば済むので経済的です!



ピニオンギアを外したらシャフトをショートタイプに合わせカットします。
ORGAではリューターを使用してますが弓ノコ等でもカット出来ます。カットしたシャフトは面取りをして下さいね。カット時にシャフトが曲がらない様に気をつける事と、切りカスがモーター内に入らない様にマスキングします。



シャフトのカットが出来たらピニオン交換ツールを使いピニオンギアを圧入しショート加工が完了です。モーター位置の調整が出来るのでシャフトの長さはそんなにシビアになる必要はございません。



モーターハウジングにモーターをセットしメカボに組んだらテストドライブを行います。この時にモーター位置調整も行います。



メカボをロアに組み込んでメカボ固定ネジやグリップエンドを固定します。



続いてフロント周りのカスタムを行います。

左右4ヶ所のネジと割りピン2本を外しますとチャンバーブロックごと外せます。



レバーを回しアウターバレルを外します。



HOPダイヤルの裏側のネジを外します。



これでHOPが取り出ました。矢印の部分が潰れてHOPが掛からなくなる不具合が発生致します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。多くのチャンバーにラバーのカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ます。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。



MASADAの場合はチャンバーの開口部が小さいのでDIMENSION HOPの前後を少しカットします。



これをHOPアームに接着します。



イモネジを外しアウターバレルからインナーバレルを抜き取ります。



テンション用のスプリングがあるので組み込む際に忘れない様にしましょう。



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



チャンバーパッキンは純正品を使用します。安易に他社製に変えますと気密漏れが起きる事があるので注意しましょう。



インナーバレルをアウターバレルに組込み、チャンバーブロックに組込みます。



それからHOPを組み込み、ノズルが入る所から覗いて水平に降りてきているか、降りる量は足りているかチェックします。水平は判ると思いますが、降りてくる量は経験が必要となりますが2mm程度は必要かと思います。
MASADAの場合は大体足りないので0.5mmのゴムシートをDIMENSION HOPに貼り付けます。少し大きめのゴムシートを接着し乾いたらDIMENSION HOPの形状に合わせ細工ハサミ等でカットします。



これで全てを組み込んで初速調整です。インナーバレルの長さで初速を決めていきます。
今回のバレル長は182mmで決定です。
ロングレンジ試射を行いカスタムは終了となります。


  


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2015年11月13日

電動ガン マグプルPTS MASADA CQB Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。

それでは本題に入ります。
本日は大人気のMagpulPTS製MASADA CQBのMagnusチューンのご紹介です。
この銃は非常に良く出来ているのですがワンタッチでアウターバレルが外せる機構の為HOPの性能がイマイチという場合が多いです。
これを解消する為に面HOPにすれば問題はないのですが、面HOPにしますとワンタッチでアウターバレルが外せなくなります。



それでは作業開始です。
2本のテイクダウンピンを外してロアとアッパーを分解します。



ストック固定ピンを外し、ストックを上にずらして外します。



これでロア単体になりました。



メカボを固定しているネジを2ヶ所外します。



グリップ底のネジを2ヶ所外すのですが今回はグリップ底のネジがない為1本を外します。



これでメカボを取り出せます。



後方よりスプリングを抜き、モーター周り、アンビギア、メカボのネジを外しメカボを開けます。



今回はテフロン配線に交換のご希望でしたので配線を交換します。



スパーギアが欠けておりましたのでスパーギアのみ交換します。



シム調整を行います。



次にビスタックでギアのグリスアップです。
少量を歯の部分に吹き付け筆で延ばします。



エアー量アップに為にMagnusシリンダーを組込ます。
MASADAはVer.2~Ver.6タイプです。



ピストンはJA製メタルピストンを使用します。



シリンダー周りを組み込みます。
シリンダー内側にグリスを薄く塗り延ばしノズルの内側も少量のグリスを塗ります。



メカボ内のパーツを組み込みます。
軸受け部やピストンレール、タペットプレートレールなど磨耗する部分にもグリスを忘れずに。



メカボを閉じモーター回りも取り付けます。
スプリングはMagnusスプリングを使用しました。
アンビギア等も取付けます。



メカボをロアに組込ます。



続いてフロント周りです。



ネジ4ヶ所、割りピン2本を抜きアッパーからチャンバー周りを取り出します。



チャンバーが社外品でしたので純正品に戻します。



基部の左右2ヶ所のネジを緩めると交換出来ます。



次にアウターバレルからインナーバレルを抜き出します。
イモネジを外すとインナーバレルは抜けます。



チャンバーパッキンも社外品でしたので純正パッキンに戻します。
MASADAの場合は純正パッキン以外は初速が落ちる事が多く純正品以外はお勧め出来ません。



インナーバレルはMagnusチューンの核となるMagnusバレルを使用します。
今回は182mmを使用しました。



続いて面HOPのカスタムです。



HOPダイヤル裏側のネジを外してHOPダイヤルを外します。
HOPアームを取り出す際に小さなスプリングを無くさない様にして下さい。
電気なまずをチャンバーの窓に合わせカットしHOPアームに接着します。



こんな感じです。
これでインナーバレル等全て組み込んでHOPダイヤルを回し、HOPが平らに降りてきている事を確認します。
HOPの降り方が足りないとHOPの掛かりが弱くなります。
その場合はなまずの下に0.5mmのゴムシートを接着すればキチンとHOPが掛かります。



これでアッパーに組んでロアも組めば試射が出来ます。



初速調整はバレル長で調整しますが今回は182mmでバッチリでした。
ロングレンジ試射を行ってカスタム作業は完了となります。


  


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2015年08月28日

マグプルPTS MASADA Axisチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

先に業務連絡
本日28(金)は諸用により15:00にて終了とさせて頂きます。
尚発送につきましても15:00までのご入金確認、若しくは代引きでのご注文分のみとさせて頂きます。
ご不便お掛け致しますが宜しくお願い致します。

さて、本日はMAGPUL PTS MASADAのAxisチューンのご紹介です。
MASADAはワンタッチでアウターバレルが外せる機構が売りの一つですがそれを可能とする為にHOP機構に問題があり集弾性が悪くなる症状が多発しております。
改善策として面HOPチューンにする事により集弾性は向上します。



それではチューンを開始します。
まずはロアとアッパーを分解します。
テイクダウンピン2ヶ所を抜きます。



これでロアとアッパーが分解出来ます。
次にストック固定ピンを抜きストックを上方向にずらして外します。



メカボ固定ネジ2ヶ所を外します。
固体によりネジが硬い場合があるので六角レンチを舐めさせない様に気をつけて下さい。



グリップエンドのネジを2ヶ所外すとグリップエンドが外せます。



大きい方のネジだけ外してもメカボは抜けますがグリップエンドを外した方が作業がし易いので外します。



メカボを上方向に引き抜きます。
この時にセレクターレバー内側のギア部分とメカボのモーターが干渉しやすいので気をつけて下さい。



これでメカボが取り出せます。



モーター端子のハンダを+-両方とも外します。



スプリングを抜く為に、後部のスプリングガイド固定ネジを外します。



スプリングガイドを六角レンチ6mmを使い、一旦スプリングガイドを押し込みながら90度回しながら外します。
この時スプリングガイドが飛ばない様に気をつけて下さい。



アンビ機構・モーターハウジング固定ネジ、メカボのネジを全て外します。



ネジ類を全て外したらメカボを開けます。
先にスプリングが外せるのでメカボにテンションが掛からず簡単に開ける事が出来ます。



メカボ内のパーツを取り外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けはORGA SUS420軸受8mmを使用します。
軸受けはしっかり接着しましょう。
ハケ塗りタイプの瞬間接着剤が使いやすいです!



ギアはCORE18:1強化ギアを使用し給弾不良対策としてセクターチップを組込ます。
CORE製のギアはコストパフォーマンスに優れ耐久性もあり、精度も良い万能なギアです。



続いてシム調整を行います。
必ずメカボのネジを数ヶ所締めてからクリアランスをみます。
ネジを締めないとクリアランスが変わるので注意して下さい。
シムが決まったら指でセクターを指で回し、抵抗無く回る事を確認して下さい。



ギアのグリスアップを行います。
ORGAではWAKO'Sビスタックを使用しております。
どんなグリスでも同じですが着け過ぎは禁物です。
歯の部分に薄く塗り延ばしましょう。



ボアアップタイプのMagnusシリンダーセットver2~ver6を使用します。
排出エアー量を増やす事により飛距離アップに繋がります。
シリンダーヘッドは純正品を使用しシリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
シリンダーからはみ出た部分はカッター等で切り落として下さい。



ピストンは耐久性向上の為JA製メタルティースピストンを使用します。



シリンダー内とノズル内に薄くグリスを塗り延ばします。
ORGAではWAKO'S耐熱シリコーングリスを使用しております。
シリンダー周りを組み上げます。



メカボにギア周り、シリンダー周りを組込ます。
ギア軸・ピストンレール・タペットプレートレール等、摩擦が生じる部分には必ずグリスアップを行いましょう。
タペットプレートのセクターチップと触れる部分もグリスを塗っておくとタペットプレートの磨耗を最小限にする事が出来ます。
これでメカボを閉じます。



モーターはお馴染み東京マルイ製EG1000Sを使用します。
モーターハウジングを開け向きを間違えない様にして既存モーターと交換します。
組込が終わりましたらメカボに取り付けます。



今回はAxisスプリングを使用します。



スプリングガイドを六角レンチ6mmを使用し押し込みセットし、スプリングガイド固定ネジも忘れずに締めましょう。
これでテストドライブが出来ますのでセミ、フルと切替ながら状態をみましょう。
モーター位置の調整も行いましょう。



メカボをロアに組込みます。
組込む際にもセレクターレバー内側のギアに、モーター部が引っ掛からない様に気をつけて下さい。
メカボの固定ネジ2ヶ所とグリップエンドを取り付けて再度テストドライブです。



次にフロント周りのチューンに取り掛かります。
2ヶ所の割りピンをポンチを使い抜きます。
左右4ヶ所のネジを外せばチャンバーブロックを外します。



チャンバーブロックからアウターバレルを抜きます。
矢印のイモネジを外します。



これでアウターバレルからインナーバレルを引き抜けます。
続いてインナーバレル周りのパーツを外します。



インナーバレルはAxisスプリングと相性の良いMagnusHDバレルを使用します。



アウターバレル内径が大きくインナーバレルが偏る場合はシールテープ等でインナーバレルの先端部を巻きます。
これでアウターバレル内でインナーバレルの芯出しが行えます。



チャンバーブロックのHOP調整ダイヤル裏側にネジを外しHOPアームを取り出します。



HOPアームにHOPラバーが組まれて外れない様になっており、この機構によりアウターバレルをワンタッチで外せる様になっております。
しかしこの部分が潰れたり、変形したりして弾道が悪くなる原因となっております。



そこでいつもの面HOPチューンを施す為電気なまずを使用します。



このままでは使用出来ないので細工カッターを使用しチャンバーの窓に合わせカットします。
HOPアームに接着し完了です。



フロント周りを組んでロアとフロントを組めば試射が出来ます。
初速調整はバレル長で調整します。
今回は303mmでG&G製0.25g使用84~85m/sでした。
ロングレンジの試射を行えばチューンは完了となります。

  


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2014年09月01日

マグプルMASADA 電動ガン Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

今日はMAGPUL MASADAのMagnusチューンをご紹介致します。

MASADAですが、ORGAでも相当な数のカスタム実績があり、未だに人気の機種ですね^^

今回はみなさんがMASADAを分解出来る様に少し細かく説明させて頂きます。

まずは後方のテイクダウンピンを抜きます。

ピンを抜いたらテイクダウンが出来ます。

続いて前方のピンも抜きます。

これを抜きますとロアとアッパーが分離します。

今度はストック固定用のピンを抜きます。

ピンを抜いたらストックを上方向にスライドさせて外します。

二本のネジを外しグリップの底蓋を外します。

マガジンホール内のメカボを固定しているネジを2本外します。

これでメカボが取り出せます。

メカボを取り出したら赤丸のネジを外します。

これはスプリングとモーターのハンダを外してからで構いません。

MASADAのメカボはスプリングが後部より交換出来る仕様となっております。

初速調整などはメカボを開ける事無くスプリング交換が出来るので非常に便利です。

マイナスドライバーでスプリングガイド固定ネジを外し

六角レンチ#6をスプリングガイド後部にハメ込み、

少し押し込みながら90度回転させれば取り出す事が出来ます。

この時にスプリングが飛んで行かない様に注意して下さい。

配線はハンダ付けとなっているのでモーター端子から外します。

これで先程説明しましたネジを外しますとモーターハウジングごと外れます。

アンビのギアも外しましょう。

残りのネジを外してメカボオープンです。

メカボを開けたらパーツクリーナーで綺麗に洗浄します。

軸受けは耐久性強化の為SUS軸受け8mmを使用します。

ギアは耐久性強化とセミの切れを良くするためにCORE16:1強化ギアを使用します。

タペットプレートが磨耗してくると給弾不良を起こすのでセクターチップを使用します。

セクターチップがキツイ場合は無理に圧入するとギアの軸が曲がる事があるので、適度な負荷が掛かりセクターチップが抜けない程度にセクターチップを削ります。

圧入完了です。

よりセミの切れを良くする為に1枚セクターカットを行います。

赤丸の部分の歯を一枚削り落としました。

続いてシム調整を行います。

次はギアのグリスアップです。

WAKO'Sビスタックは粘度が高いので薄く吹きつけハケで薄く延ばします。

シリンダーは容量UPの為にMagnusシリンダーを組込みます。

Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。

そのままでは大きさが合わないのでシリンダーヘッドの周りにシールテープを巻いてエアー漏れの無い様に押し込みます。

余った部分はカッターなどで切り落とします。

ピストンは耐久性強化の為、高耐久MetalTeethピストンを使用します。

ピストンを交換した場合は必ずメカボとの相性を確認します。

メカボの中でピストンが負荷がなく動くかチェックして下さい。

今回は幅が少しキツイので当たる部分を削っていきます。

当たりをみながら慎重に行います。

シリンダー周りを組んでピストンを動かしてノズルの先端を指で塞ぎエアー漏れのチェックをします。

今回はプレイヤーさんの要望により配線をテフロン線に交換します。

各パーツをメカボに組込みます。

メカボを閉じます。

閉じる前にタペットプレートスプリングの掛け忘れに注意しましょう。

モーターは東京マルイ製EG1000Sを組込みます。

モーターハウジングごとメカボに取付て、配線をハンダ付けします。

スプリングはMagnusスプリングを組み込みます。

これでメカボのチューンは終了です。

MASADAのメカボはこの状態でバッテリーを繋げば回す事が出来るのでテストします。

ロアフレームにメカボを組込みます。

セレクターレバーの位置は両方共セミにして組込みます。

組込み後セレクターレバーを動かしてセーフティー・セミ・フルと問題なく動くか、セレクタープレートが逆に動いてないかチェックします。

セレクタープレートが逆に動く場合はメカボを少し浮かしてアンビのギアを半周ほど回してみて下さい。

次はチャンバー周りのチューンです。

赤丸の部分は割りピンなのでポンチなどで叩いて抜きます。

青丸は六角レンチで両サイド、計4箇所ネジを外します。

チャンバーブロックごと前方にスライドさせると外す事が出来ます。

アウターのレバーを回すとチャンバーブロックとアウターが分解できます。

インナーバレルを外す為に赤丸の芋ネジを外します。

バレルはMagnusバレルを使用します。

チャンバーブロックのHOP調整ダイヤルの裏側のネジを外すとHOPが取り出せます。

HOPラバーは電気なまず辛口を使用し、大きさに合わせカットします。

全てを組込み初速調整・ロングレンジでの試射を行い完了となります。

細かく説明したので長くなり申し訳ございませんでした。

少しでもプレイヤーさんのご参考になれば幸いです。


ORGA Blogで取り上げられているカスタムパーツは
以下一覧からご覧頂けます。

電動ガン カスタム ピストン一覧

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Posted by ORGA AIRSOFT  at 20:53Comments(0)MASADA

2013年06月18日

MASADA ハイサイクル カスタム Magpul

MASADA

Magpul MASADA ハイサイクル カスタム

最近、暑くなってきましたね!どうもエアコンの風邪を受付無いようで、夕方くらいになると具合が悪くなります。。。

さて、今回のUPは、こちらも1年以上前の作業から順にUPとなりますが、Magpul MASADAです!

現在でも人気ですよね!この個体は。

最近では、安いVerの物が出ており、そちらも人気ですが、相変わらず HOP周りは弱いです、、、

MASADA(PDRも)もですが、内部の機構と設計がしっかりしているので、キッチリ手を入れて、特にHOP周りをしっかりやれば、有効40m位までのゲームであれば最強じゃないですかね???

以下、MASADAのメカボですが、ご存知の通りVer2とVer3の組み合わせの様な感じです。

メカボックスに対して 一定の角度をしっかり保持できるモーターが、MASADAの良さにつながっています。

ハイサイクルでも、ロングシューティングでも卒なく対応できる機構です。


masada

中身は、スイッチ周り以外は、マルイ系のVer2と同じです。
※ノズル長等は異なります。


masada

まずは、全体のパーツを外し、クリーニングを行います。

現状、フルストロークのライトチューンだった物をハイサイクルへ仕様変更します。

masada

下からの8mmベアリングの状態が問題ありませんので、そのまま採用します。

ベアリング / メタル 各サイズありますので、ご覧ください。





《軸受けの固定》

軸受けは電動ガンカスタムの中で最も重要なポイントです。

この部分の手を抜くと、どんなに良いギアやパーツを使っても、クラッシュする確立が格段に高くなります。

折角シム調整をしても、軸受けがしっかり固定されていないと、ギアの振動で軸穴が磨耗してしまい軸穴が広がってしまったりギア同士の角が接触したりと、ドライブさせる上で様々なトラブルが発生しますので、必ず固定しましょう!

※瞬間接着剤等を利用の場合、設置の瞬間に斜になってしまったりしますので、注意してください。

masada

ギアは既存の18:1比から、ハイスピードの16:1へ変更します。

masada

《ギアのチョイス》
電動ガンのカスタムの中で、ギアの選択(材質ではない)は大きな要素です。

ORGA WebShopでも解説している通り、ギアにはギア比という物が存在します。

このギア比で、回転する速度が変動します(ハイサイクルなど)

# 18:1 = マルイ純正比
# 16:1 = ハイサイクル系
# 13:1 = スーパーハイサイクル(マルイハイサイクル同等比)
# 32:1 / 100:200 / 100:300 = トルク寄り(サイクルが落ちます)

現在はCORE ENHANCED GEARというNEWギアを取り扱っています。

動画でも詳細をUPしてますので、商品ページからご覧ください。


masada
ハイサイクルセッティングという事で、今回は掛り終わりの2枚をカットします。

なぜ、ギアの歯をカットするのか?

ハイサイクルの場合、以下のセクターギア(ピストンを引くギア)の回転スピードがあがります。

その事により、発射サイクルがUPする分けですが、回転スピードが早すぎる(秒間30発など)ことで、ピストンがリリースされてから前に戻るまでの間にギアが戻ってきてしまう事があります。

その場合、ピストン歯の途中からセクターギアが引き始めてしまうと、ピストンが一番後ろまで後退しているのにも関わらず、セクターギアはピストンを引こうとします。
ピストンは既に、最後部まで引かれている分けですので、更にギアが引こうとすると、ピストンの歯が欠けてしまいます。

これが俗に言う ピストンクラッシュです。

また、ハイサイクルの壊れる原因の中でも特に多い、弾詰まり。

弾が詰まると、注射器の先端を指で押さえた状態と同じ状況になり、ピストンの前進運動に抵抗が生じます(前進運動にモタリがでる)

その事で、前進途中のピストンを、セクターギアが引き始めてしまい、クラッシュする。

という感じです。


これの予防策として、セクターカットを行います。

セクターの歯数を減らすと、減らした分だけピストンを早くリリースしますので、ピストンをフルストローク(セクターカットなし)でドライブさせるよりも、遥かにクラッシュ対策ができます。

セクターカットする歯数は、狙うサイクルによって決めていけば良いと思います。

もっと突っ込んだ事を沢山書きたい所ですが、止まらなくなるので、この辺で^^;

masada

さて、セクターカットが済んだら、セクターチップを取り付けます。

ハイサイクルには必須のアイテムです。

効果は、タペットプレートを後退させている時間を延長します。

その事により、給弾補助につながります。


masada

配線は、テフロン線へ交換します。

masada

タペットプレートは、以下の物が入っておりましたので、マルイ純正へ戻します。

理由はいくつかありますが、マルイ純正の方が、適正な弾保持位置になる事で適正な初速が生まれます。

つまり、赤い方は、マルイに比べて、ノズルがやや後退した状態で設置されてしまう為、チャンバー内での気密がとりづらい為です。

masada

ピストンは、SuperCorePistonへ変更します。

この頃は、コアピストンが豊富にありましたので、コアピストンを採用しています。

現在は、コアピストンは入手が難しく(メーカー切れ) 最近発表されているNEWピストンを利用してます。

現在のピストンはこちら



masada

コアピストンは15歯のフルストローク仕様ですので、2枚めをカットし、ピスクラ防止策を行います。

masada

シリンダーヘッドですが、こちらマルイ純正にもどします。

理由は2つ。

1) 適正な初速を得る為

2) メカボックスの耐久性を考えて

耐久性の話ですが、これは全ての電動ガンに言える事ですが、アルミのシリンダーヘッドよりもマルイ純正の様のPOM製の物の方が、メカボックスへの衝撃が少なくてBetterです。

シリンダーヘッドが硬いと、ピストンの打撃がモロにメカボックスの首元に伝わってしまい、メカボックスにクラックが入ったり、最悪、割れてしまいます。

普通のVer2の様に手に入りやすいメカボであれば良いですが、MASADAのメカボは手に入りづらいです。

その理由から、メカボの耐久性を考慮したパーツ構成を考えます。

masada

《シリンダー》

シリンダーは放出エア量Upを狙いMagnusシリンダー+Magnusピストンヘッドセットを採用。

ロングシューティングには、放出エア量は必須です。

詳細はMagnusシリンダー商品ページにも記載してありますので、ご覧ください。


masada

《シム調整》

同じ事を長い間言い続けてはいますがシム調整のコツは、スパーギアの下のシムを極力薄くします。

このシムが厚いと、スパーに順ずるセクターやベベルの設置位置も上がってしまいモーターとの噛み合わせやタペットプレートへの負担が大きくなり、オススメできません。

スパー下のシムが決まったら、スパー上のクリアランスは限りなく無くします。

注意点は、メカボックスを閉じてビスを締めると、シムのクリアランスが詰りますので注意してください。

ビス締め無しの時はOKでも締めるとキツくなる事があります。

ビスを締めた後、指でギアを回した際に、抵抗や異音が無くスルスル回ればOKです。


そのスパーの高さに合わせて、セクターとベベルの高さを決めます。

セクター上のシムはタペットプレートが押さえてくれる事もあり、然程 神経質になる必要はありません。


ベベルの肝は、ベベルの上のシムになります。

ベベルの下に関しては、モーターピニオンがベベルギアに当たり、ベベルを持ち上げますので、然程関係ありません。

ベベル上のシムのみ注力してください。

上があまりキツすぎると、ドライブ時に異音の原因になります。


masada

グリスアップを終え、全てのパーツを組み込んだら、内部チューンの終了です。


《駆動部確認とテストドライブ》

組みあがったメカボックスをロアに組込み、テストドライブを行います。

この状態でセミ/フルともに支障がなければOKです。

もし支障がある場合は、カットオフレバーやセレクター&セレクタープレートなどの駆動を再度チェックしてください。

また、この状態でノズルを押してみて、きっちり前後運動するか?確認してください。

細い棒状の工具をノズルから差込んで押す事によりピストンの動きもチェックをしてキッチリ動いていればOKです。

たまに、メカボックスを閉じてテストドライブの段階で「実はピストンがレールと噛んでいた・・・」なんて事になるとまた全バラシになりますので、この工程は必ずやりましょう!



masada

続いてHOPチューンです。

ほぼ全てのMASADAが以下のHOPカスタムの要領で見違える程、良くなります★

masada

もちろん、ナマズを利用します。

masada

ミソは、以下の型です。

masada

ただ、このままではHOPが弱いので、ナマズの面の部分にゴムシートを足します。

以上です!

このナマズを利用してのHOPチューンですが、純正のバレルだとHOP窓が狭いので、できません。。。

また、パッキンの突起を切り落とさないと、ナマズの面HOPが生きてきません。。。

そこで、ORGAブランドのMagnusバレルシリーズが生きてくる訳ですが・・・・・・・今更説明は必要ないですよね^^;

Magnusバレルの面HOPの特性については、各商品ページで記載してありますので、見てみてください。

masada

《バレルについて》

Magnusチューン 及び Axisチューン共に、ORGA製 WideBore バレルを利用します。

ORGAでは、電動ガン用に2種類のバレルラインナップがあります。

業界最高径の内径6.23mm Magnus Barrel と 6.13mm MagnusHD Barrelです。

各々の利用用途は製品ページに記載してありますので、ぜひご覧ください。

# 6.13mm MagnusHD Barrel

全国のSHOPさんでも取り扱いがありますので、最寄りのSHOPさんにもお問合せしてみてください。

masada

















  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 22:50Comments(0)MASADA

2012年01月12日

Magpul Masada Magnus ★



Magpul Masada Magnus

どうもORGAです。

今回はMagpul MasadaのMagnusチューンです。

ハンドガードとアッパーフレームを外します。
ストックも外します。
ここまでは工具不要!
固定ピンを抜くだけです。



ロアの下側からマガジン装填部にあるネジをはずします。
グリップ底のカバーを外すとメカボが取出せます。



モーターはハウジングを介しての一体型のメカボですね。



これも特徴の一つ!
メカボを開けなくても後部よりスプリングが取出せます。
メンテナンスが楽になります。



メカボを開けました。
先にスプリングを取出してあるのでテンションが掛かっておらず開けるのも楽です^^
スイッチはARESとかでも多く用いられてるマイクロスイッチです。
通常のスイッチと比べセミの切れが良いのでいいですね。



各パーツをはずしキレイに洗浄します。



ギアもキレイに洗浄し慎重にチェックします。
今回はこのまま使用します。



シム調整を行います。
スパーの下シムはなるべく薄いモノを選びます。
クリアランスを決定する時は必ずメカボのビスは数本締めてから行いましょう。
ビスを締めないとクリアランスが変わってしまいます。



ギアのグリスアップはいつものビスタックです。
歯車の部分に極少量を吹付け筆で塗り延ばします。



シリンダーはもちろんMagnusシリンダーです^^v
ボアアップシリンダーが大容量のエアを排出します。
シリンダー内部はシリコングリスを薄く塗り延ばします。



ピストンにはSuperCorePistonを使用します。
特殊素材を使用する事により実現した軽くて丈夫なピストンです。



メカボ内の干渉部分をフライスで削ります。



Magnusシリンダー専用に開発したMagnusピストンヘッドです。
無駄なエア漏れを防ぎ、軽量特殊素材を使用する事により丈夫でスムーズなピストン運動を可能にしました。


各パーツをメカボに組込みメカボを閉じます。



モーターを取付け配線をハンダ付けします。
この状態でテストドライブが可能です!
メンテナンスを行ううえでこれもかなり便利です^^



とてもいい感じでテストドライブを終えロアに組込みます。



次はHOPチューン&バレル交換です。
このレバーを回すだけでアウターバレルが外せます。



イモネジを緩めるとインナーバレルが外れます。



取出すとこんな感じです!



Magnusバレルは内径が6.23mm。
内径を広くする事で弾の干渉を防ぎ弾道を安定させます。



これがMasadaのチャンバーです。
とてもシンプルな構造です。




HOPラバーはいつものなまずを使用します。
なまずの固定にはちょっと工夫が必要なんです^^;



全てを組上げ試射を行いバレル長を調整しなが弾速を決めていきます。
次はロングレンジでの試射を行います。
弾道、飛距離やドライブ時の異音などを入念にチェックして終了です。

  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 21:30Comments(0)MASADA

2011年04月12日

Masada A&K メカボックスチューン



A&K MASADA ロアユニットカスタム

こんにちは★ORGA teruです。。

鬼の様なスケジュールで、全然BlogがUPできませんでした・・・。TOT

作業済みの物を含め、順次 UPしていきます!



さて、今回UPは、A&K MASADAのメカボックスのみMagnusチューンです。

他のSHOPさんでチューンした物をMagnus仕様へ変更します!



メカボオープン。

セクターはパドックさんのヤツですね^^

あとは、純正です。



まず、全体を分解して、洗浄します。



洗浄後は、メタル軸受けを取り付けです。



軸受けはしっかり固定しましょう!



しっかり納まりました!



続いて、シム調整を行います。



シム調整後は、WAKOS 高粘度でギアのグリスアップです。



Magnusチューンという事で、もちろんMagnusシリンダー投入です!



タペットは、純正品は耐久性が低いので、マルイ純正へ交換です。



ピストンもメタルピストンへ変更します。

中華製箱だしは、ピストン材質が軟いので、ピスクラしやすいんです^^;

ORGA WEB SHOPの方で、メタルピストンは掲載してますので、耐久性が心配なPlayerさんは交換をお勧めします^^



元のベベルギアは、2枚ラッチでしたので、6枚ラッチのベベルへ交換します。

オーナーPlayerさんは、セミ主体のPlayStyleなので、このラッチ数は重要ですね!



全体を組み付けたら、Magnus仕様のメカボックスの完成です!

バレルやチャンバー周りの調整は、Playerさんの方で行うとの事なので、本件はこれで完了となります^^


《作業中、作業待ち》※順不同

・Suz氏:M14メンテナンス

・And氏:VFC AK104 PMC Magnus

・WAK氏:APS AK47 メンテナンス

・Suzk氏:VFC SR16E3 Axis

・Kihr氏:スノーウルフM24 Magnus

・watana氏:VFC Mk12mod1 Magnus

・Kato氏:次世代M4 Magnus

・Nomt氏:ClassicArmy SA58 Axis

・Nomt氏:ClassicArmy EBR Axis

・Nagat氏:ドラグノフ Magnus

・Yamamt氏:A&K Minimi ハイサイクル

・Ito氏:L96

・Sho氏:VFC Mk18 MagnusHD

・Adach氏:PPSH41 Magnus

・Kusano氏:L96 BoltAction Magnus

・Hasegawa氏:G&P CAR15 Magnus

・Watanabe氏:KingArms Vltor M4 Magnus

・Yokoy氏;ClassicArmy M24 Retune

・Ume氏:MP5 ハイサイクル

・Okamura氏:SR47 Axis  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 17:02Comments(0)MASADA

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