2019年07月06日

MAGPUL PTS MASADA CQB Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日はMAGPUL PTS MASADA CQB電動ガン のMagnusチューンのご紹介です。
MASADAは元々人気があるエアーガンですが最近では手に入らなくなり貴重性も増してきています。

MASADA

ハンドガードのサイドに取り付けられたレールパネルですが内側で干渉がありハンドガードが入りにくくなっていました。

レール

ハンドガードを外し確認してみると干渉している所はこの部分でした。

干渉部確認

そこでレールパネルの受け側を削って解消します。

レール受け側

一旦レールパネルを取り外し受け側の干渉部を削って不具合を解消しました。

干渉部分切削

それではチューン作業に入ります。
分解するのでテイクダウンピンやストック固定ピンをまとめて抜いちゃいます。
ストックは上にずらしながらロアレシーバーから外します。
固い場合はプラスチックハンマーなどでコンコンと軽く叩いていけばOK!

レシーバー分解

マガジンハウジング奥のメカボックスを固定してるネジを2本外します。

メカボックス固定ネジ

グリップエンドのネジも2本外します。

グリップエンド

これでメカボックスがロアレシーバーから取り出せます。

メカボックス取り出し

メカボックスを取り出しました。
MASADAのメカボックスは専用品となります。

メカボックス

QDスプリングガイドなのでメカボックスを開けずにメインスプリングが取り出せます。
スプリングガイド固定ネジを外します。

スプリング取り出し

スプリングガイドを少し押し込みながら90度回せば抜けます。

QDスプリングガイド

次にハンダを溶かしモーター配線を外します。
モーターハウジングを外してメカボックスを開けます。

配線取り外し

メカボックス内部です。
今では珍しくないですがMASADAは発売いち早くマイクロスイッチを採用していました。
内部パーツを外し洗浄します。

メカボックス内部

今回はオーナー様のご希望によりFETを組込みます。
FETって何?という方にはブログにてご説明していますので「FETとは・・・」とう記事をご覧ください。
FETはNEOX製FETを使用します。
そのままでは配線が足りないので少し手を加えます。
まず基盤のカバー(伸縮チューブを)切り外します。

FET

これで配線がフリーになります。
基盤から出ている白配線(マイナス)配線を長め(モーターまで届く長さ)のテフロン配線に変更します。
赤の線の位置を調整(モーターまで届くように)して伸縮チューブで固定します。

配線分解

基盤の位置をスイッチ部から140mm以上になる様にしてオレンジの信号線をスイッチにハンダ付けします。

FET基盤位置

軸受けはORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
接着剤カスが硬い場合は小さなマイナスドライバー等でガリガリ削り落としましょう。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので「軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!」をご覧ください。

軸受け

ギアは定番のJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。

強化ギア

軸受けの接着剤が固まったらシム調整を行います。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますので「シム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!」をご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。

シム調整

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はブログに掲載しておりますので「オルガ Magnusシリンダー組込方法について」をご覧ください。

Magnusシリンダー

ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。

強化ピストン

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップには「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

シリンダー組み上げ

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。

メカボックス組み上げ

メカボックスを閉じてMagnusスプリング従来用を組込みます。

Magnusスプリング

最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターを組込みます。
ハイトルク(EG1000の二倍のトルク)のサマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
ちなみにSBDはFETを組込んだので必要ございません。
SBDって何?という方は以前にブログで「SBDって・・・」という記事で説明していますのでご覧ください。

サマリウムコバルトモーター

MASADAはショートモーターなのでサマリウムコバルトモーター(ロング)をショートにしないと組込めません。
方法はブログにて「ロングモーターのショート・ミドル化加工」と称しご説明していますのでご覧ください。

ショート化

モーターを組んだらメカボックスのチューンは完成です。
この状態でテストドライブを行います。

テストドライブ

メカボックスをロアレシーバーに組み込んでロア周りはOK!

メカボックス組込み

次にフロント周りのチューンです。
まずはチャンバーブロックを外します。
左右のネジ4本とスプリングピンを2本を抜きます。

チャンバーブロック取り外し

これでアッパーからチャンバーブロックが取り外せます。
HOP部分を分解します。
HOPダイヤル裏側のネジを外します。

HOPダイヤル取り外し

HOPアームを引き抜きます。

HOPアーム取り外し

アウターバレルのハンドルを回してチャンバーブロックからアウターバレルを取り外します。
インナーバレルを固定しているイモネジを外しアウターバレルからインナーバレルを引き抜きます。

インナーバレル取り出し

チャンバーパッキン周りのパーツを外します。

チャンバーパーツ取り外し

インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。

Magnusバレル

Magnusバレルは182mmをチョイス!
分解とは逆の順番で組込んでいきます。

インナーバレル組込み

次にHOPです。
既存のHOPラバーをHOPアームから外します。

HOPラバー取り外し

面HOPラバーはHOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。

面HOP接着

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。




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