2014年11月02日
VFC SR635 電動ガン Axisチューン
ORGA AIRSOFT、TAKAです。
--先に業務連絡--
週明け月曜は祝日の為、定休とさせて頂きます。
本日は以前作業分のVFC KAC SR635電動ガンのAxisチューンのご紹介です。
ショートタイプのM4カービンで取り回しは非常に良く人気のモデルです。
箱出しやお持込でのカスタムもそうですが、メンテナンスやメンテついでにピストンや軸受け周りだけ強化するライトチューン的な依頼も非常に多いです。
先日のTERUの記事にも書いてありましたが、インドアフィールドでのサバゲーの需要も多く、比較的アクセスも良い所柄、ビギナーさんや女性のサバゲーマーの参加が増えている事もコンパクト電動ガン人気の一旦となっているかと思います。
電動ガン本体もさる事ながら、カスタムは自分でトライするという方も多いかと思います。
各種電動ガン用 カスタムパーツもこちらからご覧頂けますので、ご確認ください。
それでは作業に入ります。
フレームロックピン(フロント)を外しロアとアッパーを分解します。
グリップ、ストックパイプ、ボルトストップ、マガジンキャッチ、トリガーロックピン、フレームロックピン(リア)を外します。
通常のM4タイプと違うのはセレクターがアンビになっており、両側のセレクターレバーも外さないとメカボは取れません。
グリップエンドを外したところです。
画像でお解かりの様にプラス配線(赤)がモーターの前側を通してあります。
組み上げる時に間違えないように気をつけて下さい。
メカボを取り出しました。
赤丸がアンビ用のギアとなっており、芯を細いポンチ等で軽く叩くと抜けます。
青丸がセレクターレバーが固定されていたギアです。
組み上げる時の為に向きをよく覚えておいて下さい。
逆側にも同じ様にギアがございますのでこちらの向きにも注意が必要です。
ネジを外しメカボオープンです。
この時に細い棒状の物をスプリングガイドの後ろから差込みそれを押さえながらメカボを開けるとスプリングガイドが飛び出す等のアクシデントを防げます。
メカボのパーツを全て外しパーツクリーナーで綺麗に洗浄します。
耐久性UPの為、ORGA SUS軸受け8mmを使用します。
軸受けをメカボに組む時にきつ過ぎる場合は無理せずメカボ側軽く丸ヤスリ等で削って下さい。
当たりを見ながら削り過ぎない様に注意して下さい。
ギアはCORE強化ギア16:1を使用します。
COREのギアは安価ですが精度が良く、強度もあり中華系ギアにありがちな軸曲がりなどの不良品はほとんどありません。
ベベルギアのラッチカムも8枚と多くギアの逆回転を最小限に抑えてくれます。
ORGAでのカスタム時にはCOREギアを使用しております。
セクターチップも給弾不良対策に心強い見方ですので組み込みます。
BIGOUT製セクターチップをCOREギアに組み込む場合は少しキツイかもしれません。
無理をして圧入すると軸が曲がる事もありますのでセクタ-チップの凹を丸ヤスリなどで少し削ってあげましょう。
くれぐれも削り過ぎてスカスカにならない様に気をつけて下さい。
ギアにセクターチップを組み込んだらシム調整に入ります。
シム調整を行う際には必ずメカボのネジを数箇所締めてからクリアランスをみて下さい。
ネジを締めないでシムを決めてもネジを締めるとクリアランスが変わりますので。
メカボによってはセクターチップとタペットのレールが干渉する場合もありますのでシム調整の際にキチンと確認しましょう。
干渉してギアの回りが悪いときは干渉部のレールを削ります。
続いてギアのグリスアップです。
ギアのグリスはWAKO'Sビスタックを使用しております。
少量を歯に吹き付け筆で薄く延ばします。
付け過ぎは返ってギアの負荷となったり、シリンダー内に入るとピストン駆動の負荷となり酷い時にはピスクラにもつながります。
メカボ内のグリスについては全て少量で薄く塗る様にしましょう。
ピストンは高耐久 MetalTeeth&樹脂系ピストンを使用します。
こちらのピストンもコストパフォーマンスに優れた高耐久ピストンです。
ORGAでのカスタムでも頻繁に使用しております。
ノズルはでんでんむしM4・G3シリーズを使用します。
BB弾を三点保持でチャンバー内に送り込み毎回同じ位置にBB弾をセットする事によりHOPの回転を安定させ集弾性アップにつながります。
VFC純正タペットプレートポリカ製の為衝撃に弱く折れる事があります。
今回は東京マルイ純正A2タペットを使用しました。
マルイ製が手に入らない時はGUARDER Ver.2 タペットプレートをお勧めします。
今までかなりの数をカスタムに使用しておりますがトラブルはございません。
今回はシリンダーとピストンヘッドは純正のままでいきます。
シリンダー内のグリスはWAKO'Sシリコングリスを使用しました。
スプリングはM90を使用しました。
ギアの軸部分やピストンレール、タペットレールなどパーツが擦れる部分はグリスアップを忘れずに。
メカボを閉じアンビ用のギア等を組込みます。
その後、ロアに組み込んでテスト駆動をさせます。
モーター位置を調整し、セイフ・セミ・フルとセレクターを切替ながら様子をみます。
次にチャンバー周りのチューンに移ります。
バレルやHOPアーム等を外します。
集弾性アップの為MagnusHDバレルを使用します。
性能に関しましてはWEBショップの商品説明をご覧下さい^^
HOPテンショナーは面HOPの電気なまず辛口を使用します。
面HOPは集弾性アップには欠かせないパーツです。
全てを組んだら初速調整とロングレンジ試射にて弾道チェックで終了です。
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