2016年10月26日
電動ガン VFC HK416D ハイレスポンスメカボカスタム
ORGA AIRSOFT TAKAです。
ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。
本日は人気機種の代表格、VFC製HK416Dにハイレスポンスメカボを乗せるカスタムのご紹介です。
実銃としてのHK416はアメリカ陸軍がH&K社にM4カービンの改修を依頼して開発されたもので、M4カービンの独自改良版です。
現在ではHK416にも色々なバリエーションが存在し、様々な部隊でも導入されております。
画像はバリエーションの一つであります、海兵隊のM27となります^^
レールのサイドに取り付けてあるPEQ16がカッコイイですね!
レプリカとなりますがPEQ16はこちらよりご覧に頂けます。
その他PEQ各種はこちらよりご覧に頂けます。
それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を抜いてアッパーとロアを分解します。
次にストックを外しストックパイプ内のネジを外しストックパイプを外します。
グリップエンドのカバーを外し固定ネジ2本を外すとグリップエンドが外れます。
モーター、グリップも外します。
マガジンキャッチ、ボルトストップ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を抜きメカボを取り出します。
次にハイレスポンスメカボVer.2リア配線を組み上げます。
マイクロスイッチ搭載で通常のメカボに比べ段違いのトリガーフィーリングとなります。
セレクタープレート・トリガーやスプリングガイドも付属しておりコストパフォーマンスにも優れております。
使用予定のチャンバーを差し込みキツイ様でしたらリューターや丸やすりで削って下さい。
チャンバーを差し込んでキツくない程度まで確認しながら削ります。
軸受けはORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
この組み合わせはキツイ場合が多いので様子を見ながらメカボの穴をヤスリで軽く削ります。
組込方法のコツはこちらよりご覧ください。
ギアはCORE製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で高耐久、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
セクターチップの組込み方のコツはこちらよりご覧ください。
続いてシム調整を行います。
スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。
シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
詳細な組込み方法はこちらよりご覧ください。
ピストンも耐久性向上の為にJA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。
シリンダーヘッドはVer.2用 CNCシリンダーヘッド J-Armamentを使用します。
タペットプレートは東京マルイ製A2タペットプレートを使用します。
ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
SHS製逆転防止ラッチを使用します。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。
メカボを閉じスプリング、スプリングガイドを組込みメカボのチューンは終了です。
次にメカボをロアフレームに組込みストックパイプを取り付けます。
VFCはメカボのスプリングガイドの固定とストックパイプの固定は別のネジを使用しています。
ハイレスポンスメカボはメカボ単体でスプリングガイドを固定するスペースが無いのでストックパイプの固定ネジを長い物にし、一緒に固定します。
今回はM5×35mmのネジで固定しました。
グリップ、モーター、グリップエンドを取り付けテストドライブです。
次にチャンバー周りのチューンです。
インナーバレルとHOPアームを取り出します。
インナーバレルは電動ガン用275mm ORGA LEX05 Barrelを使用します。
面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ます。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。
電動ガン VFC HK416A5 Magnusチューン
電動ガン HK416 ハイレスポンスメカボックス カスタム
電動ガン VFC HK416 ハイレスポンスメカボMagnusチューン
電動ガン VFC HK416NSW Magnusチューン
VFC HK416C電動ガン Axis
VFC HK416D 電動ガン Magnusチューン
VFC416D 電動ガン