2016年07月02日
【解説】 MARSOC : マーソックについて
ORGA AIRSOFT 横山です
弊社の中では、私は装備担当も担っておりまして、現存する情報や知識の中から、現在注目されている部隊など装備を解説して行きたいと思います。
今回は、サバゲーでもお馴染みのアメリカ軍装備について解説したいと思います。
アメリカ軍と一言で言っても、現用のDEVGRUやDELTA , MARSOCなど人気がありますが、どの部隊がどんな任務に就いていて、どういう属性なのか?ということを考えると混んがらがってしまうと思います。
過去の部隊などは追々として、とりいそぎ、現用部隊の話からして行きたいと思います。
( MARSOC = Marine Corps Special Operations Command )
MARSOCの主力部隊となる特殊作戦連隊「MSOR」は、本部中隊及び 3個の特殊作戦大隊「MSOB」で編成されています。
特殊作戦大隊「MSOB」は4個特殊作戦中隊「MSOC」で構成され、特殊作戦中隊は4個の特殊作戦チーム「MSOT」から成り立っています。
※Det-1 = 海兵隊特殊作戦コマンド第1分遣隊
Det-1創設後、SEALSと共にアフガンやイラクで実践に参加していましたが、2006年に臨時試験部隊から正式なSOCOMの海兵隊部門として創設されたのがMARSOCとなります。
FORCE RECON
MARSOC
ウッドランドは今までにもカスタムBDUの着用が見られていましたが、当時はまだCrye Precision社製のマルチカムすらあまり普及していなかったのにも関わらず、既にCrye Precision社製の「ウッドランド」を着用していて、そのCrye Precision製のウッドランドとは、マテリアルカスタムと呼ばれ、プロトタイプに近い部類で製造された物を着用していました。
・DA = Direct Action(直接行動や襲撃・待ち伏せ)
・SR = Special Reconnaissance(特殊偵察・戦闘前の事前偵察や諜報作戦の支援)
※逆に積載量が無い為長期ミッションには不向きです。
SOPMOD BlockⅡの「ダニエルディフェンス RISII9.5」に「10.3インチバレル」を装備しています。
過去の部隊などは追々として、とりいそぎ、現用部隊の話からして行きたいと思います。
MARSOCについて
MARSOC(マーソック)とは、アメリカ合衆国特殊作戦司令部(USSOCOM=US Special Operations Command )の隷下である海兵隊の特殊部隊を統括するアメリカ海兵隊特殊作戦司令部を指します。( MARSOC = Marine Corps Special Operations Command )
MARSOCの主力部隊となる特殊作戦連隊「MSOR」は、本部中隊及び 3個の特殊作戦大隊「MSOB」で編成されています。
特殊作戦大隊「MSOB」は4個特殊作戦中隊「MSOC」で構成され、特殊作戦中隊は4個の特殊作戦チーム「MSOT」から成り立っています。
MARSOC(旧Det-1)の成り立ち
そもそも、MARSOCが創設された理由としては、昨今でも世界各地で頻繁に起こっているテロが最大の要因で、9.11同時多発テロ以降、従来よりもアメリカ軍全体が密接な連携を強化する必要があった為、海兵隊からも精鋭隊員をSOCOMへ遣隊する動きの中で「臨時試験部隊:Det-1」という部隊が創設されました。※Det-1 = 海兵隊特殊作戦コマンド第1分遣隊
Det-1創設後、SEALSと共にアフガンやイラクで実践に参加していましたが、2006年に臨時試験部隊から正式なSOCOMの海兵隊部門として創設されたのがMARSOCとなります。
MARSOC自体の構成員の中には、Force Reconから引き抜かれた隊員も多いのですが、Force ReconとMARSOC自体の任務範囲が異なります。
FORCE RECON
Force Reconは基本、偵察・監視・情報収集、火力支援調整、捕虜奪回などあくまでも自分の所属している親部隊(海兵遠征軍)が実施する作戦を直接支援するための戦時活動に焦点を置いている所柄、自分の親部隊を直接支援するために活動し、(基本的に)SOCOMの作戦には参加しない。
MARSOC
MARSOCの部隊はSOCOMの定める任務を遂行し、統合軍のために大規模な統合作戦およびSOCOMの作戦に参加する。任務内容もSOCOM傘下の部隊に定義されているものに準じます。
わかりやすく言うと、SOCOMの正式な海兵隊部門として2006年に創設されたのが現在のU.S.MARSOC(海兵隊特殊作戦コマンド)となります。
わかりやすく言うと、SOCOMの正式な海兵隊部門として2006年に創設されたのが現在のU.S.MARSOC(海兵隊特殊作戦コマンド)となります。
ユニフォームについて
2006年にMARSOCとして正式に創設後、2009年よりオバマ大統領の新しいアフガン戦略にてアフガニスタンへの戦闘へ参加。協力関係の現地軍「ANA」に合わせてか、ウッドランド迷彩が増え始めます。ウッドランドは今までにもカスタムBDUの着用が見られていましたが、当時はまだCrye Precision社製のマルチカムすらあまり普及していなかったのにも関わらず、既にCrye Precision社製の「ウッドランド」を着用していて、そのCrye Precision製のウッドランドとは、マテリアルカスタムと呼ばれ、プロトタイプに近い部類で製造された物を着用していました。
タグにも、しっかりとマテリアルカスタムと明記されており、生産ロット数も少なく国内外でも高値で取引されています。
ボディーアーマーについて
2011年頃に有名になったMARSOC特注のCrye Precision社製「ウッドランド」BDU使用からアーマーもCrye Precision社の物が一気に増えました。
Jumpable Plate Carrierとの名前の通り本来パラシュート降下の際動きを妨げない様に、必要最低限の積載面と防弾性のみ備えた軽量アーマーですが、その軽量差と動きやすさからDAやSRなどの作戦に使用されているようです。・DA = Direct Action(直接行動や襲撃・待ち伏せ)
・SR = Special Reconnaissance(特殊偵察・戦闘前の事前偵察や諜報作戦の支援)
※逆に積載量が無い為長期ミッションには不向きです。
他には敵を探し出し撃破するS&D(Serch&Destroy)では銃撃戦になる可能性が高い為、防護力が高いアーマーの使用が見られます。カーキ色はMARSOCの特注品らしく当時一般販売は無かったそうですが、現在のカタログには一応「KHAKI」(カーキ)との記載があります。
ハンドガードについて
MARSOCは主に2006年より「SOPMOD BlockⅡ」のバリエーションが少しずつ増え、2011年頃には殆どが「SOPMOD BlockⅡ」内のダニエルディフェンス社製であるRIS2へ換装されました。SOPMOD BlockⅡの「ダニエルディフェンス RISII9.5」に「10.3インチバレル」を装備しています。
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