2020年09月12日
電動ガン VFC MP5A5 トリガーレスポンスUPチューン
本日はVFC(UMAREX)製電動ガンMP5A5のトリガーレスポンスを向上させるチューンをご紹介します。
VFC(UMAREX)製電動ガンMP5シリーズは3点バーストがセールスポイントです!
しかしその機構ゆえに若干トリガーレスポンスに不満を抱くオーナー様も少なくないかと思います。
MP5はCQB(接近戦)などで使用される事が多くその為にトリガーレスポンスは重要になってきます。
今回はオーナー様のご希望にてトリガーレスポンスを上げて行きます。
それでは作業を始めます。
これでスライドさせながらロアレシーバーとアッパーレシーバーを分解します。
後部ステーにメカボックスを固定してるネジがあるのでこれを外します。
同じステーですが配線抑えも兼ねており、このステーもネジを外取り外します。
グリップエンドネジを外しグリップエンドを取り外します。
モーターを取り出します。
グリップ内奥のメカボックス固定ネジを経ずしてメカボックスをロアレシーバーから取り出します。
メカボックスを開けます。
この機種のギアも専用品ですのでギアは交換致しません。
スパーギアのシャフト部分にスプリングが入っておりシム調整が要らないシムフリーとなっています。
スプリングを外してブッシュを戻せばOK!
セクターギアも同様です。
この様になります。
次にタペットプレートです。
このままではスイッチとタペットプレート下部の突起が干渉するので削ります。
突起を削り平にしました。
シリンダー周りも全て洗浄しグリスアップを行い組み上げます。
軸受は全て接着固定されている事を確認しギアのシム調整を行います。
メカボックス内パーツを全て組込みます。
メカボックスを閉じてレシーバーに組み込むのですが注意点が一つ!
セレクターレバーをフルの位置にすると入れやすいです。
2020年04月26日
VFC電動ガン Mk12Mod1 Magnusチューン
本日は「VFC Colt Mk12Mod1 電動ガン」のMagnusチューンをご紹介します。
それでは作業を開始します。
メカボックスはVFC製Ver.2です。
ネジを外しメカボックスを開けます。
メカボックス内パーツを外し洗浄します。
ピストンも耐久性向上の為に「J-Armament製14歯メタルTeethピストン」を使用します。
タペットプレートは「GUARDER タペットプレート Ver.2用」を使用します。
続いてシム調整を行います。
次にスプリングガイドのベアリング部を外します。
スプリングガイドを分解しベアリングを外し代わりに樹脂製の筒状の物を組込ます。
ここの突起とセレクターキャップの溝を合わせて組込みます。
メカボックスを組み込んだらグリップやその他パーツも組込みます。
次にチャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。
インナーバレルはMagnusチューンの定番「Magnusバレル」を使用します。
2020年02月23日
VFC電動ガン VR16 RISⅡAxisチューン
本日はVFC電動ガン VR16 RISⅡのAxisチューンをご紹介します。
それでは作業を開始します。
ストックを外し、ストックパイプも外します。
グリップエンドを外したら配線の立ち上げ方を確認します。このグリップはモーター後方から2本とも立ち上がってるタイプです。
ボルトストップ、マガジンキャッチ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外しメカボックスを取り出します。
メカボックスはVer.2タイプです。
メカボックス内部パーツを外し洗浄します。
続いてシム調整を行います。
ピストンも耐久性向上の為に「J-Armament製14歯メタルTeethピストン」を使用します。
ノズルは集弾性向上の為に「でんでんむしM4用」を使用します。
タペットプレートも耐久性向上の為「GUARDER タペットプレート Ver.2用」を使用します。
ノズルは集弾性向上の為に「でんでんむしM4用」を使用します。
メカボックスを閉じてスプリングを組込みます。
今回はオーナー様のご希望でトリガーガードとグリップを交換します。
グリップはPTS EPG M4 グリップ BK 電動ガン用
2019年11月23日
VFC製電動ガン G28 DMR Magnusチューン
本日はVFC製電動ガン G28 DMRのMagnusチューンのご紹介です。
実銃としてのG28 DMRはHK417の民間向けモデルであるMR308をベースにドイツのH&K社が開発した半自動式狙撃銃です。
DMRとは「Designated Marksman Rifle」の略称でアメリカ陸軍の歩兵小隊に属し、主として800メートル以内の標的に対してより正確な射撃をするために訓練された歩兵がDesignated Marksman(選抜射手)呼ばれその為の狙撃銃となります。
それでは作業を開始します。
グリップエンドを外しモーター配線の立ち上げ方を確認します。
左側のセレクターレバーを外します。
右側のセレクターレバーはダミーなので外さなくて大丈夫です。
ストックパイプの下部に小さな穴があるのでそこに六角レンチを差し込み中のネジを外します。
先程回したネジです。
メカボックス後部に雌ネジが切ってありここにネジが入り固定されます。
カットオフレバーを取り外します。
FET基盤はジョイントコネクターとバッテリーコネクターの中間にあります。
VFC G28のメカボックスはVFC HK417と共通となります。
トリガーASSYを外します。
トップのパーツを外したら前後のネジを外しメカボックスを開けます。
トリガー周りが外にあるので内部はスッキリですね。
軸受けを外した後は穴の周りに残っている接着剤やグリスなどを綺麗に掃除します。
軸受けは「ORGA SUS420 8mm軸受け」 を使用し接着します。
シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプの「MagnusシリンダーセットVer2~Ver6」を組込ます。
ピストンも耐久性向上の為に「J-Armament製14歯メタルTeethピストン」をノズルは集弾性向上の為「でんでんむしM4用」を使用しシリンダー周りを組み上げます。
インナーバレルはMagnusチューンの定番「Magnusバレル」を使用します。
HOPラバーは「ORGA DIMENSION フラットHOP」を使用します。
2019年09月23日
VFC製電動ガン SR16CQB Axisチューン
本日はVFC製電動ガン SR16CQBをベースとしたAxisチューンのご紹介です。
実銃としてのSR16はKAC(ナイツアーマメント)社が開発したARで「SR」はストーナーライフルの略称です。
民間、法執行機関用として開発したSR15にフルオート発射機能を加えた軍用自動小銃です。
詳しくはOUTLINEにて「KAC SR16について」の記事でご紹介しておりますのでご覧ください。
それでは作業を始めます。
長めの+ドライバーでストックパイプ奥のネジを外しストックパイプを外します。
グリップエンドのネジを外しグリップエンド、モーター、グリップを外します。
右側のセレクターレバーを外しマガジンキャッチも外します。
左側のセレクター、ボルトストップ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外しメカボックスを取り出します。
メカボックスを取り出したらアンビ機構のギアの向きを確認しから外します。
QDタイプのスプリングガイドなので先にスプリングを取り出します。
純正シリンダーは加速ポート付きタイプです。
メカボックス内のパーツを外しパーツクリーナーで洗浄します。
穴の掃除が終わったら軸受けの組込みです。
続いてシム調整を行います。
シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
ピストンは耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
タペットプレートも耐久性向上の為にGUARDER タペットプレート Ver.2用を使用します。
メカボックスを閉じてボルトリリース機構パーツやアンビ機構のギア等も組込みます。
スプリングはORGA AXISスプリング 従来電動ガン用を使用し組込みます。
メカボックスをロアレシーバーに組込みグリップ、モーターを始めたとした各パーツを組込みます。
次にチャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。
チャンバーに二発給弾防止加工を施します。
2019年09月15日
電動ガン VFC HK416A5 Magnusチューン
本日はVFC製電動ガンHK416A5 Magnusチューンのご紹介です。
それでは作業を始めます。
ストックを抜きバッファーリングを緩めます。
ロアレシーバーのバッファーチューブネジ部にイモネジがあり、これでもバッファーチューブが固定されていますのでこれも緩めます。
バッファーリングを一番後方まで緩めプレートもずらしておきます。
グリップエンドの固定パーツを回転させて外したら前側のネジ2本を外すとグリップエンドが外せます。
配線の通し方を確認したらモーターを取り出してグリップを外します。
このA5のマガジンキャッチは上部から小さなイモネジで固定されているので細い六角レンチでイモネジを緩めていくとマガジンキャッチが外せます。
メカボックスを取り出すとバッファーチューブが取り外せます。
メカボックスはVer.2タイプですがアンビ機構があるので専用品です。
スプリングはメカボックスを開けなくても交換可能なQDタイプのスプリングガイドです。
スプリングの交換や分解時には便利な機能です。
メカボックスを開けます。
洗浄が終わったら軸受けの組込みです。
軸受けの接着剤が固まるまでの間にシリンダー周りを組上げます。
シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセット従来用を組込ます。
タペットプレートはGUARDER タペットプレート Ver.2用を使用します。
ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
VFC製のスプリングガイドは後部のベアリングの厚みがあるのでMagnusスプリングを入れると引ききれなくなります。
こんな感じになりこれで3mm程度スプリング最大圧縮時のスペースを確保出来ました。
メカボックスを閉じたらMagnusスプリング従来用を組込みます。
スリングプレートとバッファーチューブをロアレシーバーに組込み固定します。
メカボックスをロアレシーバーに組込み、諸パーツを組込みます。
これでテストドライブを行いモーター位置の調整も行いロア周りのチューンは終了です。
次にチャンバー周りのチューンです。
2019年06月16日
Umarex/VFC Hk MP5A5 AEG ZD Magnusチューン
本日はUmarex/VFC Hk MP5A5 AEG ZD Magnusチューンのご紹介です。
この機種の最大の特徴である3点バーストはやはり魅力です!
内部ですがパッと見は通常のVer.2メカボックスですが機械式3点バースト機構が内蔵の為メカボックスやギア、スイッチ、トリガーなどは専用となります。
ハンドガードを外して配線を止めているタイラップとコネクターを外します。
後部のピンを抜きストックを取り外します。
マガジンリリースレバー部のピンを外しロアレシーバーを後方にスライドさせます。
これでアッパーとロアが分解出来ます。
メカボックス後部に固定しているネジを外します。
ステーをロアに固定しているネジを外しスターを外します。
グリップエンドを外します。
配線の通し方は銃によって違う場合があるのでチェックしておきましょう。
モーターを取り出したらグリップ奥にあるメカボックス固定ネジを外します。
これでメカボックスが取り出せます。
メカボックスを開けます。
軸受けを接着します。
ギア類は3点バースト機構の関係で純正品しか使えません。
スペーサーはそのまま戻します。
セクターギアはスプリングとスペーサーを外します。
使っていないセクターギアのシャフトからスペーサーを抜き取り移植します。
シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
こちらも耐久性向上の為GUARDER タペットプレート Ver.2用を組込みます。
このままではスイッチと干渉するのでガイド部の突起を削り落とします。
だいたい削ってあれば大丈夫です。
メインスプリングはMagnusスプリング従来用を使用します。
VFC電動ガンの場合はスプリングガイドのベアリング部が厚いのでMagnusスプリングは引ききれません。
白い部分がベアリングの代わりにはめ込んだ樹脂製リングです。
これからロアレシーバーにメカボックスを組込むのですが少し注意が必要です。
セレクターレバー内側の突起です。
こっちは右側のセイフティープレートの溝です。
右側の突起も合わせて下さい。
セレクターレバーをFULLにしてメカボックスを入れるとプレートの溝と突起が合わせやすいです。
モーターを組込んでテストドライブです。
次にフロント周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。
インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用し接着します。
今回はHOPの降りる量が足らなかったので0.5mmのゴムシートを貼り付けました。
2019年05月05日
電動ガン VFC HK416A5 Magnusチューン
本日はVFC製電動ガンHK416A5 RAL8000 Magnusチューンのご紹介です。
トイガンとしてHK416シリーズの中でも大変に人気のあるA5です。
それでは作業を開始します。
ロアレシーバーの後部にイモネジを発見!
グリップエンドを外してモーター配線の通し方を確認します。
次に右側のセレクターレバーを外します。
左側のセレクターレバー、ボルトストップ、マガジンキャッチ、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外します。
このマガジンキャッチはボタンの固定方法が特殊でボタン上部にイモネジがありそれを緩めるとボタンが外れマガジンキャッチが外せます。
これでメカボックスが取り出せます。
先程少し触れましたがバッファーチューブが通常のスタンダード電動ガンと違い、ガスブロやトレポンと同じく実銃方式のバッファーチューブをロアレシーバーにねじ込む方式です。
とりあえずバッファーリングを緩めてバッファーチューブを外そうと試みましたが接着剤でも付いてるのか全然回りません。
続いてメカボックスの分解です。
QDスプリングガイドを外してスプリングを取り出します。
メカボックスネジを外してメカボックスを開けます。
トリガーの下側にFET基盤があります。
軸受けの接着剤固まったらシム調整を行います。
シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
タペットプレートも耐久性向上の為強化タイプのGUARDER タペットプレート Ver.2用に交換します。
メカボックスを閉じたらメインスプリングを組込むのですがVFCのスプリングガイドはベアリング部が厚く最大圧縮スペースが小さくなるのでMagnusスプリングを使用すると引ききれない現象が起こります。
そこでスプリングガイドを分解しベアリングを外してジュラコンで作った自作リングをはめて最大圧縮スペースを確保します。
後部よりMAGNUSスプリング 従来電動ガン用を組込みます。
メカボックスをロアレシーバーに組込み各パーツも組込みます。
モーター組込んでテストドライブを行います。
次にチャンバー周りのチューンです。
ここでVFCチャンバーでたまに発生する二発給弾の防止加工を行います。
給弾口から覗くと突き当りに円錐状の溝が見えると思います。
2019年02月16日
電動ガン VFC Avalon CALIBUR CQC Axisチューン
本日はVFC製電動ガンAvalon CALIBUR CQCのAxisチューンをご紹介します。
AvalonシリーズはVFCオリジナルモデルでVR16シリーズよりグレードの高いシリーズとなります。
内部構成、外装共にVFCならではの丁寧な造りでハイエンドモデルながらコストパフォーマンスに優れたシリーズです。
Avalonシリーズのロアレシーバーのマガジンハウジング部の刻印は深堀で「Avalon」と彫られており存在感を示しています。
それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を外しアッパーとロアを分解します。
ストックを外しストックパイプも外します。
グリップエンドを外してモーターを取り出してグリップも外します。
ロアレシーバー右側です。
こちらが左側です。
メカボックスはVer.2タイプでアンビ機能が付いています。
最近は定番となりつつあるQDスプリングガイド。
メカボックスを開けました。
シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
タペットプレートも強化タイプのGUARDER タペットプレート Ver.2用に変更します。
メカボックスを閉じてAxisスプリング従来用を組込みます。
メカボックスをロアに組込みグリップを付けます。
続いてチャンバー周りのチューンです。
VFC製チャンバーでは二発給弾が起こりやすいので予め防止加工を施します。
2019年02月02日
VFC/Umarex Hk MP5A5 AEG ZD 電動ガン Axisチューン
本日はVFC/Umarex Hk MP5A5 AEG ZD 電動ガンのAxisチューンをご紹介致します。
昨今の海外製電動ガンはFET搭載が標準となっている事が多くスイッチの耐久性やトリガーレスポンスは非常に向上しています。
このMP5もFET搭載ですので箱出しでも気持ち良くお使いになれますがこれをチューンする事で、よりゲームでのHIT確率は格段に向上する事でしょう。
それでは作業開始です。
ハンドガードの固定ピンを抜いて前側を下に下ろすとハンドガードが外れます。
配線のジョイントを抜いても良いのですが硬いので簡単に出来るコネクターを抜く事を選択。
次にストック固定ピンを抜いてストックを後方にスライドさせながら外します。
アッパーとロアレシーバーを固定しているロックピンを外します。
ロアレシーバーを後方にスライドさせてアッパーとロアレシーバーを分解します。
後方のメカボックス固定ステーのネジを外します。
ステーとロアレシーバーを固定しているネジを外せばステーが外せます。
グリップエンドを外してモーターを取り出します。
次にグリップ奥にあるメカボックス固定ネジを外します。
これでメカボックスが取り出せます。
メカボックスを開けます。
メカボックス内パーツを外してメカボやパーツ等を洗浄します。
次はギアです。
既存のギアを使用しシムフリーのスプリングを取り除きシム調整仕様に変えます。
スパーギアはスプリングを外せばOK、セクターギアは使わないセクターギアの真鍮ブッシュを移植しました。
軸受けの接着剤が乾いたらシム調整を行います。
タペットプレートは耐久性抜群の「GUARDER タペットプレート Ver.2用」を使用します。
しかしそのままでは矢印部分の突起がスイッチと干渉するので削る必要があります。
ヤスリやリューターなど何でも良いので突起部を削り落とします。
メカボックスを閉じます。
右側はセィフティープレートがありこれも専用パーツです。
メカボックスをロアレシーバーに入れる時は注意が必要です。
グリップ奥のメカボックス固定ネジと締めEG1000Lモーターを入れてグリップエンドを付けます。
次はチャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。
接着したらHOPアームをチャンバーに組込んでみます。
一旦HOPアームを外してインナーバレルを組込んでからHOPアームを組込みます。
ノズルが入る部分から覗き込みHOPを降ろしてきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
2018年12月23日
VFC Knight's SR635 8.5inch 電動ガン Magnusチューン
本日はVFC Knight's SR635 8.5inch 電動ガン Magnusチューンのご紹介です。
それでは作業を開始致します。
ストックやストックパイプを外します。
グリップエンドのネジを外しグリップエンドを外しモーターを取り出します。
グリップも外します。
右側のセレクターレバーを外します。
マガジンキャッチ、ボルトストップ、セレクタレバー(左側)、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外しメカボックスを取り出します。
SR系はアンビセレクターなのでメカボックスにその機構が組込まれています。
右側のギアの向きも覚えておきましょう。
QDスプリングガイドを六角レンチを使って外します。
メカボックスを開けます。
スイッチの下側にFET基盤が組込まれています。
ちなみにヒューズはコネクターのの手前に配置されておりストックパイプ内に収納されています。
軸受けは耐久性向上の為にORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
潤滑材は「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材 」を使用します。
とその前にVFCのスプリングガイドは後方ベアリング部の厚みがありMagnusスプリング使用時はそのままでは引ききれません。
これでMagnusスプリングが引ききれないという不具合を回避できます。
Magnusスプリング従来用を組込みます。
オーナー様のご希望でT型のミニコネに変更します。
次はチャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。
2018年03月17日
VFC XCR-L MICRO リチューン
本日はVFC XCR-L MICRO GRAYのリチューン作業をご紹介させて頂きます。
実銃としてのXCRはアメリカのRobinson Armament Companyが開発した自動小銃です。
US SOCOMのトライアウト用に開発されましたがFN社のSCARに負け、現在は民間市場で流通しております。
各シリーズがある中「micro」はバレルが7.5インチサイズです。
エアーガンとしてのXCRはアッパーとハンドガードが一体化した特徴のあるフォルム、またコンパクトで取り回しが容易、M4系マガジンが使える事から人気のある機種です。
今回はオーナー様にて数点ORGAのパーツを組込み済との事。
XCRはメカボックスが上下に分割しています。
ノズル下部のストッパーを上方向に上げて外します。
次に下側のギアボックスを外します。
ギアボックスを固定してる左右4個のネジを外し、セレクターレバーも取り外します。
グリップエンドを外し、モーター・やグリップを外します。
上から見るとギアボックス後部にネジが2本あるので外します。
これでギアボックスが取り出せます。
カットオフレバーのスプリングと固定ネジを外します。
これでカットオフレバーが外せます。
次に下側の2本のネジを外します。
これでモーターガイド部が外れます。
これでトリガー部が外せます。
そしてギアボックスが開けられます。
この様にネジを締めてシムの具合をみます。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますのでこちらよりご覧ください。
ギアボックスを閉じて諸パーツもく組込みます。
ギアボックスをロアに組込んで上部とサイドの固定ネジを締めます。
そのまま組んでしまうとセレクターレバーを動かした時に固定用ネジも一緒に回ってしまい、気がついたらセレクターレバーが無くなっていたなんて悲劇が起こります。
セレクターレバーを組込む際に固定ネジにネジロックを塗布します。
グリップも取り付けます。
モーターはミドルタイプですので交換をする際はご注意下さい。
ネジ3ヶ所とトップレール固定金具を外します。
ちなみにシリンダーはMagnusシリンダーセットVer2~Ver6が組込んでありました。
これでシリンダー部が開きます。
一度シリンダーヘッドを外しシリンダー内の洗浄とグリスアップを行います。
ピストンは耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンに交換します。
これでシリンダー周りを閉じてノズルの動きやピストンの動きをチェックします。
と・・・・なんか変。
続いてフロント周りのチェックに入ります。
アウターバレル基部に上下左右4ヶ所のネジがあるのでそれを外します。
そうしますとアウターバレルが外れます。
基部からチャンバー一式を前方向にスライドさせて抜き出します。
2017年09月17日
VFC Colt Mk12Mod1 Magnusチューン
本日はVFC Mk12mod1 Magnusチューンのご紹介です。
実銃としてのMk12mod1につきましては以前のブログにてご紹介しておりますので宜しければご覧下さい。
電動ガン VFC Colt Mk12Mod1はCOLT社よりライセンスを取得し実銃をよりリアルに再現しています。
それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を抜いてアッパーレシーバーとロアレシーバーをバラします。
続いてストック後部の上下2個のネジを外して蓋部分を取外します。
ストック奥にある固定用ネジを長いドライバーで外すとストックが外せます。
マガジンキャッチ、ボルトストップ、セレクターレバーを外します。
グリップ底ネジを外しモーターを取り出しグリップ自体も外します。
これでメカボが取り出せます。
従いましてメカボはアンビ仕様となっております。
これも最近のVFCメカボの特徴です。
スプリングとスプリングガイドがメカボを開けずに後部より抜く事が出来る様になりました。
スプリングを抜いてメカボを開けます。
メカボ内パーツを外し洗浄します。
耐久性向上の為にORGA SUS420 8mm軸受けを組込みます。
組込み方の詳細はブログにも掲載しておりますので宜しければご覧下さい。
セクターチップの組込み方のコツはこちらよりご覧ください。
次にシム調整とギアのグリスアップを行います。
シム調整のコツはYouTubeにて動画をUPしておりますのでこちらよりご覧ください。
タペットプレートも耐久性向上の為にGUARDER Ver.2 タペットプレートに変更します。
シリンダーヘッドは純正品を使用し、シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
メカボを閉じMagnusスプリングを組込みます。
VFC純正スプリングガイドは厚みがあり、Magnusスプリングですと引ききれない時がございます。
スプリングガイドのベアリング部を外し樹脂でスペーサーを作り組込みました。
メカボやグリップ周りを組んでテストドライブを行います。
Magnusスプリングを使用してもサマリウムコバルトモーターの効果で素晴らしいトリガーレスポンスです!
次にチャンバー周りのチューンです。
インナーバレルとHOP周りを取外します。
チャンバー周りをアッパーに組込みロアと組んだら初速調整も行います。
今回は200mmで調整しました。
アウターバレル内で稀に弾当たりが発生しましたので原因を調べました所アウターバレル先端部とハイダーの内径が狭い為でした。
対策としましてそれぞの内径を大きくする為に切削加工を行います。
まずはハイダーのリングを回して外します。
ハイダー根元のイモネジを外します。
これでアウターバレル先端部とハイダーが分解出来ました。
2017年06月05日
VFC XCR-L Micro Magnusチューン
XCRはアメリカのRobinson Armament Companyが開発した自動小銃です。
US SOCOMのトライアウト用に開発されましたがFN社のSCARに負け、現在は民間市場で流通しております。
各シリーズがある中「micro」はバレルが7.5インチサイズです。
今回はVFC製XCR-L Micro UrbanGrayのMagnusチューンのご紹介です。
アウターバレルが7.5インチと取り回しやすさも抜群です。
それでは作業を始めます。フレームロックピンを外してアッパーとロアを分解します。
XCRの特徴としてメカボが上下分割します。
これによりタペットプレートが解放状態となり、分割時にタペットプレートが破損する事を防げます。
メカボを抑えてるパーツを上に持ち上げシリンダー部を前にスライドさせると外せます。
グリップやモーターを外しセレクターレバーを外します。
メカボ下部を固定している両サイドのネジ4本を外します。
メカボ後部の固定ネジ2本を外します。
これでメカボ下部が取り出せます。
メカボ下部を開ける前にセレクタープレートとカットオフレバーを外します。
トリガーASSYを外してからメカボを開けます。
内部を洗浄し軸受けを固定します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますのでこちらよりご覧ください。
ギアはJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
次にギアのシム調整とグリスアップを行います。
配線をテフロンコードに変更します。
メカボ下部を組上げロアレシーバーに組込みます。
XCRはミドルモーターの為サマコバモーターもミドルに加工が必要となります。
ミドル加工とSBDの組込みが完了致しました。
続いてメカボ上部のチューンとなります。
J-Armament製14歯メタルTeethピストン
ガーダー製Ver.2タペットプレート
Magnusスプリング 従来電動ガン用
VFCのスプリングガイドはベアリング付きで後部が厚い為スプリングが引ききれない事があります。
これでメカボ上部を組込めばテストドライブが行えます。
次にフロント周りのチューンです。
下部にあるネジを外すとアウターバレルごと前方に抜く事が出来ます。
アウターバレルとチャンバーを固定してるネジ4ヶ所を外します。
これでチャンバーを取り出せます。
2016年11月27日
VFC Mk18電動ガンのご紹介!
ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日は人気機種のVFC製Mk18シリーズ電動ガンにつきましてご紹介をさせて頂きます。
Mk18とは当初米海軍仕様としM16ロアレシーバーを使用し改良されました銃です。
サプレッサーやドット・ホロサイト、ライト・PEQなどのデバイスの装着もお勧めです。
VFC Mk18 mod0 電動ガン
COLT社・ダニエルディフェンス社のライセンスを取得したリアルな完成度で様々なサバイバルユーザーからも支持を受ける電動ガンです。
COLTアルミレシーバーにSOPMODストックやmod0の特徴でもありますKAC RISハンドガードを装備しております。
VFC Mk18 mod1 TAN 電動ガン
こちらもCOLT社・ダニエルディフェンス社のライセンスを取得したリアルな完成度で様々なサバイバルユーザーからも支持を受ける電動ガンです。
Mod0との大きな相違点はナイツRISハンドガードからダニエルディフェンスRIS2ハンドガードへの変更点です。
先程もお話ししましたがMk18には様々なパーツを装着する事を楽しめるのも人気の一つです。
例えば下記の様な各種パーツ類は如何でしょうか。
サイレンサー各種はこちらよりご覧に頂けます。
VFC M4 KAC NT-4 QDサプレッサーは同じVFC製で人気があるパーツです。
ドットサイトやホロサイトは各種ございますのでこちらよりお好みに応じてお選び頂ければと思います。
続いてはPEQ各種です。
こちらよりお好みに応じてお選び頂ければと思います。
軍用のLA5は特に人気があります。
ライト各種はこちらよりご覧に頂けます。
これらお好きな装備でドレスアップを行いオンリーワンな1丁に仕上げられます!!
2016年06月26日
VFC Mk12mod1電動ガン Magnusチューン
ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。
本日はVFC製Mk12mod1のMagnusチューンのご紹介です。
実銃としてのMk12はM16A4、M4A1を狙撃銃として改良した特殊目的ライフルです。映画「ローンサバイバー」でもこの銃が使用され人気を博しています。
それでは作業を始めます。フレームロックピン(F)を抜きアッパーとロアをばらします。
ボルトストップとマガジンキャッチを外します。ストックとストックパイプも外しておきます。
グリップエンドのネジを外しモーターを取り出しグリップも外します。
トリガーロックピンとフレームロックピン(R)を抜くとメカボが取り出せます。
VFCのメカボの特徴はスチール製のセレクタープレートです。
メカボのチューンに取り掛かります。
メカボを開けます。
VFCのメカボ内部パーツの特徴はブルーのポリカ製ピストン・透明なポリカ製タペットプレートです。セクターとスパーギアの軸にスプリングが組込まれてシム調整が必要無しとなっている点も大きな特徴です。いずれもチューンの際には交換してしまいますが・・・。
メカボ内のパーツを全て外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けは耐久性を考慮しORGA SUS軸受け8mmを使用します。
組込み方の注意点はこちらよりご覧ください。
ギアはCORE製18:1強化ギアを使用し、給弾不良防止の為セクターチップも組み込みます。
セクターチップの組み込み方のコツはこちらよりご覧ください。
続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。
オーナー様のご希望により配線を通電効率の良いテフロン線に変更します。
シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの組込み方のコツはこちらよりご覧ください。
ピストンは耐久性向上の為にJA製メタル歯ピストンを使用します。強度・精度・コストパフォーマンスに優れたORAGイチオシのピストンです。ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。
タペットプレートも耐久性向上の為にGUARDER製強化タペットプレートVer.2用を使用します。
ノズルは集弾性向上の為でんでんむしM4用を使用します。先端の特殊形状が、チャンバー内に毎回同じ位置にBB弾をセットする事により弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。
スプリングはMagnusスプリングを使用します。
VFC製のスプリングガイドはベアリング付きで厚さがあるのでMagnusスプリングですと引ききれません。
一度スプリングガイドを分解しベアリングを取り外し樹脂スペーサーをベアリング部に入れて組直しをしました。
これで5mm程度のスペースを確保出来、Magnusスプリングを問題なく引く事が出来ます。
スプリングガイドの注意点もこちらよりご覧ください。
メカボを閉じてロアフレームに組込みフレームロックピン(R)・トリガーロックピン、グリップ等を組付けます。
モーターはセミの切れを重視し東京マルイサマリウムコバルトモーターを使用しスイッチ接点保護の為にGAW製SBDを組込みます。
これでテストドライブを行います。セミ・フル・セイフティーとセレクターレバーを動かしながら駆動をチェックしモーター位置の調整も行います。マガジンキャッチ・ボルトストップ・ストックパイプも取り付けます。これでメカボ周りのチューンは終了です。
次にチャンバー周りのチューンを行います。
チャンバーをバラしインナーバレルとHOPアームを取り出します。
インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
長さの選択は初速調整の為に変わってきますが、ひとつの目安としてMagnusスプリングとMagnusシリンダーとの組み合わせの場合は182mm前後となります。
面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ます。こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
これらを組み込んで初速の調整です。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
今回のインナーバレル長は173mmで決定です。
これでロングレンジ試射を行ってチューンは終了となります。
2016年05月12日
電動ガンVFC HK417 Magnusチューン
ORGA AIRSOFT TAKAです。
ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。
本日はVFC製HK417のMagnusチューンのご紹介です。
実銃としてのHK417はイラクやアフガニスタンにおいて、対テロリズム戦などでの7.62mmライフルの有用性が再評価されたことを受けて、H&K社が5.56x45mm NATO弾を使用するHK416の口径拡大型として開発したものである。それではカスタムに入ります。フレームロックピンを外してアッパーとロアを分解します。
ストックパイプリングを緩めストックパイプを外します。
セレクターレバーを取り外します。
グリップエンドのストッパーを外しネジを2本外したらグリップエンドを外します。
配線の通し方はスタンダードですね。モーターを外しグリップも外します。
フレーム後部にあるメカボ固定ネジを外します。
続いてメカボのカスタムを行います。
メカボを開ける前にカットオフレバーのテンションスプリングを外しておきます。組み付ける時はこのスプリングを忘れずに掛けましょう。
トリガーASSYを外しメカボを開けます。
メカボ内のパーツを外し洗浄します。
軸受けはORGA8mm軸受けを組込みます。軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
ギアはCORE 18:1 強化ギアを使用し給弾不良対策としてセクターチップも組込みます。セクターチップの組込み方のコツはブログでも紹介しておりますので宜しければご覧下さい。
続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。
シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
ピストンも耐久性向上の為にJA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっておりますので、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。
ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
先端の特殊形状が、チャンバー内に毎回同じ位置にBB弾をセットする事により弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
VFCの純正タペットプレートは破損しやすいので強化タイプのGUARDER ガーダー Ver.2 タペットプレートを使用します。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
メカボにカットオフレバーやセレクタープレートを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。
スプリングはMagnusスプリングを使用します。
メカボを閉じてトリガーASSY等を取り付けます。
この状態でノズル先端から細い棒状の物でピストンヘッドを押して動きをチェックします。ピストンがキチンとレールに入ってないと動きがきつくなるので解かります。
モーターはセミのレスポンス向上の為に東京マルイ サマリウムコバルトモーターを使用します。燃費も向上するのでバッテリーの交換頻度も減ります!
メカボをロアフレームに組込み、グリップやモーター等を組込みます。セレクターレバーも組込みテストドライブを行います。モーターの位置調整も行いましょう。これでロア周りのカスタムは終了です。
続いてチャンバー周りのカスタムに取り掛かります。
チャンバーからHOPアームとインナーバレルを外します。
インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ます。こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMNSION HOPをHOPアームに接着して使用します。
チャンバーにインナーバレルとHOPを組込みます。HOPダイヤルを回しHOPが水平に降りてきているか確認します。
HOPアームの製品誤差によりHOPアームのが斜めになっている場合がございます。その場合はHOPアームの方を削り水平になる様に接着して組み込んで下さい。
アウターバレル内のセンター出しの為にインナーバレル先端部にシールテープを巻いてアウターバレルに差込みます。
シールテープの巻数はアウターバレルの内径により異なりますのでアウターバレルに合わせ調整して下さい。
今回はアウターバレルの基部(シルバーのパーツ)の内径がアウターバレルの内径より細くシールテープを巻いたインナーバレルが差し込めないので切削しアウターバレルと同じ内径にしました。これによりシールテープを巻いたインナーバレルがスムーズに入ります。
これらを組込み初速調整をおこないます。
初速調整はインナーバレル長で調整し、限度はありますが短いと低く長いと高くなります。今回はインナーバレル長182mmで決定です。
初速調整やセミ・フルのチェックが終わったらロングレンジ試射を行いカスタムは終了です。
2015年10月25日
電動ガン VFC MK12MOD1 カスタム
ORGA AIRSOFT TAKAです。
今日のゲームは如何でしたか?
ORGAではカスタムはもちろん、メンテナンスや修理などの依頼も日々頂いておりますので、お手持ちの電動ガン等に何か不具合が御座いましたら、お気軽にお電話やメールにてお問い合わせください。
さて、本日はVFC MK12MOD1のカスタムをご紹介致します。
それでは分解していきます。
フレームロックピンを外すとアッパーとロアが分解できます。
ストックを外しマガジンキャッチとボルトストップも外します。
グリップエンドのネジを外してモーターを取り出しグリップも外します。
トリガーロックピン、フレームロックピン、セレクターレバーも外します。
これでメカボが取り出せます。
このタイプの場合セレクターレバーが取り付けられたカムの向きを覚えておくと取付けの際にスムーズに行えます。
メカボのネジを外しメカボを開けます。
既にFETを組込済みです。
メカボの内部パーツを外しパーツクリーナーで洗浄します。
シム調整やギアのグリスアップを行います。
耐久性UPの為にメタルTeethピストンを使用します。
ノズルはでんでんむしM4用に変更します。
でんでんむしは先端の特殊形状によりBB弾の給弾位置が固定され集弾性が向上します。
VFC純正タペットプレートは破損しやすいのでGUARDER Ver.2 タペットプレートに変更致します。
各パーツのグリスアップを行いメカボ内のパーツを組んでいきます。
今回はSHS製M100スプリングを使用しました。
メカボを閉じセレクターのカムの向きに注意して取付けます。
メカボをロアフレームに組んでマガジンキャッチ、ボルトストップ、グリップ等を取付けます。
モーターはEG1000Lを使用しました。
この状態でテストドライブを行います。
続いてフロント周りです。
バレルとHOPをバラします。
HOPラバーは集弾性向上の為に面HOPの電気なまず「辛口」を使用します。
バレルはいつものMagnusバレル(内径6.23mm)を組込ます。
後ほど初速調整の為長さは変わりますが、今回は250mmで決定しました。
チャンバー周りを組んだらアッパーに差込み、ロアとアッパーを組んで初速調整を行います。
初速調整が終わったらロングレンジ試射を行い完成となります。
2015年10月22日
電動ガン VFC HK416C カスタム
ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日は電動ガンVFC HK416Cのカスタムのご紹介です。
ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。
さて、電動ガン VFC HK416Cは非常に人気のある機種で軽量で取り回しもしやすい銃です。
フレームロックピンを外しアッパーとロアを外していきます。
この銃はメカボのストックパイプの固定とスプリングガイドの固定は別になっておりまして前出し配線の為ストックパイプは外さなくても大丈夫です。
ストックは作業の邪魔になるので外します。
ブリップエンドのカバーを逆時計周りに回して外します。
グリップエンドの前側に2ヶ所のネジがあるのでこれを外してグリップエンドを外します。
VFC HK系の配線は通常の取り回しと違い、赤配線(+)が前側からそのまま立ち上がっておりますので注意して下さい。
組む際に通常通りモーターの後ろを回して組むとグリップエンドがキチンとはまらない事があります。
ボルトストップ、マガジンキャッチ、トリガーロックピン、フレームロックピンを外します。
これでメカボが取り出せます。
スプリングガイドはメカボ後部にネジで固定されております。
メカボのネジ等を全て外してメカボを開けます。
ここでワンポイントアドバイスです。
メカボを開ける際にスプリングが飛び出る事がございます。
メカボ後部よりスプリングガイドの中に細いドライバー等を差し込んで、下に押し付けながらメカボを開ければスプリングが飛び出る事を防げます。
組み込む際もこの方法ですと楽にメカボを閉じる事が出来ます。
メカボを開けました。
バレルが短いので加速ポート付きのシリンダーです。
耐急性を上げる為にORGA SUS軸受け8mmに変更します。
奥まで水平に確実に押し込んで下さい。
接着も行いましょう。
ギアはCORE製18:1強化ギアに変更、セクターチップも組込ます。
セクターチップはノズルの後退時間を長く出来、給弾不良対策として有効です。
次にシム調整を行います。
スパーの下シムはメカボと擦らない程度に、セクターとベベルはスパーと擦らない程度のシムを使用します。
上側シムの決め方ですがスパーは0.1mm以下のクリアランスでセクターとベベルは0.2mm以下でも大丈夫です。
上側シムのクリアランスを見る時はメカボを閉じてネジを数ヶ所締めてから行って下さい。
この状態でセクターギアを指で回しカラカラと無負荷で回る事を確認します。
きつ過ぎるとギア回転の負荷となるので気をつけて下さい。
次にギアの歯の部分にビスタックを少量吹き付け筆で延ばします。
付け過ぎは返って駆動の負荷となるので気をつけましょう。
ピストンも耐久性向上の為に高耐久メタルTeethピストンを使用します。
カスタムの定番でんでんむしM4用を使用します。
先端の特殊形状により、BB弾を毎回同じ位置にセット出来る為、BB弾の回転が安定し集弾性が向上します。
ピストンとノズルを交換し組み上げます。
シリンダー内とシリンダーヘッドのノズルを差し込む所にグリスアップをします。
これもグリスは薄く塗り延ばして下さい。
ギア軸やピストンレール、タペット周りにグリスを塗りメカボ内にパーツを組み込みます。
今回はSHSスプリングM90を使用しました。
メカボを閉じてフレームに組み込みます。
グリップも付けたらモーターを東京マルイEG1000Lに変更します。
グリップエンドを着けたらテストドライブです。
最初は順調に回っておりましたが途中からノズルが動かなくなりました・・・。
中を開けてみたらタペットが折れていました。
VFC純正のタペットはやはり弱いみたいです。
最初からGUARDER Ver.2 タペットプレートに交換しておくべきでした・・・。
タペットを交換し、組みなおして再度テストドライブを行いました。
今度は何の問題もなくOK!!
次はチャンバー周りのカスタムです。
バレルとHOPをばらします。
バレルはMagnusHDバレルを組み込みます。
HOPは電気なまず(辛口)を使用します。
面HOPはBB弾の回転が安定し集弾性が向上します。
そのままでは大きいのでチャンバーの窓に合わせカットします。
HOPアームに接着も忘れずに行いましょう。
バレルとHOPを組んでノズル入り口から覗きながらHOPを下ろしていきます。
水平に下りてきてる事を確認します。
これが斜めになっていると弾が真っ直ぐ飛びません。
チャンバーをアッパーに組込み、ロアと組み合わせ初速を測定します。
バレル長が長い程、初速は高く、短いほど低くなります。
今回は182mmで決めました。
後日ロングレンジ試射を行いカスタムは終了となります。
2015年10月02日
電動ガン VFC VR16 Stinger ハイレスポンスメカボックス
ORGA AIRSOFT TAKAです。
明日10月3日(土曜)は所用の為 お休みとなります。
翌10月4日は日曜で定休の為、ご対応は10月5日(月)以降となりますのでご了承下さい。
本日は人気のVFC製VR16Stingerにハイレスポンスメカボックスを載せたMagnusチューンのご紹介です。
小型で取り回しもし易く性能は他の銃に負けないサバゲーには頼もしい銃です。
ハイレスポンスメカボックスはスイッチにマイクロスイッチを使用しトリガーレスポンスが格段に向上します。
メカボの価格もリーズナブルですのでコストパフォーマンスが大変に良いメカボです。
今回は前出し配線ですのでハイレスポンス 強化メカボックス Ver2 フロント配線を使用します。
使用するチャンバーに因ってチャンバーを差し込むメカボの穴が少々キツイ場合がございます。
その場合丸ヤスリやリューター等で当たりを見ながら穴の部分を軽くやすり穴を広げます。
カットレバーやセレクタープレート等を外します。
軸受けは耐久性に優れたORGA SUS420 8mm軸受けを使用致します。
軸受けがキツイ場合は丸ヤスリでメカボの穴を当たりを見ながら少し広げます。
軸受けは水平に確実に奥まで圧入します。
接着も忘れずに行いましょう。
ギアはCORE製 ノーマルSpeed 18:1 強化ギアを使用し、給弾不良対策としてセクターチップも組み込みます。
セクターチップがキツイ場合は無理せず凹み部分をヤスッて下さい。
削り過ぎるとスカスカになるので注意して下さい。
次にシム調整を行います。
シム調整が終わったらビスタックでギアをグリスアップします。
少量をギアの歯の部分に吹き付け筆で延ばします。
付け過ぎはギア駆動の負荷となりますので注意して下さい。
シリンダーはエアー容量アップの為にMagnusシリンダーセットVer.2~を組み込みます。
耐久性とコストパフォーマンスに優れたJA製メタル14ティースピストンを使用します。
ノズルはカスタムの定番、でんでんむしM4用を組み込みます。
シリンダー内やノズル内側にグリスを薄く塗りシリンダー周りを組み上げます。
メカボの内部パーツを組んでいきます。
ギア軸、やピストンレール・タペットレール、タペットとセクターチップの接点等にグリスアップをします。
これでメカボを閉じメカボ後部よりスプリングを入れます。
スプリングはMagnusスプリングを使用しました。
次に本体の方をバラしていきます。
配線のコネクターを外し、ロアとアッパーを分解します。
ストックを抜き、ストックパイプの後部の蓋を回して外します。
ストックパイプ固定ネジを外しストックパイプも外します。
順序に決まりはございませんがボルトストップとマガジンキャッチを外します。
グリップエンドのネジを2ヶ所外しモーターを取り出してグリップも外します。
トリガーロックピンとフレームロックピンを外します。
メカボを取り出してフレームのみになりました。
先ほど作製したハイレスポンスメカボをフレームに入れ込みます。
このメカボを駆動させる際には必ずスプリングガイドを固定してから行って下さい。
固定しないで駆動させるとスプリングガイドが暴れピストンとぶつかりロックする事がございます。
通常はストックパイプ固定ネジでスプリングガイドを固定しますが、VFC系の場合はストック固定とスプリングガイド固定が別になっておりますので純正のストックパイプ固定ネジより10mm程度長いM5のネジを用意してストックパイプ固定と同時にスプリングガイドも固定します。
モーターをEG1000Lに変更致します。
次にチャンバー周りのカスタムです。
チャンバーをばらします。
HOPは面HOPの電気なまずを組込ます。
面HOPにする事で弾の回転が安定し集弾性が向上します。
そのままでは大きい為チャンバーの窓のサイズに合わせカットします。
バレルはいつものMganusバレルを使用致します。
これらを組み上げ駆動確認と初速調整を行います。
今回はバレル長170mmで仕上げました。
ロングレンジ試射を行い終了となります。