2020年12月05日

東京マルイ 次世代HK416C Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は東京マルイ次世代HK416C Magnusチューンのご紹介です。
次世代の醍醐味でありますリコイルを味わいながら機動性もあるHK416Cです。
この機種の特徴は専用マガジン内にバッテリーを収納出来、そこから電源供給されるアイデア商品です。
これですとPEQケースを取り付ける必要がなくスッキリ!

HK416C

それでは作業を開始します。
ハンドガードを外すのですがその前に配線を出しておかないとハンドガードをスライドさせた時に配線を傷つける可能性があります。
右面のレール中央部を開けて配線を出しておいてから固定ナットを回し外しハンドガードを抜き取ります。

ハンドガード取り外し

次にガスチューブを外します。

ガスチューブ取り外し

配線ジョイントコネクターも外してこれで準備OK。

コネクター端子

フロント配線はガスチューブの穴から出ています。

配線通し穴

あとは通常の次世代M4系同様フレームロックピンを外してアッパーとロアを前後にスライドさせて分解します。
フロント配線を引っ掛けない様に注意して下さい。

レシーバー分解

次にダミーボルトパーツを外し、ストックを抜いてからバッファーリングを緩めます。

ストック取り外し

バッファーチューブを回しながら抜きます。

ストックパイプ取り外し

グリップエンドのネジを外しモーターを取り出し、グリップも外します。

グリップ取り外し

グリップ基部にあるアンビ機構連結ギアを取り外します。
マガジンキャッチ、トリガーロックピンを外します。

トリガーロックピン

セレクターレバーをSAFEとSEMIの中間にしてメカボックス前方を持ち上げます。
そしてボルトストップとワイヤーストックガイドを外します。
これで一旦メカボックスの前方を下に戻します。

ボルトストップ

今度は後方を持ち上げながらメカボックスを斜め上に外します。

メカボックス

この部分がマガジンから電源が供給される端子です。
ネジを回して配線を外します。

マガジン接点端子

端子がメカボックスに固定されているのでこれも外します。

マガジン接点端子

あとは通常の次世代M4系のメカボックスと同じなのでメカボックスを開けます。
内部パーツを全て外し洗浄します。
軸受は「ORGA 6mm軸受け 次世代用」を使い接着固定を行います。

メカボックス内部

J-ARMAMENT 次世代電動ガン用 強化ギアセット」を使用します。

J-ARMAMENT 次世代電動ガン用 強化ギアセット

ベベルギアは純正品の方がピニオンとの相性が良くギア音が静かなので純正品を使います。
ベベルギアは純正品でも強度は問題ございません。

ベベルギア

続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。

シム調整

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプの「Magnusシリンダーセット次世代用」を組込ます。
シリンダーヘッドの組込み方は「オルガ Magnusシリンダー組込方法について」よりご覧ください。

Magnusシリンダー

ピストンは耐久性向上の為「SHS製 強化ピストン 次世代電動ガン M4/HK416対応」を使用します。
こちらのピストンは歯の接着をお勧めします。
Magnusシリンダーヘッドの組込み方は「次世代電動ガンへのMagnusピストンヘッドの組込について」よりご覧ください。

SHS 次世代M4系ピストン

ノズルは集弾性向上の為に「でんでんむし次世代M4用」を使用します。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップには「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

シリンダー周り組込

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
メカボックスを閉じて配線等も組込みロアレシーバーに組込みます。

メカボックス内部パーツ組込

「ORGA MAGNUSスプリング 次世代電動ガン用」を組込みバッファーチューブも組込みます。

次世代用Magnusスプリング

マガジンキャッチを組込み、アンビ機構の連結ギアを組込みグリップを着けます。
モーターは定番となった「サマリウムコバルトモーター」を使用します。
コネクターで外したジョイントを繋げばテストドライブが可能です。
これでロア周りのチューンは終了です。

サマリウムコバルトモーター

次にフロント周りのチューンです。
チャンバーを分解しHOPアームとインナーバレルを取り出します。
HOPラバーは「ORGA DIMENSION フラットHOP」を使用しズレ防止の為接着を行います。
あくまでズレの防止の為なので瞬間接着剤などで軽く着いていればOKです。

面HOP

インナーバレルはMagnusチューンの定番「Magnusバレル」を使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。

Magnusバレル

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。

チャンバー組込み

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。

  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:10Comments(0)次世代HK416、HK417

2020年10月11日

東京マルイ次世代HK416C Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は「東京マルイ製次世代電動ガンHK416C」のMagnusチューンをご紹介します。
この銃の特徴は専用マガジン内にバッテリーが収納出来、そこから給電出来るシステムとなっている所です。
もちろん通常通りPEQなどのバッテリーケースを付けての給電も可能です。

HK416C

それでは作業に入ります。
まずはハンドガードを外します。
右面のレール部を開けて配線を取り出します。
ハンドガードストッパーネジを外し配線を傷つけない様に注意しながらハンドガードを前方にスライドさせて外します。

ハンドガード取り外し

次にガスチューブを外します。

ガスチューブ取り外し

配線の中間コネクター部から外します。

コネクター外し

フレームロックピン(F)を抜いてアッパーレシーバーとロアレシーバーを前後にスライドさせて分解します。

レシーバー分解

ガスチューブの穴から配線を通しているのでこの時に配線がレシーバーに引っ掛からない様に注意しながらスライドさせて下さい。

配線通し穴

次にチャージングハンドル一式を外しストックも抜いてバッファーリング緩めます。
ネジロックが付いてるのでヒートガンで温めてから回すと楽に回せます。
バッファーリングを回す工具は安価な「LAYLAX 次世代M4 レンチ」やしっかりとした丈夫で一生モノの工具となる「ORGA 鋼鉄バッファーリング レンチ」などがございます。

ストック取り外し

バッファローリングを最後方まで回しスリングプレートも最後方までずらしバッファーチューブ回しながら外します。

バッファーチューブ

グリップエンドネジを外し、モーターを取り出してグリップも外します。

グリップ

グリップを外すとアンビ機構の歯車が出てくるのでそれも外します。
マガジンキャッチやトリガーロックピンも外します。

トリガーロックピン

セレクターレバーをSAFEとSEMIの中間に合わせメカボックスの先端を上に持ち上げます。
これでボルトストップとワイヤーストックガイドを上に抜いて外します。

ボルトストップ

次に後方を上に持ち上げながらメカボックスをロアーレシーバーから抜き出します。

メカボックス

次世代HK416Cの特徴であるマガジンある給電機構の端子の配線固定ネジを外します。

マガジン接点端子

端子固定ネジも外します。

マガジン接点端子

あとは通常の次世代M4系メカボと同じ要領で開けます。

メカボックス内部

メカボックス内部パーツを外しパーツクリーナーで洗浄します。
次に軸受をメカボックスに接着します。
使用するのは「ORGA 6mm軸受け 次世代用」です。
軸受の接着は瞬間接着剤はお勧めしません。
振動で外れる事が多く耐衝撃に強い接着剤を使用してください。

軸受

軸受の接着剤が乾いたら耐久性向上の為に「J-ARMAMENT 次世代電動ガン用 強化ギアセット」を使用します。

強化ギア

ベベルギアですが若干ギア音が大きいので純正のベベルギアを使用します。

純正ベベルギア

続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。

シム調整

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプの「Magnusシリンダーセット次世代用」を組込ます。

Magnusシリンダー

ピストンは耐久性向上の為「SHS製 強化ピストン 次世代電動ガン M4/HK416対応」を使用します。
こちらのピストンは歯の接着をお勧めします。
接着方法はブログに掲載しておりますので「SHS製 次世代電動ガンM4系用メタルピストンの接着強化方法」よりご覧下さい。

強化ピストン

ノズルは集弾性向上の為に「でんでんむし次世代M4用」を使用しシリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップには「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

シリンダー周り組込

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。

メカボックス内パーツ組込み

メカボックスを閉じマガジン給電用の端子等も組み上げます。

メカボックス

メカボックスをロアーレシーバーに組込み「Magnusスプリング次世代用」を使用しバッファーチューブを組み込みます。

Magnusスプリング次世代用

グリップを始めその他のパーツも組み上げます。
最近はカスタムの定番となってきました「東京マルイサマリウムコバルトモーター」を組込みます。
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
外した配線を繋げればこの状態でテストドライブも可能です。
これでロア周りのチューンは終了です。

サマリウムコバルトモーター

次にフロント周りのチューンを行います。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。
HOPラバーは「ORGA DIMENSION フラットHOP」を使用しズレ防止の為接着を行います。
あくまでズレの防止の為なので瞬間接着剤などで軽く着いていればOKです。

面HOP

インナーバレルはMagnusチューンの定番「Magnusバレル」を使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。

Magnusバレル

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。

チャンバー組込み

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。

  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:10Comments(0)次世代HK416、HK417

2020年01月25日

東京マルイ 次世代 HK416デルタカスタム Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。
本日は東京マルイ製 次世代電動ガン HK416デルタカスタムの Magnusチューンをご紹介します。

東京マルイ デルタカスタムは米陸軍第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊(通称デルタフォース)が使用しているHK416Dを再現し作られました。

デルタカスタム

今回はオーナー様のご希望でストック内にLipoバッテリーを収納し接続できる様に加工します。
ストックを取り外してからパッドを外しヒューズを外します。

ヒューズ取り外し

本体端子セットを3本のネジを外し取り外します。

端子セット取り外し

端子バーを引き抜きます。

端子引き抜き

バーを固定ピン(プラ)を抜いてケースから取り出します。

端子分解

分解出来ました。

端子セット

端子バーの下側の端を配線をハンダ付け出来る様に表面塗装をグラインダーやリューターで剥がします。

端子塗装剥がし

ハンダがより食いつきやすくする為に塗装を落とした部分に傷(溝等)をつけます。

端子セット

その部分にテフロン配線をハンダ付けします。

配線ハンダ付け

ケースに戻しピンで固定します。
この時に配線のハンダ付け部分が下側になる様にして下さい。
端子組込み

ストックに組み込みます。

ストックに組込み

先程取外した本体端子セットを分解します。

本体端子セット分解

ケース部は下側と上側の2つから構成されています。
下側の内側をニッパなどで取り除きます。

下側ケースの加工

こんな感じでOK!

内部くりぬき

あとは配線を通す部分を削って確保します。

配線通しスペース

これを組込んでコネクターも付ければ完成です。
プラスとマイナスは間違えない様に気を付けてください。

ストックに組込み

配線を右側に出したのでバッテリーは左側の空間に収納し、右側はコネクター部を収納しヒューズがあった部分を利用し配線を横断させます。
これでストック内のLipoバッテリー収納加工が完成です。

バッテリー配線

続いて本体をばらしていきます。
詳細な分解方法は過去記事分の「東京マルイ次世代HK416デルタ Magnusチューン」よりご覧ください。

本体分解

という訳で作業画像が飛びますが・・・
メカボックスを開けて内部パーツを外し洗浄します。

メカボックス

ギアは耐久性向上の為に「J-ARMAMENT 次世代電動ガン用 強化ギアセット」を使用します。
軸受けは「ORGA 6mm軸受け 次世代用」を使用し軸受けを接着したらシム調整やグリスアップを行います。

次世代用強化ギア

ベベルギアは純正品の方がギア音が静かなので純正品を使います。

純正ベベルギアを使用

シリンダー周りを組み上げます。
パーツ構成ですがシリンダーヘッド・タペットプレートは純正品を使います。
それ以外は下記の通りです。
SHS製 強化ピストン 次世代電動ガン M4/HK416対応」(歯を本体に接着し使用)
でんでんむし次世代M4用
グリスアップには「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

シリンダー組み上げ

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。

メカボックス組み上げ

メカボックスを閉じロアレシーバーに組み込んだらメインスプリングを組込みストックパイプを組みます。
スプリングは「ORGA MAGNUSスプリング 従来電動ガン用」を使用します。

ロアレシーバーに組み込み

グリップを取付てモーターを組込みます。
ハイレートスプリング使用時には「東京マルイサマリウムコバルトモーター」がお勧めです!
もちろんスイッチ接点保護の為「SBD」もセットでお勧めです。

サマリウムコバルトモーター

ストックを付ければテストドライブが可能です。
モーター位置調整を行い駆動に問題が無ければロア周りは完成です。

ロアレシーバー周り完成

チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。
HOPは集弾性向上の為面HOPにします。
HOPラバーは「ORGA DIMENSION フラットHOP」を使用しズレ防止の為接着を行います。
接着剤は瞬間接着剤でOKです。

面HOP

インナーバレルはもちろん「Magnusバレル」を使用します。
今回の長さは182mmで調整しました。

Magnusバレル

フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。

  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:10Comments(0)次世代HK416、HK417

2019年10月13日

東京マルイ 次世代HK416Dデルタ リコイルウェイトオミット

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は東京マルイ 次世代電動ガンHK416Dデルタのリコイルウェイトオミットと内部のオーバーホールを行います。

HK416Dデルタ

フレームロックピン(F)を外しアッパーとロアを前後にスライドさせて分解します。
この時チャージングハンドルを少し引いてから行うとスムーズです。

上下レシーバー分解

メカボックス後部にアッパーのガタ防止パーツ(アッパーストッパー)が残るので無くさない様にしましょう。
このパーツは左右が決まっているので間違えない様にしましょう。

アッパーストッパー

次にバッファーチューブを外します。
まずネジを外し配線カバーを取り外します。

配線カバー

配線のハンダを外しコネクター端子から外します。

配線取り外し

バッファーリングを緩めます。

バッファーリング

バッファーリングとプレートを最後方にずらしたら配線をかわします。
これでバッファーチューブを回して外します。

配線かわし

コネクター端子のネジを取り外します。

コネクター端子取り外し

後部のバッファーチューブキャップを外すのですが
ネジロックで固められているのでヒートガンで温めてから外します。

バッファーチューブキャップ取り外し

バッファーチューブキャップを外すとリコイルウエイトが取り出せます。
バッファーリングやプレートも外しておきます。

リコイルウェイト取り出し

今回はバッファーチューブ内にLipoバッテリーを収納出来る様に配線を内部に通す穴を開けます。
バッファーチューブの配線が通っていた部分に4mmのエンドミルで楕円形に開けそこから配線をバッファーチューブ内に通します。


配線通し穴

リコイルウェイトを外すと純正スプリングガイドでは固定が出来ません。
バッファーチューブ内からネジで固定する事でスプリングガイドが傾く事はございません。

BIG-OUT BOS スプリングガイド 次世代M4/HK416/417専用

バッファーチューブにスプリングガイドが組み込まれている状態です。
あとは組み上げる時に配線をバッファーチューブ内に通してタミヤコネクターを付ければOK!

バッファーチューブ

あとは通常通りメカボックスを取り出すためにグリップを外します。

グリップエンド取り外し

グリップを外すとアンビ機構の連結ギアがあるので無くさない様にしましょう。
マガジンキャッチとトリガーロックピンを外してメカボックスを取り出します。

アンビ機構 連結ギア

この部分のスプリングは無くしやすいので注意してください。
もし無くされた場合は「ORGA 次世代電動ガン用 ボルトストップ スプリング」の名称で販売もしていますのでご利用ください。

ボルトストップスプリング

マルイのメカボックスを開けるにはトルクスレンチが必要となります。
大きさはTX10になります。
分解前に用意しておきましょう。

トルクスレンチドライバー

メカボックスを開けて内部パーツを外し洗浄します。
ギアやシリンダー内もパーツクリーナーで洗浄し再度グリスアップを行います。

メカボックス内部

スイッチを分解しバッファーチューブ内に配線を通す為、既存配線では若干短いので配線の交換をします。
使う配線はもちろん「ORGA テフロンコード 1.5m」!
必要以上に太過ぎないので取り回しが楽ですよ。

スイッチ分解

軸受けは「ORGA 6mm軸受け 次世代用」を使用し
耐衝撃性の接着剤で固定しますが固まるまで数時間は必要です。
瞬間接着剤はその時は問題ないのですが使っていると振動で外れてくるのでお勧め出来ません。

ORGA 次世代用軸受け

軸受けの接着剤が固まったらシム調整です。

シム調整

必要な個所にグリスアップを行ったらメカボックスに各パーツを組込みます。
メカボックスを閉じてロアレシーバーに組込みグリップやバッファーチューブなどを組込みます。
配線はバッファーチューブ内に通して長さを調整しタミヤミニコネクターを付けます。

メカボックス組み上げ

モーターは東京マルイ製サマリウムコバルトモーターGAW製SBDを組込みます。

サマリウムコバルトモーター

チャンバー周りも一旦分解し洗浄等を行いチェックをしてから組み直しです。
初速を確認して全ての作業が終了となります。


  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:25Comments(0)次世代HK416、HK417

2018年12月16日

東京マルイ次世代HK416デルタ Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は先日発売された東京マルイHK416デルタカスタム ブラックのMagnusチューンをご紹介致します。
TANカラーは以前に発売されていましたが今回ブラックの発売を待って購入されそのままチューンを施します。
ブラックカラーで統一されたボディーは精悍さが際立ちますね!

HK416デルタ

それでは早速作業開始です。
フレームロックピンを外してアッパーとロアを分解します。

アッパーとロアを分解

次世代M4系はチャージングハンドルがメカボックス側に付いてきます。
チャージングハンドルとダミーボルト一式を外します。
メカボックスのピストンレール部の外側にアッパーのガタ止めパーツが左右にあるのでこれも外しておきます。

チャージングハンドル取外し

次にストックを引き抜きます。
このHK416の場合はレバー後方を下に引き下げながらストックを抜きます。
構造としてはレバーが下がるとストッパーピンが押し下げられてストックの調整や引き抜きが可能となります。

ストック取外し

次にLipoバッテリーを使える様にストックをミニコネ仕様にします。
詳しい方法は先日の「東京マルイ 次世代HK417 Magnusチューン」でご紹介しております。

ストック分解

これでLipoバッテリーが使用出来る様になりました。
純正バッテリーは使用できませんので両方使いたいという方は「NEOX Connector E-NEXT(次世代M4系・HK416・417Lipoコネクター)」をご利用下さい。

ストック Lipo化加工

次にバッファーリングを緩めます。
ネジロックで固定されているのでヒートガンでしっかりと暖めてからレンチを使って緩めます。
レンチと言えば先日「ORGA 鋼鉄バッファーリング レンチ」を発売致しました。
厚みがあり手になじむ形状でハンマーで叩いてもOKな1本あれば一生使えるレンチです。
是非持っておきたい工具です。

バッファーリング

配線カバーを外し、配線のハンダも外します。

配線カバー

配線をバッファーリングとプレートから抜いて、バッファーチューブを回して外します。

配線取外し

次にリコイルウエイトのオミット作業を行います。
リコイルは次世代の醍醐味なのですが、サバゲーなどで確実に狙いたい時にはリコイルがある事で集弾性が悪くなったりするのでオミットをするオーナー様も増えております。
バッファーチューブの後部をヒートガンで温めてから後部の蓋を外します。

リコイルウエイトオミット

蓋を外すとバッファーチューブ内にリコイルウエイトが入っていますので取り出します。

バッファーチューブ分解

リコイルウエイトを外すと純正スプリングガイドは使用出来なくなるので
以前はVer.2用のスプリングガイドを加工して使っておりましたがこっちの方が加工無しで楽ちんです!
しかも低価格なのでありがたいです。

スプリングガイド

先端にマイナスドライバーが使える溝があるのでしっかりと締め込む事が出来ます。
これでリコイルウエイトキャンセル作業は完了です。

スプリングガイド組込み

次にロアーレシーバーからメカボックスを取り出します。
とその前にグリップを外した時にアンビ機構のギアがあるので注意して外しておいてください。
マガジンキャッチとトリガーロックピンを外します。
セレクターレバーをSAFEとセミの中間にしてメカボの前側を上に上げます。
ボルトストップボタンを取ってから今度はメカボの後方を持ち上げる様にしてスプリングをかわしながらメカボックスを取り出します。

アンビ機構 連結ギア

最近のロットではセレクタープレートが変わりました。
矢印の部分に突起がある事で下の接点スイッチを確実に押せるようになりました。
このタイプのセレクタープレートになってから接触不良が極端に少なくなりました。

メカボックス

メカボックスを開けます。
メカボックス内のパーツを取りはずし洗浄します。

メカボックス内部

軸受けはORGA 6mm軸受け 次世代用を使います。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので「軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!」をご覧ください。

純正ギアは耐久性が・・・という方にはお勧めのギアです。

強化ギア

次にシム調整です。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますので「シム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!」をご覧ください。
そしてギアのグリスアップも行います。
ギアのグリスアップは「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用します。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。

シム調整

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセット次世代用を組込ます。

Magnusシリンダー

ピストンは耐久性向上の為SHS製 強化ピストン 次世代電動ガン M4/HK416対応を使用します。
最近このピストンの入荷が止まっております。
代替品と致しましてPROMETHEUS ハードピストン 次世代シリーズ New ver.2用をご利用下さい。

強化ピストン

ノズルは集弾性向上の為にでんでんむし次世代M4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。

でんでんむし次世代用

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップにはBREAKTROUGH BATTLE BORN ガングリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

シリンダー周り組込み

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
メカボックスを閉じてロアレシーバーに組込みます。

メカボックスパーツ組込み

次にメインスプリング(Magnusスプリング次世代用)を組込みバッファーチューブを取付けます。
Magnusシリンダー次世代用に入っているエンドキャンプですが向きが重要です!
凸側を前方向にして入れて下さい。
逆向きに入れるとリコイルウエイトのシャフトと干渉しピストンが下がりきらない不具合が発生します。

エンドキャップ

アンビ連結ギアやグリップを付けてたらモーターです。
ハイレートスプリング使用時には東京マルイサマリウムコバルトモーターがお勧めです!
もちろんスイッチ接点保護の為SBDもセットでお勧めです。

サマリウムコバルトモーター

配線をハンダ付けして配線カバー等を取付てストックも付ければテストドライブです。
駆動に問題無ければロアレシーバー周りは完了です。

ロアレシーバー周り組込み

次にチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。

チャンバー分解

インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。

Magnusバレル

今回気が付いたのですがチャンバーがリニューアルされていました。
ノズルが入る部分に真鍮のリングが入って補強されています。
これが入っていると現段階の最新バージョンという事になります。

次世代チャンバー

面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。

面HOP仕様

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行います。
基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。


  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 13:00Comments(0)次世代HK416、HK417

2018年11月17日

東京マルイ 次世代HK417 Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は東京マルイ製次世代HK417のMagnusチューンをご紹介します。

実銃としてのHK417はイラクやアフガニスタンにおいて、対テロリズム戦などでの7.62mmライフルの有用性が再評価されたことを受けて、ドイツのH&K社が5.56x45mm NATO弾を使用するHK416(HKM4)の口径拡大型(7.62x51mm弾使用)として開発されました。
ドイツ連邦軍など十数カ国の軍隊や警察組織の特殊部隊が用いる自動小銃もしくは選抜射手ライフル(マークスマンライフル)として採用されています。  

次世代HK417 本体

それでは作業を開始します。
フレームロックピン(F)を外しアッパーとロアを分解します。

アッパーとロアを分解

ストックはレバー前側を下ろしながら引き抜きます。

ストック取外し

この時に下ろし方が足りずに無理に引き抜くと端子が折れる事があるので注意して下さい。

コネクター端子

今回はLipoバッテリーを使用する為にストックのLipoバッテリーストックin加工を行います。
変換コネクターを使ってもLipoバッテリーは使用出来ますが接点不良が起きたり、通電ロスを考えるとこの方法がベストだと思います。
しかしこの加工を行うと純正バッテリーは使用出来ないので両方使われる方はNEOX Connector E-NEXT(次世代M4系・HK416・417Lipoコネクター)がお勧めです。
今回は加工法を少し丁寧にご紹介します。
まずはヒューズを外します。

ヒューズ取外し

次にバッテリー端子を固定している3本のネジを外します。

ストック本体端子

これでバッテリー端子が外せます。

ストック端子取外し

次にストック内に組込まれているスティック状の端子を引き抜きます。

端子引抜き

横からプラピンで固定してあるのでそれを抜きます。

コネクター端子分解

スティック端子を取り出したら配線をハンダ付け出来る様に表面処理を削り落とします。

表面処理削り

削ったっら、よりハンダ付けが強固になる様に溝を付けます。
普段はリューターを使いますが三角ヤスリや金属用弓鋸でも出来ます。

ストック溝加工

この様に表面を削った所に溝を付けます。
これによりハンダが取れにくくなります。

溝加工完了

その部分に配線をハンダ付けします。
その際に80Wクラスのハイパワーハンダごてを使用すると楽に付けられます。

配線ハンダ付け

端子をケースに戻します。
この時にハンダ付けした面は下側にくるようにして下さい。

ケース組込み

ストックに戻します。

ストックに組込み

バッテリー接点端子の改造です。
バラバラにして金属端子部は取りはずし樹脂のケース部だけ使います。
配線を通す部分を削ります。

バッテリ接点端子分解

ストックに組込みミニコネを取付てLipoバッテリーストックin加工は完了です。

Lipoバッテリーストックin加工完了

次にロア周りのチューンを行います。

ロアレシーバー分解

ストックパイプのコードカバーを外します。

ストック配線押さえ

バッファーリングを緩めます。

バッファーリング

配線のハンダを外し、配線をバッファーリングとプレートからカワしてストックパイプを回して外します。

配線外し

次にグリップを外します。

バッファーチューブ取外し

グリップエンドのネジを外します。

グリップエンド取外し

これでグリップエンドが外れます。
HK417にはサマリウムコバルトモーター標準搭載です!

サマリウムコバルトモーター

グリップを外したら連結ギアがあるのでこれも取り出します。
トリガーロックピンを抜けばメカボックスが取り出せます。

アンビ機構 連結ギア

次世代M4.HK416と共通のVer.2タイプの次世代専用メカボックスです。

メカボックス取出し

マルイのメカボックスを開けるにはトルクスのT10サイズが必要となります。
ORGAではWera製の物を使っています。
良い工具は長持ちでネジなども傷めにくいのでお勧めです。

TX10

メカボックスを開けます。
内部パーツも次世代M4やHK416とまったく同じです。

メカボックス

パーツ類を取り外し洗浄します。
軸受けはORGA 6mm軸受け 次世代用を使用します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので「軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!」をご覧ください。

軸受け

オーナー様のご希望でPROMETHEUS EGハードギア 次世代電動ガン用 強化純正トルクタイプを使用します。
少し価格が高いのですがやはり良いギアです。

PROMETHEUS EGハードギア 次世代電動ガン用 強化純正トルクタイプ

シム調整を行いグリスアップを行います。
ギアのグリスアップは「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリス」を使用します。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。

ガングリス

シリンダーはORGAチューンのど定番!
Magnusシリンダー次世代用を使用します。

Magnusシリンダー

ピストンも強化品のPROMETHEUS ハードピストン 次世代シリーズ New ver.2用を使用します。

ハードピストン

ノズルもロングレンジチューンには欠かせないでんでんむし次世代M4系用を使用します。
シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップにはBREAKTROUGH BATTLE BORN ガングリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

でんでんむし次世代用

これらのパーツをメカボックスに組込みます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。

メカボックス組込み

この部分の潤滑材も新しい「BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材 」を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。

ガンオイル

メカボックスをロアレシーバーに組込みグリップ等を取付けます。
スプリングはMagnusスプリング次世代用を使用します。
ストックパイプを取付けて配線を再度ハンダ付けします。
ストックも組込みます。

Magnusスプリング次世代用

スイッチ接点保護を手軽に可能にしたSBDの組込みを行います。

SBD組込み

モーターを組込んだらテストドライブを行いロア周りのチューンは完了です。

ロアレシーバー周り

次にフロント回りのチューンです。
チャンバーを分解します。

フロントチューン

インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。

Magnusバレル

面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。

DIMENSION HOP

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行います。
基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。

  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:50Comments(0)次世代HK416、HK417

2018年06月30日

東京マルイ 次世代HK417 アッパーレシーバー交換

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日のご紹介はは東京マルイ次世代HK417のアッパーレシーバー交換作業です。

こちらの銃、昨年ロアレシーバーを破損し交換しました。
その作業中に実はアッパーレシーバーの爪も破損している事が判ったのですがアッパーレシーバーの用意が無くとりあえずタイラップで応急処置^^;
チャーハンの辺りを見て頂くとタイラップが見えるかと・・・。

HK417

と言う訳で今回はアッパーレシーバーを用意し交換を行います。
まずはアッパーとロアを分解していきます。
いつもの様にフレームロックピン(F)を外しアッパーとロアを前後にずらして外します。
外したらチャンバー一式を抜き出しておきます。

レシーバー分解

左右のこの部分が破損しています。
この部分の爪が無いとアッパーが上下にガタつきます。
ですのでタイラップで縛って固定をしておりました。

アッパーレシーバー

これが今回用意したアッパーレシーバーです。
当たり前ですがこの様にちゃんと爪があります!

アッパーレシーバー

まずハンドガードを外します。
固定している2本のネジを外すとハンドガードが外せます。

ハンドガード取外し

次にガスチューブを前方向にずらしながら外します。

ガスチューブ

そしてバレルナットを緩めるのですがAR-15用レンチが使用出来ます。

バレルナット

そうしますとこの様にアウターバレルが外せます。
あとは逆の手順で新しいアッパーレシーバーにアウターバレル・ハンドガードなどを組上げていくだけです。

アウターバレル

今回はハイダー部で弾当たりをおこしているとの事で対処法としましてインナーバレルを長くします。
またこれにより若干低めだった初速も少しUPさせます。
純正インナーバレルは300mmと短いのでLEX05バレルの509mmをチョイスしそれをハイダー部までの長さ(450mm)でカットして使用しました。

インナーバレル交換

チャンバーの分解方法ですが後部のフックを細めのマイナスドライバー等で広げながら外します。

チャンバー分解

後部パーツが外せたらHOPダイヤルをずらしておきます。
HOPアームピンの固定用Eリングを外すと諸々外せます。

HOPアーム

次にインナーバレルを固定しているクリップを外します。

クリップ外し

マルイの銃全般に言えるのですがチャンバーパッキンがインナーバレルとチャンバーに癒着して外せない事があります。
無理に引っこ抜くとチャンバーパッキンが破損なんて事も起きます。
インナーバレルの根元辺りをドライヤー等で軽く温めるとグリスが溶けてインナーバレルが引き抜ける様になります。
この時にチャンバー自体はあまり温め過ぎない様に気をつけてください。
場合に因ってはチャンバーが溶けますので^^;

インナーバレル取外し

万が一チャンバーパッキンが破損した場合はこちらよりお求め頂けますのでご安心下さいね!

インナーバレルを長いLEX05バレルに組替えてハイダー部の弾当たりも解消されました。
アッパーレシーバーを止めていたタイラップも無くなり作業は完了です。



  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:40Comments(0)次世代HK416、HK417

2018年06月02日

東京マルイ 次世代HK416D Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は大人気機種、東京マルイ次世代HK416D Magnusチューンのご紹介です。

余りにも有名なHK416のお話を少し・・・。
HK416とはアメリカ陸軍が、H&K(ヘッケラー&コッホ)社にM4カービンの改修を依頼して開発された物で、M4カービンの独自改良版です。
銃身の長さに応じて複数のバリエーションが存在している他、本銃の発展型として7.62x51mm NATO弾仕様としたH&K HK417が開発されている。半自動射撃機能のみとした民間向け型も開発・販売されており、使用弾薬を.22LR(22口径ロングライフル弾)としたスポーターモデルもライセンスを所得した別会社により開発されて販売されています。
またドイツのH&K本社で生産されている他、H&Kのアメリカ現地法人であるH&K Defence USA社によっても生産・販売され、同社が生産、納入、販売しているものにはHK416Dの名称が付けられています。

HK416

それでは分解を開始致します。
フレームロックピンを外しアッパーとロアを分解します。



メカボに組込まれているチャージングハンドル等を外します。

チャージングハンドル

ストックを外します。

ストック

バッファーリングを緩めます。

バッファーリング

2本のネジを外し配線押さえを外します。

バッファーチューブカバー

配線のハンダを外します。

ハンダ

バッファーリングとプレートから配線をかわします。

配線

ネジを外しグリップエンドを外しモーターを取り出します。

グリップエンド

グリップ奥にあるネジを外してグリップを外します。

グリップ取外し

グリップで押さえられているアンビ機構用のギアがるのでこれを外します。

アンビ機構

マガジンキャッチとトリガロックピンを外します。

マガジンキャッチ トリガーロックピン

セレクターレバーをSAFEとSEMIの中間にします。
これでメカボの先端を持ち上げるとボルトストップが外せます。

メカボックス

続いてメカボ後部を持ちあげる様にして前側にずらしながらメカボを取り出します。

メカボックス

メカボを取り出したらボルトストップ機構を外します。
このネジを外すとスプリングが飛んでいくことがあるので注意です!
しかしもし無くしてしまっても大丈夫です!
ORGAで製作したORGA 次世代電動ガン用 ボルトストップ スプリングがございます。

ボルトストップスプリング

ボルトストップ機構を外したらメカボのネジを外します。
このネジはトルクスですのでTX-10のトルクスドライバーを使います。

TX10

メカボを開け内部のパーツを外します。
パーツクリーナーで内部を洗浄します。

メカボックス内部パーツ

軸受けはORGA 6mm軸受け 次世代用を使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますのでこちらからご覧ください。

軸受け

軸受けの接着剤が乾くまでの間にシリンダー周りを組上げます。
シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップのMagnusシリンダーセット次世代用を使用します。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はブログに掲載しておりますのでこちらよりご覧ください。

Magnusシリンダー

ピストンは耐久性向上の為SHS製 強化ピストン 次世代電動ガン M4/HK416対応を使用します。
こちらのピストンは歯の接着をお勧めします。
接着方法はこちらよりご覧下さい。

強化ピストン

タペットプレートは摩耗をしていたので新品に交換します。
でどこが摩耗するかと言いますと・・・詳しくはこちらをご覧下さい。
東京マルイ 純正タペットプレート 次世代M4系/HK416系/HK417/SCAR系

タペットプレート

ノズルは集弾性向上の為にでんでんむし次世代M4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。

でんでんむし

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。

シリンダー

シリンダー内のグリスアップにはBREAKTROUGH BATTLE BORN ガングリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

ガングリス

ギアは純正ギアを使用します。
洗浄しギアの摩耗等が無い事を確認して使用します。

純正ギア

続いてシム調整を行います。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますのでこちらよりご覧ください。

シム調整

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。

メカボックス組込み

この部分の潤滑材も新しい「BREAKTROUGH BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材 」を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。

ガンオイル

メカボを閉じたらタペットプレートスプリングを組込みます。
外から入れられるので楽ですね。
このスプリングも次世代電動ガン用 タペットスプリング M4/HK416/SCAR対応として販売しておりますので破損時や交換品としてご利用下さい。

タペットプレートスプリング

メカボをロアレシーバーに組込みます。
メインスプリングはORGA MAGNUSスプリング 次世代電動ガン用を使用します。

Magnusスプリング

次にオーナー様のご希望でバッファーチューブのリコイルウェイトを抜いてリコイルキャンセル作業を行います。
リコイルウェイトを外すとスプリングガイドが固定されなくなるので交換が必要です。
BIG-OUT BOS スプリングガイド 次世代M4/HK416/417専用を使用すると簡単です!

リコイルオミット

最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターとスイッチ接点保護を手軽に可能にしたSBDの組込みを行います。
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
今回はすでにSBDが既存モーターに組まれていたので移植を使用しました。

サマリウムコバルトモーター

テストドライブを行いロア周りは完了です。

ロアレシーバー周り

次にチャンバーを取り出します。
チャンバーの抜け防止のプレートを引き抜きます。

チャンバー取外し

チャンバーが抜けたら分解します。

チャンバー分解

インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。

Magnusバレル

HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに瞬間接着剤で接着します。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。

面HOP

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。

  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:40Comments(0)次世代HK416、HK417

2018年03月04日

東京マルイ 次世代HK416C Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は東京マルイ製次世代HK416C Magnusチューンの様子をご紹介させて頂きます。

実銃としてのHK416CはドイツH&K社が開発したHK416シリーズのショートタイプの銃です。
次世代HK416Cはリコイルも味わえて実銃同様機動性も良い為サバゲーマーには人気の1丁です。
安心のマルイ製ですので内部構造はお墨付きで箱出しでも楽しめますが、より遠距離射程を楽しめる様にMagnusチューンを施します。

HK416C

HK416Cフロント配線ですのでハンドガードの取外しから行います。
ハンドガード右側のレール部中央当たり(配線が出てる部分)をスライドさせます。



レール部が外れたらハンドガードを固定しているネジを外して、配線をハンドガード内に納めます。



ハンドガードを前方にスライドさせてハンドガード外します。



ジョイント部から配線を外します。

フロント配線外し

あとは普段通りにフレームロックピン(F)を外しアッパーとロアを分解します。



次世代M4系はチャーハンがメカボ側に残るのでバラバラにならない様に注意して外します。
ストックを引き抜きバッファーリングを緩めます。

リコイル

バッファーリングを緩めたらバッファーチューブを反時計回りに回して外します。
次世代416Cはスプリングガイドとウエイトが一体化しており次世代M4系やHK416D等とは構造が若干変わります。

スプリングガイド

次にグリップエンドを外してモーターを取出し、グリップも外します。

グリップ

次世代HKシリーズはアンビの為グリップ根元にアンビ機構用ギアがありますので無くさない様にして下さい。
組む時もこれを忘れると右側のセレクターレバーがブラブラになるので要注意!

アンビ

トリガーロックピンとマガジンキャッチを外します。

トリガーロックピン

これでメカボックスを取り出せます。
セレクターレバーをSAFEとSEMIの中間にしてメカボのフロント側を少し持ち上げ、ボルトストップとストックワイヤーガイドを外しておきます。
今度はメカボックスのリア側を持ち上げながら前方向にずらしすとメカボックスが取り出せます。

メカボックス取出し

メカボックスはM4やHK416D等と同じですが一点違う部分が・・・。

メカボックス

次世代HK416Cの特徴であるマガジンから電源を供給できるシステムがありその為にメカボックスの前部分に電源供給用の端子が付いてます。

マガジン接点

この端子を固定する為のネジ穴が開いてるのが416C用メカボックスの特徴となります。
というわけでメカボを開ける前にこの端子を外しておきます。

マガジン接点端子

次にボルトストップ機構を外します。
無くし易いこのスプリングはORGAで「次世代電動ガン用 ボルトストップ スプリング」として販売してますので無くした方や予備パーツとしてご利用下さい。

ボルトストップ

あとは普通にメカボを開けます。

メカボ内部画像

メカボ内パーツを外し洗浄してORGA 6mm軸受け 次世代用を組込みます。
軸受けの組込み方をYouTube動画にてUPしておりますので宜しければこちらよりご覧ください。

軸受け

ギアは耐久性抜群で精度も申し分ないJ-ARMAMENT 次世代電動ガン用 強化ギアセットを使用します。

強化ギア

続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シムの調整方法もYouTubeにて動画をUPしておりますのでこちらよりご覧ください。

シム調整

次にギアのグリスアップです。
ORGAにて取り扱いを始めましたBREAKTHROUGH BATTLE BORN ガングリスを使用します。
少量をギアの歯に筆等で塗り延ばして下さい。

ギアグリス

シリンダーは飛距離アップ効果のあるボアアップのMagnusシリンダーセット次世代用を使用します。
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はこちらよりご覧ください。

Magnusシリンダー

ピストンは耐久性抜群のSHS製次世代M4系用メタルピストンを使用します。
こちらのピストンは歯を接着してからのご使用をお勧め致します。
接着の方法はブログにてご紹介しておりますのでこちらよりご覧下さい。

SHS強化ピストン

ノズルは集弾性向上の為にでんでんむし次世代M4系用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。

でんでんむし

タペットプレートは摩耗していましたので交換致します。
東京マルイ製純正M4系用タペットプレート
タペットプレートが摩耗すると給弾不良の原因となります。
その話もブログにてご紹介しておりますのでこちらよりご覧ください。

タペットプレート

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
シリンダー内グリスもBREAKTHROUGH BATTLE BORN ガングリス を使用します。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。

シリンダー

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。

メカボックス内部パーツ 

この部分の潤滑材も新しい「BREAKTHROUGH BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材 」を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です

潤滑オイル

次世代M4系やSCAR系はメカボを閉じた後にタペットスプリングを入れます。
タペットプレートスプリングが破損したり紛失した場合はORGAにて販売しておりますのでどうぞ!

タペットプレートスプリング

次にオーナー様のご意向によりリコイルウェイトを取り外します。
バッファーチューブ後方のロックボタンを押しながらバッファーチューブ後部の蓋を回して外します。

バッファーチューブ分解

蓋を外しますともう一つあるのでこれも回して外します。

バッファーチューブ

これでリコイルウエイトを外せます。
この様にウェイトとスプリングガイドが一体化しております。

リコイルウエイト

ウェイトを外しますとスプリングガイドが無くなりますのでBIG-OUT BOS スプリングガイド 次世代 HK416C専用を使用します。

BOSスプリングガイド

この様にスプリングガイドを組んだら後部のパーツも組直してバッファーチューブ部は完了です。

スプリングガイド組込み

これでロア部分を組んでいきます。
メカボをロアに組込んでMagnusスプリング次世代用を入れてバッファーチューブも組込みます。
グリップも組付けます。

メカボックス組込み

最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターとスイッチ接点保護を手軽に可能にしたSBDの組込みを行います。
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。

サマリウムコバルトモーター

モーターを組込んで外した配線を繋ぐとテストドライブが可能に!
これでロア周りのチューンは完了です。

テストドライブ

次にフロント周りのチューンに入ります。
これもオーナー様のご希望でガスブロックを外します。
サイドのピンを外し下側からイモネジを外すと外れます。

ガスブロック

チャンバーをバラしHOPアームにORGA DIMENSION フラットHOPを接着します。
ORGA系バレルでしたら次世代M4/HK416等はカットする必要がなくそのまま使用出来ます。

面HOP

インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。

Magnusバレル

チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。

チャンバー 

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。

  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 12:10Comments(0)次世代HK416、HK417

2017年12月23日

電動ガン 東京マルイ 次世代HK416デルタカスタム Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は東京マルイ次世代HK416デルタカスタムのMagnusチューンのご紹介です。
つい先日同機種の耐久性向上チューンのご紹介をしたばかりですので分解方法はそちらをご参考にして下さい。
今回も前回同様リコイルオミットという事でバッファーチューブ内のウェイトを外しスプリングガイドを交換&加工して取り付けました。
耐久性向上チューンの記事はこちらです。



と言う訳でメカボを取り出した所からご紹介致します。



メカボを開けてパーツを全て外しパーツクリーナーで洗浄します。
パーツクリーナーはホームセンター等のカー用品コーナーで販売されています。



軸受けはORGA 6mm軸受け 次世代用を使用して耐久性UPです!
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。



シリンダーは飛距離向上の為ボアアップタイプのMagnusシリンダーセット次世代用を使用します。



ピストンはSHS製強化メタルTeethピストンを使用します。
このピストンを使用する際はピストンの歯を一旦外して接着をしてからご使用になる事をお勧め致します。



現時点では最高峰のノズルの一つでありますでんでんむし次世代M4系用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。



ここでお問合せの多いMagnusシリンダーセット次世代用の組込み方法を詳しくご説明させて頂きます。
下のシルバーのパーツは「ガイド」と言いましてそこにネジを差し込みます。
矢印部にネジロックを塗っておきます。



次にネジにプラスドライバーを合わせピストン内にガイドを差し込みます。
この時にガイドの上下とピストンの上下を合わせます。
平らな部分が下側になります。



そしてピストンヘッドを取付けます。



次に黒いハット状のパーツですがこれはスプリングを差し込む前に入れても構いません。
このパーツは「エンドキャップ」と言います。
ここでの注意はエンドキャップの向きで凸型が必ずピストンヘッド側(前側)になる様に組み込んで下さい。
逆に組み込みますとウェイトシャフトとぶつかりピストンが後退しきらずロックしてしまいます。
このパーツはM4系の場合、ウエイトシャフトがぶつかる構造になっているのでピストンヘッドを固定するネジを保護する役割を果たします。



次にシリンダーヘッドの組込み方もご説明します。
シリンダーヘッドは純正品を使用します。



そのままではエアー漏れを起こすので水道用シールテープを巻きつけます。



巻き数は4~5巻程度でOKです。



これをシリンダーに押し込みシリンダーからはみ出た部分はカッター等で切り取ります。



シリンダー内とノズルの差し込み口にグリスアップを行い組上げます。
シリンダー内のグリスはORGAではWAKO'S スーパーシ リコーングリスを使用しております!
これでシリンダー周りは完了です!



ORGAの軸受けを使用した場合スパーギアの下側の軸が長い場合がございます。
これが長いとセレクターレバー内側のカムと干渉しセレクタレバーの動きが鈍くなる場合がございます。
そんな時は削っちゃいましょう!
これも以前にブログにてご紹介しておりますので宜しければこちらよりご覧下さい



軸受けの接着が乾いたらシム調整とギアのグリスアップを行います。
シム調整のコツはYouTubeにて動画をUPしておりますのでこちらよりご覧ください。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しておりビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。



軸受け内、ピストンレールやタペットプレートレールなど摩擦が発生する場所はグリスアップを行います。
この時のグリスはシリコーングリスを使っています。
メカボ内パーツを組込みます。



メカボ閉じればメカボのチューンは完成です。



メカボをロアに組込みグリップを取付けます。
ここでスプリング差し込みますが先程もお話した通りここでエンドキャップを組込んでもOKです!
スプリングはMagnusスプリング次世代用を使用します。



バッファーチューブを組込みますがバッファーリングがはまるネジ山にネジロックを塗っておきましょう。
後々振動で緩んでバッファーチューブが回ってしまうトラブルを防いでくれます。



最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターとスイッチ接点保護を手軽に可能にしたSBDの組込みを行います。
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。



モーターを組込んでストックを付ければテストドライブが出来ます。
その際モーター位置調整も行いましょう!
これでロア周りのチューンは完了です。



そしてフロント周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。


チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。

初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。



前回も触れましたがこの銃やはりイケてます!
TANカラーフェチにはたまらない次世代ですね~!

  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:50Comments(0)次世代HK416、HK417

2017年12月10日

電動ガン 東京マルイ 次世代HK416デルタカスタム 耐久性向上チューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は東京マルイ次世代HK416デルタカスタムの耐久性向上チューン&リコイルオミットのご紹介です。

人気の次世代HK416シリーズにTANカラーが登場!
しかもデルタカスタムとの事で注目を浴びている1丁です。
でもデルタカスタムって何?と思われた方に解説を少々・・・。
米陸軍の特殊部隊である「デルタ・フォース」が使用しているHK416の仕様を東京マルイがリサーチを行い、「HK416 デルタカスタム」として再現した次世代電動ガンです。
特徴的としましてはガイズリータイプのハンドガードや、色調の異なるTANカラー5色のパーツが使われている事などが挙げられます。
TANカラー好きにはたまらない1丁ですね!



今回は分解方法を少し詳しくご紹介させて頂きます!
それでは作業開始です。
いつもの様にフレームロックピンを外しアッパーとロアを分解します。



メカボの上に乗っているチャーハン類を外します。
次にストックを外します。
この時に注意点がひとつ!
ストックのレバーではなくピン自体をしっかり握り下方向に引きながら①、ストックを後方にずらし②外して下さい。
レバーを使うとピンが下がりきらない場合があり端子を破損する事がございます。



端子のこの部分が破損するので必ずピン自体を引っ張りながら外しましょう!



次はバッファーリングを緩めます。
工具ですがLAYLAX 次世代M4 レンチがあると便利ですよ。



そしてバッファーチューブの配線カバーを外すのですが少し細目の+ドライバーでネジ頭を舐めない様に気を付けながら回して下さい。



カバーが外れたら端子のハンダ付け部分の配線を外します。



ハンダが外れたら配線をバッファーリングとプレートから抜き取ります。



これでバッファーチューブを反時計回りに回すとバッファーチューブが外れます。



バッファーチューブが外れたらリコイルオミット作業に入ります。
バッファーチューブのエンドキャップを外すのですがネジロックで固定してあるのでヒートガン等でしっかり温めてから回して下さい。



エンドキャップが外れたら内部のウェイトが取り出せます。



次はスプリングガイドの交換です。
純正品はウェイトのシャフトでグラつない様に支えられているので、ウエイトを外すとスプリングガイドだけではグラつき、最悪ピストンとぶつかりロックして動かなくなります。
そこでグラつかない固定されたスプリングガイドが必要になる訳です。



そのままでは回転止めの突起部分が干渉するのでグラインダー等で削り落とします。



これでOK!



そしてM5の皿ネジを用意ます。
長さは15mm程度あればOKです。
ネジをバッファーチューブ内から差し込みネジロックを塗布してスプリングガイドを組込みます。



これでウェイトシャフトが無くてもスプリングガイドがグラつく事はございません。
エンドキャップを締めてリコイルオミット作業は完了です。



次にメカボ内の耐久性向上チューンを行います。
グリップエンドのネジを外しモーターを取り出しグリップも取外します。



グリップを外した時にアンビ機構のパーツが出てくるのでこれも忘れず外して下さい。
組む時もこれを忘れると右側のセレクターレバーが効かなくなりますので注意して下さい。



そしてマガジンキャッチとトリガーロックピンを外します。



これでロアからメカボを取り出せるのですが取り出し方に少しだけコツがございます。
セレクターレバーをSAFEとSEMIの中間に合わせてメカボの先端を上に持ち上げます。
この時ボルトストップボタンが外れるので落とさない様にして下さい。



次にメカボ後部を持ち上げながら前方向にずらしていくとメカボが取り出せます。



メカボが取り出せたらメカボ内のチューンに取り掛かるのですが、ここで私が使用しているメカボを開けるドライバーを紹介します。
上からWera製トルクスドライバーT10
トルクスドライバーはT10とT8があると便利です。
Wera製の工具は精度が良いのでお勧めのメーカーですよ。

次はお馴染みのVESSSELのプラスドライバーP2サイズです。
所謂普通サイズのドライバーです。
VESSELは大衆向けの工具で値段も手ごろです。
このグリップ形状と質感が手にしっくりきて使い易いので使っています。
しかし先端部の摩耗が早いので3ヶ月程度で新品に交換をしています。

一番下がANEXIST 1590 +1×75 という細いプラスドライバー
このシリーズのドライバーはリカバリードライバーと言って「舐めかけたネジでも回せます」を売りにしています。
当然舐めてないネジは回せる訳で舐めやすい小さなネジには最適です。



上記の3種類があると次世代M4系メカボは開ける事が出来ます。
まず細いドライバーを使いボルトストップ機構のパーツを外していきます。
この状態ですとテンションが掛かっているのでネジを外すとスプリングは何処かへ飛んでいきます・・・。
ネジを少しだけ緩めたらスプリングのテンションを外し、それからネジを外しましょう!
もし飛んでいき無くしてしまった場合に備えORGAではこのバネ作りました。
ORGA 次世代電動ガン用 ボルトストップ スプリング
予備パーツともしてお持ち頂ければ安心ですね。



ボルトストップ機構のパーツが外れたらトルクスドライバーT10とプラスドライバーP2を使ってメカボを締めているネジを外しメカボを開けます。



メカボ内のパーツ類を外しパーツクリーナーを使って洗浄します。



次世代HK416での破損し易いメカボ内パーツを交換します。
耐久性向上の為に使うパーツはこちらです。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので宜しければご覧ください。
またシム調整のコツもUPしておりますのでご覧ください。
シム調整が終わったらギアにグリスアップを行っておきます。



ピストンを交換する為にピストンヘッドを取り外さなければなりません。
マルイ純正ピストンの場合は少し加工が必要となります。
ピストン先端部の中心を5~6mm程度のエンドミルで少しづつ削っていきます。



するとこの様にプラスネジの頭が出てくるのでこれを緩めていくとピストンヘッドが外せます。
エンドミルでなくても、とにかくホジホジしてネジの頭を出せればOKです。
多少不格好になってもご愛嬌って事で^^



ピストンヘッドを強化ピストンに組込みました。



各部グリスアップを行いメカボ内パーツを組込みます。



メカボを閉じます。



メカボをロアに組込んでバッファーチューブ等やグリップも組みます。
モーターはORGAチューンでは定番となってきている東京マルイサマリウムコバルトモーターを使用します。
トルクがEG1000の二倍と言う事で本当に気持ち良く回ります。
スイッチ接点保護の為にSBDも組込みます。
安価でスイッチ接点を守ってくれる頼もしいパーツです。



モーターを組込んだらロア周りが完成でテストドライブを行います。
ギアとピストンを交換しているので純正品とは違った駆動音がします!



今回はアッパー周りはそのままでチャンバー等のチェックのみですのでその様子は省略します。
初速測定やロングレンジ試射を行い今回のチューンは完了となります。

  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:20Comments(0)次世代HK416、HK417

2017年10月01日

東京マルイ次世代HK416D Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は東京マルイ次世代HK416D Magnusチューンのご紹介です。
今回のMagnusチューンの他にリコイルウェイトのオミットを行います。
バッファーチューブ内のリコイルウェイトを抜きますと次世代としての醍醐味である反動は無くなりますが銃がブレないので正確なシューティングが可能となります。
またピストンやギアへの負担も減り耐久性も向上します。
今回はその他にも普段はあまり触れない細かい部分のちょっとしたチューンのコツなどもご紹介します!



過去にも次世代HK416のチューンをご紹介しておりますので詳しい分解の方法はこちらよりご覧ください。



それではリコイルウェイトのオミット作業をご説明させて頂きます。



エンドキャップを外します。
ネジロックで固定されているのでヒートガン等で温めると簡単に回る様になります。



エンドキャップが外れると中からウェイトが出てきます。



ウェイトを外すと純正スプリングガイドは不安定になるので使用しません。
G&PスプリングガイドVer.2用のスプリングガイドの回転防止用の突起を削り落として使用します。



バッファーチューブの中側からM5皿ネジでスプリングガイドを固定します。
振動で緩まない様にネジロックも忘れずに!
エンドキャップを組めばリコイルウェイトのオミット作業は完了です。



次にメカボのチューンに入ります。
メカボを開けるのですがボルトストップ機構のスプリングを紛失し易いので注意して下さい。
紛失や破損した場合はORGAオリジナルのボルトストップ スプリングを販売しております。



メカボ内部のパーツを外してパーツクリーナーで洗浄します。
スイッチASSYも分解して洗浄・グリスアップを行います。
次世代M4系で多いトラブルはスイッチの横にある接点不良です。
スイッチを分解した際はそのトラブル防止で接点を調整します。
詳しい調整方法はこちらよりご覧頂けます。



軸受けは耐久性向上の為ORGA 6mm軸受け 次世代用を使用します。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので宜しければご覧ください。



軸受けの接着剤が固まったらギアのシム調整を行います。
スパーの下シムの厚さによりますが下側のギア軸がメカボから飛び出る場合があります。
そこが飛び出るとセレクターレバーの内側のカムと干渉し、セレクターレバーが回しづらくなる場合があります。



そこで下側のギア軸を削って短くします。
これで軸が飛び出る事はありません。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますのでご覧ください。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではWAKO'Sのビスタックという粘度が高いグリスを使用しています。
粘度が高いのでギアの回転でグリスが飛ぶ事を極力抑え短期間でのグリス切れを防ぎます。
グリスアップの方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
分厚く塗布しますとギアの回転に負荷になる他、シリンダー内に入り込むとピストンヘッドの滑りが悪くなり初速低下に繋がります。



シリンダーはボアアップのMagnusシリンダーセット次世代用を組込ます。
シリンダーヘッドは純正品を使用し気密を保持するためにシールテープをシリンダーヘッドの周りに巻いて押し込みます。
詳しくはブログにて紹介しておりますのこちらよりでご覧下さい。



ピストンはSHS製次世代M4系用ピストンを使用します。
歯は必ず接着をしてから使用します。
ピストンにMagnusピストンヘッドの組込みのですが詳しい組込み方はこちらよりご覧下さい。



ノズルは集弾性向上の為にでんでんむし次世代M4系用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。



タペットプレートが摩耗していたのでマルイ純正次世代M4系用タペットプレートに交換します。
社外品も出ておりますがマルイ製の場合は純正品がトータルで考えると一番だと思います。
摩耗に関しましてはグリスを塗る事でだいぶ防げます。
ちなみにタペットプレートが摩耗しますと給弾不良の原因となります。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
シリンダー周りを含めギア等メカボ内の外したパーツを組込みます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。

 

メカボをロアに組込みグリップも取り付けます。
スプリングはMagnusスプリング次世代用を使用します。



モーターはセミの切れが抜群で最近のカスタムでは常識となりつつあるサマリウムコバルトモーターを使用します。



ストック周りを組みモーターも組込めばテストドライブが可能です。
Lipo7.4vでMagnusスプリング使用時でも気持ちイイトリガーフィーリングです!
これでロア周りのチューンは終了です。



次にフロント周りに取り掛かります。
インナーバレルやHOP周りを分解します。



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
次世代M4系のチャンバーには無加工で取付けが可能です。
念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定し弾道が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着して下さい。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。



チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
今回は182mmで調整しました。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となり、屋外でロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。

  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 13:10Comments(0)次世代HK416、HK417

2017年06月04日

次世代HK416Dデブグル Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日は東京マルイ製次世代HK416Dデブグル Magnusチューンのご紹介です。

「デブグル」とはアメリカ海軍特殊部隊、通称「チーム6 DEVGRU」が使用しているHK416Dのカスタムモデルです。
この銃には、やはりドットサイト系を載せたいですね~!


こちらが東京マルイ製次世代HK416Dデブグルです!
基本はHK416Dですので非常に良い造りとなっています。



いつもの様に作業開始です。
次世代HK416は過去にもカスタム記事ブログに掲載しておりますので分解方法等はこちらよりご覧ください。



メカボを取り出して開けます。



メカボ内のチューン内容は下記の通りとります。
ORGA 6mm軸受け 次世代用
Magnusシリンダーセット次世代用
でんでんむし次世代M4用
SHS製メタル歯ピストン 次世代M4用を使用しましたがプロメテウス 次世代M4用 ハードピストンでもOKです!




メカボを閉じようとしたら配線を交換し忘れていた事を発見^^;
バッファーチューブ内にバッテリーを収納出来る様にする為、純正配線では短いのでテフロン配線に変更し長くしました。



バッファーチューブ内のウエイトを外し、配線を中に通す穴を設けVer.2用スプリングガイドを加工し固定しました。
詳しい方法はこちらよりご覧に頂けます。



メカボをロアに組込みスプリング、バッファーチューブを組込みます。
スプリングはMagnusスプリング次世代用を使用しました。



この様に配線をバッファーチューブ内に通します。



カスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターとスイッチ接点保護を手軽に可能にしたSBDの組込みを行います。
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
これでロア周りのチューンは終了です。



続いてチャンバー周りのチューンです。
チューン内容は下記の通りです。
Magnusバレル6.23mm 182mm
DIMENSIONフラットHOP



これらを組込み初速調整やロングレンジでの弾道をチェックし作業は完了となります。


  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:30Comments(0)次世代HK416、HK417

2016年12月11日

電動ガン 東京マルイ 次世代HK417D Magnus

ORGA AIRSOFT TAKAです。

ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。

本日は東京マルイ 次世代HK417DのMagnusチューンのご紹介です。

実銃としてのHK417はイラクやアフガニスタンにおいて、対テロリズム戦などでの7.62mmライフルの有用性が再評価されたことを受けて、H&K社が5.56x45mm NATO弾を使用するHK416(HKM4)の口径拡大型として開発されたものです。
使用弾の他、ハンドガードの固定用ねじが一つから二つに増やされているのが特徴となっております。
HK417Dの「D」とはH&Kのアメリカ現地法人であるH&K Defence USA社によっても生産されたものに「D」の名称が付けられています。



それでは作業開始です。



フレームロックピンを外しアッパーとロアを分解します。



ストックを外しバッファーチューブの配線カバーを外しバッファーリングも緩めます。



ハンダ付けしてある配線端子と配線を外します。
バッファーリングとプレートから配線をかわしロアからバッファーチューブを外します。



グリップを外してメカボを取り出します。
メカボはHK416・M4系と同じですね。



従ってメカボ内部パーツも共通です。



メカボ内パーツを外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けは耐久性向上の為ORGA 軸受け6mm次世代用を使用します。



続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。
方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。



シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセット次世代用を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用しシリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
詳細な組込み方法はこちらよりご覧ください。



ピストンはSHS製次世代M4用メタル歯ピストンを使用します。
こちらのピストンはメタル歯を本体と接着してからのご使用をお勧め致します。
詳しい接着方法はこちらよりご覧に頂けます。



ノズルは集弾性向上の為にでんでんむし次世代M4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。



シリンダー周りとギア等、メカボ内パーツを組み上げます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。



メカボを閉じロアに組込みます。
スプリングはMagnusスプリング次世代用を使用します。
バッファーチューブとグリップも組込みます。



次世代HK417はサマリウムコバルトモーターは標準搭載ですね。
これにスイッチ接点保護の為にSBDを組込みます。



SBDを取付けたモーターを組込みます。



ストックを加工しLipoバッテリーを使用出来る様に致します。
ヒューズを外し、端子部の固定ネジ3本を外して端子棒を取り出します。



端子棒にテフロン配線を直接ハンダ付けし配線の先にミニコネクターを付けます。
ストックをバッファーチューブに組込みます。
これでLipoバッテリーをストックに収納し、コネクターを繋げばテストドライブが出来、ロア周りのチューンは完了です。



チャンバーを取り出します。
HK417のチャンバーはHK416やM4系の物とは少し形が違います。
インナーバレルとHOP周りをバラします。



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
HOPラバーはHOPアームに接着し、ずれない様にします。



チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
これらを組み込んで初速の調整です。インナーバレル長で初速の調整を行います。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
今回はバレル長182mmで調整しました。
初速調整が終わったら室内での作業は終了となり、屋外でロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。


HK417に搭載する光学機器と言えばやはりスコープですよね!
各種スコープはこちらよりご覧下さい。


  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:55Comments(0)次世代HK416、HK417

2016年08月14日

東京マルイ 次世代HK416D DEVGRU電動ガン Axisチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

先に、先日12日にご報告しました、弊社Webshopのログイン障害の方、復旧致しましたので、ご連絡させて頂きます。
会員の皆様にはご不便お掛け致しまして大変申し訳ありません。
現状、通常通りORGA Webshopの方、ご利用頂けます。

また、弊社15日までお休みとなっており、営業再開の16日はこの連休で頂きましたご注文の発送に追われることが予想されます。量によっては、スタッフ総出で発送業務を行っても全てのご注文が16日中に発送できない場合も御座います。
発送は、ご注文頂いたタイミング順に対応しておりますので、連休明けのゲーム等で必要なパーツが御座いましたらお早目にご注文頂ければと思います。

本日は大変人気のある東京マルイ製次世代HK416D DEVGRUカスタムのAxisチューンのご紹介です。



それでは作業開始です。
フレームロックピン(F)を抜いてアッパーとロアを分解します。



バッファーリングをゆるめます。



配線カバーのネジを外しカバーを取ります。ハンダで配線を外します。



バッファーリング等から配線をかわしてバッファーチューブを外します。



グリップエンドのネジを外しモーターやグリップも取り外します。



マガジンキャッチやトリガーロックピンも外します。
グリップの根元にアンビ機構のギアがあるのでこれも取り外します。



メカボ前方を持ち上げながらボルトストップを外します。



セレクターレバーをSAFEとSEMIの中間にしてメカボ後方を持ち上げながら前にずらすとメカボが取り出せます。



これよりメカボ内のチューンを行います。




メカボを開けます。



メカボ内パーツを取り外しパーツクリーナーで洗浄します。
軸受けはORGA 6mm軸受け 次世代用を使用します
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
詳しい組込み方のコツはこちらよりご覧ください。



続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。



シリンダーはボアアップのMagnusシリンダーセット 次世代用を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
詳細な組込み方法はこちらよりご覧ください



ピストンも耐久性向上の為に次世代電動ガン M4対応 SHSメタルピストンを使用します。
このピストンはメタル歯の引掛りが弱い為接着をしましょう。
接着方法はこちらよりご覧ください。




ノズルは集弾性向上の為にでんでんむし次世代M4用を使用します。
先端の特殊形状が、チャンバー内に毎回同じ位置にBB弾をセットする事により
弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。



メカボを閉じます。



メカボをフレームに組込みます。
スプリングはAxisスプリング次世代用を使用します。



最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターとスイッチ接点保護を手軽に可能にしたSBDの組込みです。



ストックをLipoバッテリーが使える様に端子に直接テフロン配線をハンダ付けし、ミニコネクターを付けます。



ストックの左側にLipoバッテリーを収納出来るように干渉する部分を削ります。
これで左側はバッテリーを、右側はミニコネ端子を収納出来ます。
ストックをハメてテストドライブを行います。
モーター位置調整も行いロア周りのチューンは終了です。



続いてフロント周りのチューンです。




チャンバーを分解します。
インナーバレルはAxisチューンとの相性が良いMagnusHDバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ます。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。



DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。



これらを組み込んで初速の調整です。
初速は同じ条件の場合はインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。
今回はバレル長260mmで調整しました。
これで室内作業は終了し、ロングレンジ試射を行い弾道をチェックすればチューン作業が完了となります。



  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 19:07Comments(0)次世代HK416、HK417

2016年06月13日

東京マルイ 次世代HK416C Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。

本日は発売されて間もない注目の的である東京マルイ製次世代HK416C Magnusチューンのご紹介です。




HK416Cは前方配線なのでハンドガードを外します。このネジを外せばハンドガードは外す事が出来ます。



ガスチューブと配線のジョイントを外します。



ここから先はHK416Dと同じ方法で作業が出来ます。フレームロックピン(F)を外してロアとアッパーを分解します。



チャージングハンドルやダミーボルト周りを外します。



バッファーリングを緩めバッファーチューブを外します。



HK416Dと違いスプリングガイドがリコイルウェイトと一体になっているのがHK416Cの特徴です。
この構造ですとリコイルウェイトをキャンセルするのは難しいですね。



グリップやマガジンキャッチなどいつものパーツを外しメカぼを取り出しメカボ内のチューンを行います。


メカボ自体はHK416Dと同じですがマガジン用接点が固定されているネジ穴が追加されているだけですね。



ここの端子もHK416C独自のパーツとなります。
マガジン内にバッテリー収納が出来るマガジンを使用する時にここが接点となります。



ちょっと見づらいですが赤丸の奥に端子固定用のネジがありますのでこれも外しておきます。



メカボを開けます。



耐久性向上の為にORGA 6mm軸受け次世代用を使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。



続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。



シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセット次世代用を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
詳しいMagnusシリンダーの組み込み方はこちらに詳しく掲載しております。




ピストンはSHS製メタル歯ピストン次世代M4用を使用します。
このピストンは接着をしてからのご使用をお勧めします。
接着の方法等はこちらよりご覧ください。



ノズルは集弾性向上の為にでんでんむし次世代M4用を使用します。
先端の特殊形状が、チャンバー内に毎回同じ位置にBB弾をセットする事により弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。



メカボを閉じてメカボ内のチューンは終了です。



メカボをロアフレームに戻しMagnusスプリング次世代用を組みます。バッファーチューブも組み込みます。



グリップを付けモーターはセミのレスポンス向上の為に東京マルイサマリウムコバルトモーターとスイッチ接点保護の為にSBDを組み込みます。



これで外した配線を一旦取り付ければテストドライブが可能です。モーター位置の調整も行いセミ・フルと快調に動いています!



次はフロント周りのチューンに入ります。


チャンバーをばらしバレルやHOPを取り出します。



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ます。こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。



DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です



HOPとインナーバレルをチャンバーに組み込んでアッパーとロアを組み上げ初速調整です。今回はインナーバレル長195mmで調整しました。



初速が決まれば室内での作業は終了です。
ロングレンジ試射を行って弾道等のチェックをしてチューンは終了となります。


  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 13:24Comments(0)次世代HK416、HK417

2016年06月11日

電動ガン 東京マルイ 次世代HK416D修理

ORGA AIRSOFT TAKAです。

ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。

本日は2年ほど前にMagnusチューンを施した東京マルイ次世代HK416Dの修理内容のご紹介です。




分解やカスタムの様子は過去記事のこちらよりご御覧頂けます。


今回は動かなくなったとの事で持ち込まれました。
バッテリーを繋いで回してみるとギアは回って様子でガラガラと異音がしてるがピストンは動かない状態でした。
ピスクラかギアクラッシュであろうと予想し内部を開けました所、ピストンが動かない原因はピスクラでした。
メタル歯が本体から外れていました。接着はしていても二年以上使用しているとやはり壊れる時は壊れますね^^;
新品のSHS製メタル歯ピストン次世代M4を再度組み込みです。
もちろん歯の部分は接着してます。接着の様子はこちらでもご紹介しています。



こちらのセクターギアも歯が一か所欠けていました。一枚程度の歯欠けでは動かない原因ではないですが、もちろん新品のギアに交換します。



その他はMagnusピストンヘッド用Oリングタペットプレート次世代M4用を交換致しました。
全て組直し初速をチェックしました。ロングレンジ試射に持っていき弾道をチェックしたら完成です。

  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 15:00Comments(0)次世代HK416、HK417

2016年05月23日

東京マルイ次世代HK416Dデブグル電動ガン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

昨日のサバゲーはどうでしたか?天気も良く最高のサバゲー日和だったのではないでしょうか?
弊社の方も季節柄、電動ガンのカスタム依頼や修理などの依頼が冬場に比べると圧倒的に多くなって来ております。
特に、役2ヶ月ほど在庫を切らしておりました、ORGAカスタム定番のメタルピストンが大量に再入荷した事から、お待ち頂いておりましたカスタム作業に日々終われております。。

先日入荷しましたメタルピストンですが、取り急ぎ第1便として200個くらいしか無く、既に残80個程になってしまっておりますが、6月中旬過ぎには、3000個程入荷する予定ですので、暫く大丈夫そうです。

メタルピストンはこちら

さて、本日は、大変人気のある東京マルイ製次世代HK416DデブグルのMagnusチューンのご紹介です。




それでは作業に入ります。フレームロックピン(F)を外しアッパーとロアをばらします。



チャージングハンドルやブローバックシステムを外します。



バッファーリングをレンチを使って緩めます。
次世代M4系用レンチはこちらです。



配線カバーのネジを外しカバーを取ります。



端子のハンダを外し配線を外します。



バッファーリングとプレートから配線をかわし、バッファーチューブを取ります。



グリップエンドのネジを外しモーターを取り出し、グリップも外します。



矢印の歯車がアンビ機構に連結しています。
HK416はこの機構があるので電動ガンM4用グリップには変更出来ません。
かならず次世代HK416用のグリップを使用して下さい。



マガジンキャッチ・トリガーロックピンを外します。



セレクターレバーをSAFEとSEMIの中間にし、メカボの前側を上げボルトストップを外します。



続いてメカボ後方を持ち上げながら前方向にメカボを取り出します。



これでメカボが取り出せました。

次にメカボのカスタムに入ります。




メカボを開けます。
ここで使われているシリンダーは加速ポート付きシリンダーになります。
FULLシリンダーと加速ポート付きシリンダーの違いにつきましてはこちらでご説明しております。
メカボ内パーツを取り外しパーツクリーナーで洗浄します。



軸受けは耐久性向上の為、ORGA次世代用軸受けを使用致しました。
軸受けの組込み方のコツはこちらよりご覧頂けます。
続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。
方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、
そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗り延ばしましょう。



今回はバッファーチューブ内に配線を通すのでそのままでは短い為テフロン配線に交換します。
テフロン配線はこちらです。



シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセット次世代用を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。



ピストンは耐久性向上の為にSHS製次世代M4用メタル歯ピストンを使用します。このピストンは歯と本体の接着をお勧めします。
詳しくはこちらよりご覧下さい。



ノズルは集弾性向上の為にでんでんむし次世代M4用を使用します。
先端の特殊形状が、チャンバー内に毎回同じ位置にBB弾をセットする事により
弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



メカボにカットオフレバーやセレクタープレートを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。そしてメカボを閉じます。



メカボをフレームに納めます。



続いてバッファーチューブの加工に入ります。


バッファーチューブの蓋を緩めます。ネジロックで固定されているのでヒートガン等で温めると簡単に回ります。



蓋を取るとウェイトが外せます。



真ん中のネジを外してバッファーチューブ後方の端子を外します。



配線を通す穴を開けます。ORGAではフライス盤を使って開けています。



円形でも配線を通すだけなので大丈夫なんですが、配線に負担が掛からない様に細長い穴を明け、角は面取りしておきます。



純正スプリングガイドはウエイトから出ているステーに差し込む様になっているので、ウェイトを外すとスプリングガイドが固定出来ません。そこで従来電動ガンVer.2用のスプリングガイドを使用します。
今回はG&P製Ver2用スプリングガイドを使用しました。



バッファーチューブに干渉するので耳は切り落とします。



M5の皿ネジをでバッファーチューブ内からスプリングガイドを固定します。



これでスプリングガイドがしっかり固定出来ました。



スプリングはMagnusスプリング次世代用を使用します。
バッファーチューブを組みこみます。



配線はこんな感じでバッファーチューブ内に通します。
長さを合わせ先端にミニコネを付けました。
これでバッファーチューブ内にLipo7.4vスティックタイプが入ります。



モーターはセミのレスポンスが抜群の東京マルイサマリウムコバルトモーターを使用します。
スイッチ接点保護の為にSBDも組込みます。



これらを組み込んでテストドライブです。
Magnusスプリングを組み込んでもサマリウムコバルトモーターのおかげでセミの切れは抜群です!
SBDも組み込んでるのでスイッチ接点の焼けも気になりません。



フロント周りのチューンに入ります。




チャンバーをバラします。
インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ます。こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。



DIMENSIONフラットHOPをHOPアームに接着します。接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。



バレルとHOPをチャンバーに組込みHOPを掛けていきHOPが水平に降りてきてるかチェックをします。HOPアームのの精度に因ってHOPが水平になってない場合があるのでお気をつけ下さい。
これらを組込みアッパーとロアを組んで初速チェックです。流速の場合はHOPを掛けていくと初速が上がるのでこれを考慮し初速を決めましょう。今回はバレル長190mmで調整しました。
ロングレンジ試射を行いカスタムは終了となります。

ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。
  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 10:19Comments(0)次世代HK416、HK417

2016年03月28日

次世代HK417電動ガン Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

ORGA 電動ガンカスタムに関して
ORGAでは電動ガン、ガスブロ、トレポンなど日々カスタム作業に従事しています。
簡単ではありますが、カスタムについてのページを作成しておりますので、ご覧ください。

今回は東京マルイ製次世代HK417のMagnusチューンのご紹介です。



いつもの様にフレームロックピンを外してアッパーとロアを分解します。



次世代M4系は全てチャージングハンドルやダミーボルトの部分がばらけやすいので気をつけましょう。
バラバラになると元に戻すのが大変ですので^^;



まずストックを外すのですがレバーの先端部を下にレバーを下げながら外して下さい。
しっかり下げながら外さないと端子が破損する可能性があるので気をつけましょう。



バッファーチューブの配線カバーをネジを2本緩めて外します。
配線のハンダを外してバッファーリングも緩めます。
画像にはありませんがバッファーリングとプレートから配線をかわしてバッファーチューブを緩めて外します。



次はグリップ周りを外します。
グリップエンドのネジを外しモーターを取り出しグリップを外します。



グリップが刺さる部分に歯車があるのですが、これがアンビ機構をになります。
アンビ機構の歯車はグリップで固定されています。
HK416DとHK417はこのアンビ機構があるので通常のグリップは使用出来ませんのでご注意下さい。
トリガーロックピンを外してボルトストップを外してメカボを取り出します。



メカボ自体は次世代M4や次世代HK416と共用です。



メカボを開けます。



軸受けは耐久性向上の為にORGA次世代用軸受けを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。



シムはスパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、
セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
高粘度グリスですのでギアの回転によりグリスが飛んでグリス切れになるのを最大限に防いでくれます。
方法はビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、
そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗りましょう。



ピストンは耐久性向上の為にSHS製次世代M4用ピストンを使用します。
このピストンはメタル歯なので歯自体は固いのですが、本体に固定するツメの引っ掛かりが小さい為に破損し歯の部分だけが後ろ側に抜け出てしまいます。
そこで接着をして補強が必要です。
詳しくはこのブログでご紹介しておりますのでご確認下さい。



シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセット次世代用を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。
この工程もブログにありますのでご参照下さい。



ノズルは集弾性向上の為にでんでんむし次世代M4用を使用します。
先端の特殊形状が、チャンバー内に毎回同じ位置にBB弾をセットする事により
弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばします。
シリンダー周りを組み上げます。
ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



メカボにカットオフレバーやセレクタープレートを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。



メカボを閉じます。
この状態でテスターでトリガーを引き通電確認をしておくと、フレームに組んでから通電しない等のトラブル回避が出来ます。



フレームに組込ます。
スプリングはMagnusスプリング次世代用を使用します。
バッファーチューブ周りやグリップ等を組みます。
HK417はサマリウムコバルトモーターを標準搭載ですのでハイレートスプリングでもストレス無く引く事が出来ます。



次にストックにLipoバッテリーを使用出来る様に加工します。
コネクター端子部を全て外してストック端子に直にテフロン配線をハンダ付けし、ミニコネクターを付けます。



これで左側のスペースにLipo7.4vのスティックタイプが収納出来ます。
次世代では各パーツの耐久性の問題で11.1vのバッテリーは使用しない方が良いです。
これでテストドライブを行います。



次にチャンバー周りのカスタムを行います。
チャンバーを外しHOP周りとインナーバレルを外します。



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑えます。
それにより弾道が安定します。



面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
ラバーのカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ます。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けます。
これに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。



ラバーは接着して使用します。
これより使用中にラバーがずれて事を防ぎます。



これらを組み込んで初速調整を行い室内での作業は終了となります。
ロングレンジ試射を行い弾道をチェックしカスタムは終了です。

  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 09:08Comments(0)次世代HK416、HK417

2016年01月18日

電動ガン VFC HK416C Magnusチューン

ORGA AIRSOFT TAKAです。

本日日中にTERUの方が、CELOCIUS AKM に関しましての記事をUPさせて頂いておりますので、気になっているお客様はAKMの記事もご覧ください。

さて、本日はVFC製HK416CのMagnusチューンのご紹介です。



それでは作業に入ります。
ハンドガードを外す為にフロントサイトを外します。
マイナスドライバーで軸部分のネジを外すとフロントサイトは外れます。



配線のT型コネクターをハンダで外します。
ハンドガードを固定しているボルトを外すとハンドガードが外れます。
続いてフレームロックピン(フロント)を外しアッパーとロアを分解します。



作業の邪魔になるのでストックは外しておきます。
今回はストックパイプは外さなくても大丈夫なのでそのままです。
モーターやグリップを取り外します。



ボルトストップ、マガジンキャッチ、トリガーロックピン、フレームロックピン(リア)を外します。



これでメカボが取り出せます。



メカボを開けます。



メカボのパーツを外しメカボ等を洗浄します。
軸受けは耐久性向上の為、ORGA SUS軸受け8mmを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らない場合や斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。



ギアはセミの切れを重視し通常のピストンが使用可能なCORE製100:300強化ギアを使用します。
給弾不良対策の為セクターチップも組込みます。



続いてシム調整です。
シムはスパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
スパーのクリアランスは0.05~0.1mm程度、セクターとベベルは0.05~0.2mm程度でも大丈夫です。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。



次にギアのグリスアップです。
ORGAではギアのグリスはWAKO'Sビスタックという高粘度グリスを使用しております。
ビスタックをギアの歯の部分に少量吹き付け筆で薄く延ばします。
中華銃のメカボを開けるとグリスがギアの辺りにドバっと付着している事がありますが、
そういうグリスの塗り方は返ってギアの回転の負荷となりますのでキチンと塗りましょう。



シリンダーはボアアップのMagnsuシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダー内のエアー量が増えますと飛距離アップに繋がります。
Magnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。

ピストンは耐久性向上の為にJA製14歯メタルTeethピストンを使用します。
ハイレートスプリングにはメタルTeethピストンの組み合わせがベストです。
弱いレートのスプリングではさほど負担が掛からないのでプラTeethのピストンでも大丈夫ですが、高いレートのスプリングを使用する場合は耐久性のあるメタルTeethのピストンを使用しましょう。
このピストンは耐久性とコストパフォーマンスに優れ、14歯となっており、通常のサイクルでもハイサイクルでも使用が出来ます。
ピストンを交換した際はメカボ内でピストンが負荷なく動くか確認が必要です。



ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
先端の特殊形状が、チャンバー内に毎回同じ位置にBB弾をセットする事により弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。



VFC製のタペットプレートは強度が弱く破損する事があるのでGUARDER ガーダー Ver.2 タペットプレートに変更致します。
GUARDERのタペットプレートは強化タイプですので耐久性があり、精度も良いです。
これでシリンダー周りを組み上げます。



メカボにカットオフレバーやセレクタープレートを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ギアの軸、ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ずグリスを塗りましょう。
スプリングはMagnusスプリングを使用します。
VFCのスプリングガイドはベアリング部の厚さがあるのでスプリングに因っては引ききれない場合がございます。
その場合はベアリング部を取り外すか、別のスプリングガイドに交換される事をオススメ致します。



メカボを閉じます。



メカボをフレームに組んでグリップやモーターを組み込みます。
この状態で一旦端子をハンダ付けしテストドライブです。
モーター位置の調整もここで行います。
問題なく駆動しましたのでマガジンキャッチやボルトストップを組んでロア周りは完了です。



次にチャンバーを取り出してフロント周りのチューンです。



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え弾道が安定します。



HOPは面HOPの電気なまず「辛口」を組込ます。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けます。
これに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。



これでチャンバー周りを組んで初速調整です。
初速調整はバレル長で調整します。
今回は170mmで決定です。
チャンバーパッキンですが純正ではなく、他社のパッキンに交換した場合、初速が不安定になる事があります。
その場合は純正パッキンに戻してお試し下さい。

室内の作業が終わったらロングレンジ試射を行い弾道チェックで作業は終了です。


  


Posted by ORGA AIRSOFT  at 21:14Comments(0)次世代HK416、HK417

プロフィール
ORGA AIRSOFT
ORGA AIRSOFT


GunMechanic
ORGA Brand Produce

ORGAにレシピは不要。
PlayerのStyleで銃のセッティングが異なるからであり、それがPlayerの「ONE」となるからである。


OurContents

# ORGA WebShop

# ORGA Overseas

# ORGA TV

# ORGA FaceBook

■■■■■■■■■■
About us
ORGA AIRSOFT

所在地
〒202-0014
東京都西東京市富士町
4-1-13

Contact
[email]
orga@orga-inc.jp

[tel]
0424-46-8095

[営業時間]
13:00pm~18:00pm
17:00以降は電話にでれない場合があります。
[定休日]
日曜・祝日
土曜は臨時休業する場合があります。

■■■■■■■■■■

BLOGカテゴリー
ORGA日記 (747)
INOKATSU (24)
RA-TECH (3)
WE-TECH (20)
VFC (18)
Prowin Mag (2)
次世代M4 (20)
M4,16 (53)
HK416 (9)
M14 / EBR (20)
89式 (5)
P90 (1)
MASADA (15)
Magpul PDR (6)
MP5 (19)
AK / RPK (29)
PDW (8)
SR25 (7)
SR47 (3)
L85 (3)
M249&M60系 (17)
JP Rifle (2)
GALIL (3)
H&K G36C (1)
SIG (5)
L85A1 (R85) (1)
SCAR (2)
ppsh41 (1)
L1A1 (2)
ClassicArmy (2)
VFC (25)
KRYTAC (11)
SRC (2)
G&G (10)
ARES (12)
ICS (2)
HK416 (1)
FTW (1)
Mk12 (3)
G&P (2)
KWA (1)
ICS (1)
LCT (4)
SIG (2)
最近の記事
過去記事
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 313人
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
※カテゴリー別のRSSです
ORGAへmail




































画像付き最新記事